最終更新日:2024年11月21日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:117,952

競馬の楽しみ方~注目馬編 (一口馬主界のレジェンドと、オジュウチョウサン。) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 一口馬主界のレジェンド

  2. 先週の土曜東京9Rにおいて南部特別を勝った「障害界の帝王オジュウチョウサン
    「JRAのコラボ企画」の競馬コラムの時に触れたけど、そのオジュウチョウサンここ2走は獲得賞金合計「500万条件」の開成山特別と、今回の「1000万条件」の南部特別
    両方とも地方だ。

    11連勝」は障害時代の連勝記録を含むもので、アナウンサーの実況は、絶叫に近いものだったw


    …「オジュウチョウサン」の馬主である長山尚義オーナーは、競馬界最強の「持っている馬主」金子真人オーナーには及ばないにしてもかなり「持っている」馬主であることは確か。
    オジュウチョウサンの長山尚義オーナーについて競馬コラムで書く 
    ↑オジュウチョウサンの長山尚義オーナー


    長山尚義オーナーが馬主になった「キッカケ」は、当時30代のサラリーマンだった長山氏が「11PM」という深夜番組で大橋巨泉がまだ一口馬主の創成期、「馬主もどきができる」と言ったのを聞いたのがキッカケだったらしい。
    学生時代から「馬の血統」に関する知識オタクだったそうで、独学で学んだ長山氏は「社台サラブレットクラブ」の会員に申し込み、最初に買ったサッカーボーイがいきなりG12勝という強運の持ち主で、それ以降、バブルガムフェローダンスインザダークステイゴールドと、G1馬を続々と射止めた。


    そして11年にはオルフェーブル、12年にはジェンティルドンナと3冠馬2頭に出会い、ダービーの口取りも経験した。2017年にはソウルスターリングに出資しオークスの口取りにも参加した。
    これらの名馬、いずれも一口馬主だったのだから凄い。

    これだけでも十分凄いことなのに、これまでに出資もしくは所有した馬は118頭出資馬で通算272勝所有馬で29勝G1は25勝、うち、種牡馬入りは7頭

    馬主歴32年で年間平均3〜4頭は所有している計算となり、それでこれだけ良い馬を射止めるのだから、長山尚義オーナーとオジュウチョウサンは「障害界」と「一口馬主界」という前代未聞の最強コンビと言えるだろう。


    「持っている」一口馬主のレジェンドだ。



  3. 次は「ジャパンC」

  4. 長山尚義オーナーはオジュウチョウサンが2018年4月の中山グランドジャンプを制したことにより「もう障害界に敵はなし」と判断し、平地参戦を表明し2連勝し、現在は1600万条件に在籍中だが、この先の長山尚義オーナーの目標は「有馬記念」にあるという。

    有馬記念には「ファン投票」というルールがあるが、「開成山特別」では入場者数は前年比38.3%増を記録し、オジュウチョウサンのグッズを買う長蛇の列ができ、購入まで1時間もかかったというから、出走することは難しくはないだろう。
    長山尚義オーナー曰く「出走するからには勝ち負けにならなければ意味がない」と、スタミナ豊富なオジュウチョウサンは「ステイヤーズS」か「ジャパンC」を「有馬記念」の前に挟むことを示唆していたが、本日正式に「ジャパンC」参戦が表明した

    「ジャパンC」出走となると、格上挑戦となるためフルゲート18頭がオープン馬で埋まれば出走できなくなるが、現時点で出走の意思を示している日本馬は12頭前後で、外国馬の来日が少なければオジュウチョウサンが「ジャパンC」に出走できる可能性はありそうだ。


    尚、長山尚義オーナーが拘った武豊騎手はマカヒキでジャパンCに挑む公算が強く、騎手は調整中とのことだが、かつて長山氏は「武豊騎手が乗れなければ石神騎手」と公言していたように、コンビ復活も考えられそーだ。


    いずれにせよ、ここで勝ち負けにならないようでは「有馬記念」で好勝負することなど絵に描いた餅に終わるのは明白だろう。
    平地で連続騎乗した武豊騎手は「この上のクラスでの競馬となると時計面でまだ未知なところがある」とコメントしていたように、オジュウチョウサンが「平地重賞で勝ち負けできるか」が「有馬記念」出走の試金石となるはずで、この結果いかんでは年末の中山が大賑わいになる可能性も大きく期待できるだろう。

    「ジャパンC」で勝てるか、オジュウチョウサン 
    ↑「ジャパンC」で勝てるか、オジュウチョウサン


関連コラム

無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/11/17

シンケイバという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

シンケイバの集客サイト(解体新書と競馬戦線)は、Googleでシンケイバの情報検索をすると、「3時間前」にインデックスされたばかりのサイトであった。しかし、これらのサイトは検証結果として、どちらも「3ヶ月も前からの検証を主張している。


検証期間もさることながら、その検証内容も信ぴょう性に欠けており18戦18勝の的中率100%と驚くべき結果を謳っていた。


しかし、競馬検証.comが1ヶ月(11鞍)連続で独自に検証したところ、戦績は11戦中、わずか1勝の10敗となった。


的中率9%の、回収率34%という、全く実績に見合わないお粗末な内容であった。
18戦18勝が、11戦10敗に急になるだろうか?


