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競馬の楽しみ方~番外編★ (ジャパンカップと有馬記念の立場が逆転する!?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. ジャパンカップと有馬記念の立場が逆転する!?

    天皇賞を制したイクイノックスが有馬記念参戦表明

    天皇賞・秋を制し、晴れてGⅠ馬の仲間入りを果たしたイクイノックス
    大逃げを決めたパンサラッサを1頭だけ違うスピードで追い込む豪快な走りを披露した。
    この勝利で長らく続いていたGⅠでの1番人気連敗記録止めることとなったわけだが、強豪の古馬を一蹴したことでさらにこの馬の評価が高まったのは言うまでもない。
     
    イクイノックス
    ▲ 天皇賞・秋を制したイクイノックス


    そして、気になるイクイノックス次走だが、暮れのグランプリ・有馬記念に向かうことが所属するクラブから発表された。
    一時は「順調ならジャパンカップ」という話もあったものの、状態面を考慮し間隔を空けるという判断に至ったようだ。
    デビュー時から疲れの溜まりやすいタイプだっただけに、この選択は妥当なところと言えるだろう。
     
    ただ、昨年までだったら簡単にこのような判断にはならなかったかもしれない。と言うのも、今年から有馬記念の賞金が1億円増額され、日本国内最高賞金のジャパンカップと同額4億円に設定されたのだ。 

    『経済動物』とも言われる競走馬だが、どちらも勝てる見込みがあって4億円と3億円の選択肢があったら、誰しもが迷わず4億円の方を選ぶだろう。 

    また、有馬記念の行われる中山競馬場はトリッキーで「紛れが起こりやすいコース」だ。 
    純粋に力を出し切れやすい東京コース(ジャパンカップ)との比較でも、有馬記念が敬遠される傾向が近年は強かった。

    比較はジャパンカップだけではなく、12月中旬には香港で国際競走(香港カップ・2000m、香港ヴァーズ・2400m)があり、そこも賞金は高く、かつ勝算も見込めるため、そこを選択肢にする馬も昨今増えてきている状況でもあり、ここ最近より有馬記念の価値が薄れている状況ではあった

    そんな中でのイクイノックスが早々に有馬記念参戦を表明したことは、年末の大一番に相応しい馬たちが集まり、盛り上がってくれる=売上が上がることが一番の目的だから、JRAとしても賞金を増額した甲斐があったというものだろう。

    現状の予定レベルではあるが、菊花賞を勝ったアスクビクターモア、凱旋門賞帰りの宝塚記念勝ち馬タイトルホルダー、復活を期す前年チャンピオンのエフフォーリアなども有馬記念参戦を表明しており、実現すれば新旧のクラシック勝ち馬が集まることになる。
    間違いなく、今から機運は高まってきている。
     


    ジャパンカップの冴えないレベルの登録馬

    …有馬記念の話ばかりになってしまったが、一方のジャパンカップがちょっと心配になってしまう状況になりそうだ。

    もしかすると1番人気がGⅠ未勝利のダノンベルーガ(前走・天皇賞秋3着)になってしまうのではないか?という、なんとも冴えないレベルの登録馬の顔ぶれ。

    天皇賞秋5着のシャフリヤール、上がり馬ヴェラアズールあたりが上位になり、あとは外国馬がどこまで評価を得るか…という、戦前の予想となっているのだ。

    3冠牝馬デアリングタクトも登録はしているが、エリザベス女王の負け方と間隔の詰まったローテでもあるため協調材料は乏しい状況。
    最悪、GⅡに毛が生えたようなメンバーレベルにもなってしまいかねないだけに、今年になってジャパンカップと有馬記念の立場が大きく逆転してしまいそうなのである。
     
    「こんな状況ならジャパンカップにしておけば良かった…」と思う、有馬記念出走予定陣営も居そうだが(笑)、この賞金増額によって今後秋の古馬路線がどのように変わっていくかは、とても興味深いものである。 
      
    大した外国馬も来ない、日本馬も集まりづらくなり…と、国際GⅠとしての存在価値を無くさないようにだけはしてもらいたい。
    賞金だけでなく、昨今の競走馬の調整方法に合わせ、ゆとりあるローテーション(開催時期)の再考なども近い将来、考えないといけないのかもしれない。


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無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/05/05

