競馬予想サイトの検証サイトによる競馬情報満載の競馬コラム | 競馬の楽しみ方~注目馬編 (デアリングタクト、ダービー挑戦か?)
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桜花賞馬デアリングタクト、ダービー挑戦か?
12日に重馬場の桜花賞を、最後の直線で鬼脚を繰り出し勝利したデアリングタクトだが、ここにきてダービー出走という噂が出ているようだ。 -
ノルマンディー、マイネル軍団の最初で最後のチャンスか?
ノルマンディーOCは独立しているとはいえ、実質的支配者は馬主の岡田牧雄だ。
ノルマンディーOCのHPに「ダービー」の文字?
管理する杉山晴紀調教師がコメントでオークスを「中心に」と慎重に答えてるが「オークス」と明言しないところが、なんとも含みがあるように取れるし、桜花賞勝利後に更新された所属クラブのノルマンディーOCのHPでは次走予定にオークスだけでなく「ダービー」まで明記されている。岡田牧雄の兄は、あのマイネル軍団の総帥である岡田繁幸なのは有名な話。つまり、社台ファームとノーザンファームのようなもの。
「使い分け」で見送るダービー
一昨年のオークスを制したアーモンドアイにしても、その年のJCを勝っている。アーモンドアイは実質的には社台系のナンバーワン馬だったが、素質馬を多数抱える社台系には常に「使い分け」がある為、一昨年のダービーは見送っている。因みにこの年の優勝馬は金子真人氏所有のワグネリアンだった。デアリングタクトで「一世一代」のチャンスか!?
ウオッカが2007年にダービーを勝った時の2着馬が社台系のアサクサキングスで、当時はそこまで社台系の馬は今と比較すれば層は厚くなかった。外厩牧場の発展によりここ10年で一気にノーザンファームの寡占状態になりつつある今、使い分けが必須の状態となっている。
デアリングタクトがノルマンディー、マイネル軍団を含めても世代No.1であることは明らかだろう。
であるならば使い分けする必要は全くなく、さらに言えばノルマンディー、マイネル軍団にとっては「最初で最後のチャンス」とも言えなくもない。
今年もサリオスとサトノフラッグが社台系の2強と注目されているが、コントレイルを加えての3強はかなり強力だが、ダービーなら付け入る隙があるのではないか?(コントレイルはノースヒルズ系)
なぜなら、サリオスは過去に騎乗したムーア、石橋脩、レーン騎手が口を揃えて「2000mまでなら」と語っているようにマイラー色が強い。
コントレイルもハーツクライ産駒とはいえ、母型が長距離血統とはいえない馬なのだ。
デアリングタクトにとって、唯一強敵となりそうな馬は、2度騎乗したO.マーフィーが「2000m~2400mが最も合う」と太鼓判を推したサトノフラッグだ。
デアリングタクトの血統
デアリングタクトの血統は、父エピファネイアは菊花賞馬でありジャパンC勝ち馬だし、母デアリングバードもキングカメハメハのアシストを受けており、オークスなど無風で通過しても驚けないくらいの血統だ。…なのでデアリングタクトは、先ほど挙げた馬と比較しても血統的にはむしろ優位に立てる構成の馬なのだ。
さらには斤量の恩恵も加味できるのであれば、ここは「一世一代のチャンス」と言えるのではないだろうか。
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