シンケイバの1ヶ月検証の後も検証を続け、抜き打ち検証も3度目となるので、そろそろ終わりにしようと思う。
最後の抜き打ち検証となる11/16と、11/17は、連日不的中

検証するのは、2024/11/17の京都4R2歳新馬ダ1200mで提供された買い目である。


シンケイバという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ シンケイバの無料予想(2024/11/17)

結果:3-10-5

データが揃っていない新馬戦とは言え、あまりにもお粗末すぎる結果に言葉がない。
結果的には、1番人気3番人気5番人気の順での決着であるが、買い目に指定した3頭の内1頭も馬券に絡んでいないというのは如何なものだろうか!?

シンケイバが提供したレース

対する馬券に指定された3頭だが、6番人気→4番人気→8番人気という「ワイドなので穴狙いで」とでも言いたげな内容だが、「新馬戦でルメール騎手を買い目から切る」というのは、ほとんど自滅行為に近いと言える。
実際に、京都04R2歳新馬→05R2歳新馬とルメール騎手が連勝した


シンケイバが推奨した9メイショウヨンクは太め残りであり、道中前半は中位のやや後ろ。直線でパッタリ止まったが、道中で押し上げる脚は見せたように使いつつよくなっていきそうな気配を見せた。

同じくシンケイバが推奨した1メイショウアオコチも同馬主であり、スイスイと逃げて4角でも余力はあるように見えたものの、あと1ハロンを切ってから失速とスタミナに問題あり。だった。


2歳新馬戦で、「メイショウ」さんの馬を中心に持ってくるのは無理がある
基本的には、マイナー牧場で自家生産種牡馬を種付けさせマイナー厩舎に預けた地味な血統であり、この時期からガンガン走るという若駒でもない。


やはり、この時期の2歳新馬戦で中心視するのであれば、吉田一族所有の早熟系海外生産馬に見られるような、早期から能力を発揮できる血統だ。今回の3キアニーナはその好例である。
レースは余裕残しも好馬体。パドックでは少しうるさい面があったものの、スッと行き脚がついて2番手でスムーズな競馬。手応え良く直線に向くと、あと1ハロンで先頭に立って押し切った。

必ずしも「海外生産馬」が全て良いというわけではないが、社台が海外から若駒を購入する場合は、下調べも入念に新たな血を入れるべく早熟な血統を買い付けて来るのが本流。
目利きもプロ中のプロが担当していることから、そこまでの駄馬を買わされるリスクも少ない。


それらを頭に入れておけば、必然と買い目の中心に入れる馬は決まるというもの。
ただ単に「配当を気にする」のであれば、このレースを選択すること自体が間違っているということである。




2024/11/16

トルネードという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

1ヶ月かけて検証したトルネードの無料予想精度した結果は、的中率20%(10戦2勝 8敗)の、回収率47%(-5万 480円)となった。


その後も定期的に抜き打ち検証を行っているが、4ヶ月間も検証をしたし、今回で最後にしようと思う。

今回検証するトルネードの無料予想(無料情報)は、11/16と、11/17は連日不的中だったが、11/16土曜の東京11R 東スポ杯2歳Sで提供された買い目である。


トルネードという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ トルネードの無料予想(2024/11/16)

結果:4-9-7

トルネードの買い目は、あからさまに「穴狙い」と言っているような買い目である。


東京スポーツ杯2歳S(GII)は、結果的には1-3-2番人気の決着により3連単2,300円と堅く収まったのであるが、出走頭数が9頭となった時点でこうなることはある程度予測可能であった。

要するに、「穴狙い」であればこのレースは避けるべきであり、ハナから対象にしては行けないレースである。
このレースを獲りに行くのであれば6点以内が妥当であり、仮に今回の12点提供であった場合でも的中すれば僅かなプラスに収まる程度だった。


1着固定の並列に置かれた3ファイアンクランツは、夏の札幌2歳Sを1番人気で3着とこのメンバーの中では実績上位に置かれるが、元々は晩成型であり、本格化するのは3歳以降と見られていた。決め手に欠けることから時計勝負への対応がカギと見られていた。
レース前からゲート裏でテンションが高く少し暴れる場面があったように、メンタル面にまだ甘いところがありもう少し落ち着いてくれば、本来の力を発揮するのではと考えられる。


同じく、1着固定の並列に置かれた4クロワデュノールであるが、いくらか余裕がある程度で、24キロ増はほぼ成長分でありレース中の折り合いも問題なく、直線は後続を待たずに追い出して2着馬と先頭争いを見せると、渋太く食い下がる相手を最後は力で捩じ伏せての完勝を収めた。


ここまでは良かったが、2・3着固定に並べられた2ジーティーマンはテンションが高過ぎた為にアオッてのスタートとなり、序盤から少し行きたがる面を見せてなだめつつ運ぶ形となったことから掲示板を確保出来ず6着という結果。

同じく2・3着固定に並べられた8ニシノイストワールは、東京コースでの速い上がりに対応出来ずに1着から1秒6差離されてのシンガリ9着という厳しい結果。

トルネードが提供したレース

3ファイアンクランツも2ジーティーマン、8ニシノイストワールも、ほぼ人気と着順が相応の結果であり、小細工の通用しない少頭数の2歳戦にありがちな結果が全てを物語っているようである。


騎手の名前を見るだけでも、このレースで高配当を狙ってはならない理由がわかるというものだ。