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競馬予想ブログ (藤田菜七子騎手の希少価値が激減、マズイぞ…)

  1. 藤田菜七子騎手の希少価値が激減。

    希少価値が下がってきている藤田菜七子

    藤田菜七子騎手がデビューしたての頃は、全国各地で藤田菜七子フィーバーを起こしたものの、それからはや6年

    その6年の間女性騎手限定の、特別戦以上のレースを除き永久ー2kgという新しい減量ルールができて一旦はまた藤田菜七子が注目され盛り上がったかに見えたが、今年新たに女性騎手が新たに2人加わったことで「女性騎手」という側面での「藤田菜七子」の希少価値が下がってきている



    騎乗数も減っている藤田菜七子

    現時点で4勝の永島まなみ騎手と、休養中である古川奈穂騎手2人の女性騎手は藤田菜七子のライバルとなるところまではいっていない。

    だが、男性を含めて「騎手」としての評価も下がっているのは先週の騎乗数(先週土日各4鞍騎乗で0勝)を見ても歴然だ。



    藤田菜七子の乗鞍が永野猛蔵に奪れる

    藤田菜七子の騎乗数が減っている」このきっかけを作ったのが藤田菜七子と比較して常時ー3kgで騎乗可能な今年デビューした永野猛蔵騎手だ。

    今年デビューの新人の中で1番乗れていると評価されている永野猛蔵は「乗れる新人」であることは明白で、藤田菜七子と同じ関東所属だが、先週は土曜に6鞍、日曜に7鞍と引っ張りダコで特に藤田菜七子の乗鞍をゴッソリ奪っている

    これまでの関東の風潮ではいくら新人の斤量が軽くてもおいそれとは乗せてはもらえなかったが、永野猛蔵騎手は所属する伊藤圭三厩舎の強力なバックアップもあり、菜七子パイセンが10勝なのに対し、既に12勝を上げている。



    藤田菜七子の乗鞍が新人達に奪れる

    また、関西では「まずは乗ってみなはれ」という風潮が根強く、積極的に減量の新人騎手を乗せ続けていたが、年々新人騎手のレベルが上がっており、今年に至っては永野と同じように藤田菜七子より常時ー3kgの新人騎手である小沢大仁騎手が既に12勝角田大和騎手も10勝と大ブレイク中だ。


    こんな事象が関東でも起こっているならば、まさに藤田菜七子に対する「風向きも変わった」ということだろう。

    これらを目の当たりにした関東の調教師たちも「新人の減量騎手達も乗れる」という意識が高まっているようで、まだ減量の利く昨年や一昨年デビューの減量騎手達にも騎乗機会を与えだした。

    騎乗機会を与え始めたところ期待以上の結果を出し始めたため、昨年デビューの原優介秋山稔樹も重宝されるという現象が起きているのだ。

    因みに藤田菜七子よりー2kgの原優介は現在8勝だが先週も12鞍の騎乗数を確保。
    藤田菜七子よりー1kgの秋山念樹は現在17勝、先週も札幌で土日に12鞍の騎乗数を確保。



    今後の藤田菜七子

    今週の宝塚記念を終えると舞台は東京から福島に移り、藤田菜七子の騎乗機会も増えていくことだろうが、同時に新人達の騎乗機会も増えていくのも明らかだ。
    このままでは藤田菜七子の状況はかなり厳しいと言わざるを得ない。


    ではこの状況を藤田菜七子はどう打破すればいいのか?

    テクニックの面ではこれまで培ってきたキャリアで補うことが出来るが、如何ともし難いのがパワー(力)の部分だろう。

    馬を御するには騎手のパワーがあって初めてテクニックがいきてくる。
    おそらく現在の藤田菜七子には「パワー」が足りないのではないだろうか?
    ましてや戦う相手は男性騎手なので、彼らと互角に戦うのはやはり彼らと互角以上のパワーが必要なのである。

    余談だが、以前G1を勝ちまくったO.ペリエ騎手が競馬前日の調整ルームで現技術調教師の村田一誠師に腕相撲を挑まれ、結果はペリエ騎手が瞬殺で勝った。という話を聞いたことがある。
    おそらくルメールとかも相当なパワーの持ち主だと思うのだが、名手はテクニックパワーも装備して初めて一流と言われるものだ。

    女性騎手である藤田菜七子は、男性騎手に比べて食事制限での減量は苦にならないはずなので、そこを利してパワーアップすべきだと私は考える。
    「勝負服越しに見た藤田菜七子の上腕筋がハンパねー」と、思わず引くくらいになれば、減量頼りではない「騎手」としての藤田菜七子の希少価値が上がるだろう。


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