競馬の楽しみ方~注目馬編 (秋華賞で3冠が懸かるリバティアイランド) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです
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秋華賞で3冠が懸かるリバティアイランド
リバティアイランド1強ムードに異変が?
秋競馬、これからGⅠレースが始まってくるが、そんな中でも注目は牝馬クラシックだ。
春の2冠を異次元の強さで完勝したリバティアイランド、来る秋華賞で3冠が懸かる。
とくにオークスが他馬を子ども扱いした圧巻のレースぶり。
「これは秋になっても敵はいないだろう」というのが当時の周囲の一致した意見だった。▲ リバティアイランド
ただ、そんな評価も、ここにきて少し変化が見え始めている。
まず、秋華賞トライアルが非常にインパクトのあるレースだったこと。
それも、東西で行われた2レースがどちらも見た目、内容ともに良かったのがポイント。
最初は中山で行われた紫苑S。春は牝馬クラシック未出走に加え、ワンパンチ足りないレースが続いていたモリアーナが、文字通りのひと夏での成長を見せるレースぶりでV。
先行勢のペースが激化し、やや展開が向いたところはあるが、中山の急坂をものともせず馬群を割って突き抜けて見せた。
昨年の阪神JFでは、リバティアイランドに続く2番人気に指示されたほど(結果は12着)。
リバティアイランドとはそれ以来の対戦となるだけに、その力の差がどこまで縮まっているのか、来月の再戦が非常に楽しみなところである。
また、阪神のローズSはなんとJRAレコードだ。
この週は総じて芝の時計が速かったものの、牝馬限定戦でこれほどタイムを叩き出すのだから恐れ入る。
勝ったマスクトディーヴァ、2着ブレイディヴェーグは春クラシック戦線に乗れなかった馬で、リバティアイランドとは未対戦。
いわゆる『夏の上がり馬』の台頭となり、『1強』と言われてきた今年の牝馬クラシックの最後に波乱の立役者たちが名乗りを挙げてきた。
それでもまだ「やっぱりリバティアイランドはケタが違う」という声は少なくない。
しかしもうひとつ、この夏、リバティアイランド自身に起こっている変化に不穏な気配がある。
オークス後、当然のように休養に入ったのだが、なんとこの夏、放牧先(ノーザンファームしがらき)でみるみる馬体が大きくなり、オークス出走時466キロ台だった体が、先日の帰厩時にはなんと520キロまで増えていることが分かった。
50キロのパンプアップ、過去に全くない話ではないが、体重が増え過ぎると調整が難しい(ハードに攻めた時の反動が牡馬よりも大きい)と言われている牝馬にとって、この大幅増量は本番の秋華賞までどうなっていくか注目が集まっている。
久々に現れた怪物牝馬、終わってみれば成長分として片付いてしまうケースももちろんあるが、ポカがあるとすればこの馬体増による影響か。
アーモンドアイ以来となる牝馬3冠達成を見たい気持ちは十二分にあるが、好配当馬券を狙う…となると好機でもある一戦。
まだ1ヶ月先の話ではあるが、この中間のリバティアイランドの調整過程はしっかりとチェックしなければならない。
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