ケイバ@(KEIBA@)という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証するケイバ@(KEIBA@)の無料予想(無料情報)は、2024/05/05の新潟11Rで提供された買い目である。

ケイバ@(KEIBA@)という競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ ケイバ@(KEIBA@)の無料予想(2024/05/05)

推奨:馬連orワイド5頭BOX
結果:1-13-16

ケイバ@(KEIBA@)無料予想(無料情報)だが、勝った16ヤマニンバルサムは、前走が10着であったことで嫌われたかもしれないが、その前走は休み明けで太め残りであったことは数字も示していた。
つまりは叩き台の一戦で度外視出来たもの

当然ここは叩いて変わってくることは予想できた筈であるし、陣営の思惑通りに体も絞れてきていた。
さらには、開催2週目にして早くも内が一気に荒れてきた芝コースで今回大外を引いたのであれば、芝の状態がいいところを走れるのが見込まれていたの。
3走前はOP勝ち、2走前は重賞勝ち、ともに芝2000mを1分58秒台で走れていた。
前走で2分を切れなかった競馬であったことも復調途上を示していた。

先行馬なだけにマークされる可能性もあったが、前走の敗因でマークは相当に緩くなることも予想できた。

これだけ条件が好転しているのに、何故推奨しない?

ケイバ@(KEIBA@)が提供したレース

3着の1ヨーホーレイクは、一昨年の1月にG2の日経新春杯を勝っていた馬。
その後、屈腱炎を患い長期の休養を強いられたが、復帰戦の前走「金鯱賞(G2)」が強力メンバー相手に重め残りの体で3着。
金鯱賞を勝ったプログノーシスは、先週の香港G1クイーンエリザベス2世Cを2着、2着のドゥレッツァは菊花賞馬だ。

そんなメンバーの中、屈腱炎での休み明け3着、つまりはG2あたりなら普通に通用する力がある馬だったのだ。59kgでもだ
また、トップハンデ59kgはハンデキャッパーの評価も高かった証左。
正直59kgはハンデ戦においては酷量、それを承知で使ってくるのだから当然仕上がっていると判断しなければいけなかったのだろう。

そして、一昨年の日経新春杯を勝った時も中京の左回り。
叩いた上積みも加味でき、前走以上が期待できたはず

実績、底力は明らかの最上位。
これらの要素を軽視したのは軽率であった。



2024/05/05

マイルスという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

マイルスという競馬予想サイトだが、既に1ヶ月かけて無料予想の長期検証した検証結果は出ており、的中率55%(馬単、馬連、ワイド)の、回収率は31%
収支結果はマイナス−12万 3300円となった。

マイルスはしばらく前に検証した競馬予想サイトで、競馬検証.comではとっくに「悪評価」が付いているのだが、ここ最近になってまた「解体新書」や「競馬戦線」といった集客サイトで客集めをしているようだ。
そこで競馬検証.comでも久々に予想を検証することにした。

5/4(土)馬単ガミ馬連不的中
5/5(日)2券種とも不的中となった。

今回検証するマイルスの無料予想(無料情報)は、2024/05/05の京都7Rで提供された買い目である。

マイルスという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ マイルスの無料予想(2024/05/05)

券種:馬単BOX
結果:6→4

今回、馬単、馬連の2券種公開であったが、何故買い目の組み合わせがかけ離れているのか意図が不明である

馬単では6・モズアンタレスが抜けて不的中。
馬連では4・サクセスアイ抜けて不的中。

この2つの買い目を比較することになるが結果的には「縦目」。
ただ、一方では推奨し、他方では推奨しないのは何故か?

率直に言って外れ方が見苦しい

異なる買い目を出しておけば、あわよくばどちらかが的中するという考えだったのかもしれないが、両方不的中ではお話にならない。
ユーザー目線で見ても「何故、馬単、馬連、両方買わなければならないのだろう?」となる。

確かにメンバー的に休み明けあり、初芝ありと不確定要素が多かった組み合わせではあったが、それならそれで、その要素を網羅すれば的中につながったのではないか?

頭数が手頃なレースであっただけに、どちらかの券種に絞って手を広げていれば的中となっていただろう。
運任せではなく、もう少し推奨馬の意図を感じさせる買い目の公開を今後は心がけるべきだろう。