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期待の新種牡馬が続々
高評価のドゥラメンテ産駒とキタサンブラック産駒
今年の日本ダービーが終わり、先週から来年の日本ダービーを目指して2歳戦がスタートした。
ここ数年の実績を踏まえ、全体的にドゥラメンテ産駒の評価が高い。
昨年までのタイトルホルダー、スターズオンアースの活躍に加え、今年さらにリバティアイランドが牝馬2冠、シャンパンカラーがNHKマイルCを制覇。
春だけで産駒GⅠ3勝だから、これからのさらなる活躍の期待は言わずもがな。
そんなドゥラメンテは一昨年に急逝した。
残された世代は今年と来年の2世代のみであり、残された馬たちに掛かる期待はより高まっている状況でもある。
今世代で生を受けたドゥラメンテ産駒は120頭。
ここからまた大物登場となるか、1年間楽しみである。
また、同じくして評価急上昇なのがキタサンブラック産駒だ。
活躍馬について言うまでもないが、GⅠ3勝のイクイノックスに、今年の皐月賞を制したソールオリエンスと、こちらも各世代でGⅠ馬を輩出。
種牡馬デビュー当初はやや微妙な評価ではあったが、現役と同じように、デビューして徐々に実績を作り上げてみせた。
スピードとスタミナを兼ね備えたバランスタイプ、良血牝馬との組み合わせも多く、イクイノックスを超える存在の輩出も期待できるのではないだろうか。新種牡馬にも注目
そんな実績種牡馬に対し、今年デビューとなる新種牡馬にも注目が集まっている。
・レイデオロ(2017年日本ダービー)
・スワーヴリチャード(2019年ジャパンC)
・ブリックスアンドモルタル(外)
・ニューイヤーズデイ(外)
・カリフォルニアクローム(外)
・サンダースノー(外)
同世代でクラシックから古馬になっても一時代をけん引してきたレイデオロとスワーヴリチャードがともに今年産駒がデビュー。
前者はキングカメハメハ産駒、後者はハーツクライ産駒。
戦ってきた舞台は一緒だが、血統的に被る部分が少ないため、配合する牝馬の系統も異なっている印象だ。
種付け価格としてはレイデオロが高く人気もあったが、産まれてきた仔の好評価を耳にするのはスワーヴリチャード産駒の方が多いという声も。
この2頭の産駒の闘い?は別の意味でも注目したいところ。
▲ レイデオロとスワーヴリチャード 輸入種牡馬たちがどう結果を残せるのか?
あとは輸入種牡馬たちがどこまで日本競馬で結果を残せるかが今年のポイントだろう。
すでに開幕週で勝ち星を挙げたブリックスアンドモルタル産駒。
種付けした牝馬の質が軒並み高いだけにある程度の勝ち星は挙げられると思うが、あとは上のクラスに上がってどこまで底力を見せられるだろうか。
ニューイヤーズデイ、カリフォルニアクローム、サンダースノーの主戦場はおそらくダートになるだろう。
今シーズンから地方競馬含めてダート戦線の選択肢が増えてくるだけに、国内のダート血統の基盤を整える目的もあり、この初年度での成績は非常に重要になってくるだろう。
成功と失敗の明暗がくっきりと分かれる種牡馬。
何事もスタートが肝心…だが、これから始まる夏競馬シリーズを皮切りに、どんな競走馬が現れるのか、今年もまたワクワクする1年が始まる。
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