最終更新日:2024年11月21日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:117,952

競馬の楽しみ方~注目馬編 (キタサン、引退後の古馬戦線) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

「三寒四温」なんて言葉があるが、地球温暖化による異常気象の前には、今がむしろ正常気温となり、「三寒四温」は死語となる日も近いかもしれない。

競馬の方では土曜中山でカワキタエンカで重賞勝ちした池添騎手が号泣したというニュースが流れ、たかが中山牝馬Sで?…と、思ったら、花粉症ってオチだってさ。…つまらん(-。-;

戸崎騎手も花粉症に悩まされて体調が優れず勝ち星が増えていかないくらいで、「花粉症の騎手」ってのも自分のデータベースにインプットしとかなきゃな。って思ったw

けっこーバカにできない重要なファクターだ。



…さて「花粉症ジョッキー」の話は置いといて、
先週注目は何と言ってもサトノダイヤモンド」の国内復帰戦となった金鯱賞だろう。


キタサンブラック引退後の古馬戦線で、主役を張る馬ってコトで、サトノダイヤモンドはどうしても注目度が高く、報道が過剰になってしまうのはいたしかたのないことだが、今の時代「読まなくても良い情報」が勝手に目に入ってしまうってのも困りものだ。

サトノダイヤモンドの情報」と言えば、フランス遠征時にDDSP(軟口蓋背方変位)を発生していたとか、中間の追い切りで負けたことがない遼馬のサトノノブレスと併せて負けてばっかだとか、追い切りで動かなくなったのは燃え尽き症候群であったからだとか、散々の書かれようだったが、
終わってみればかなり良い感じの休み明けのレースだった。


結果は3着だったが、鞍上のルメールも全く無理をした感は無かったし、スローペースで他の馬が折り合いに苦労する中、この馬は掛かりもせず、行きっぷりも良かった。
上がりも最速で33.7秒、前述したように「無理をさせない競馬」でこの時計なら上々の滑り出しと言えるだろう。
喉についても、もし不安があれば牧場で何らかの処置をしていただろうし、今回見た限りでは全く問題ないと言えるのではないだろーか。


問題は今年は昨年制した天皇賞(春)をスキップし、今後大阪杯から宝塚記念というローテーションを進むということころ。

昨年は凱旋門賞を意識したため、馬を長距離仕様に作っていた感があったが、今年は春に関して言えば中距離仕様に戻さなければならない。
中距離を得意とする馬が「距離を伸ばす」のは過去の例を見てもそんなに難しくなさそうだが、その逆はなかなか難しいのではないかと推察する。

ただ、今回を見ても休み明け初戦としては上手く行った部類に入るし、絶好調時にはキタサンブラックを向こうに回し互角の競馬をしていた馬だからな。
「完全復活」なら距離云々は関係ないのかもしれない。



最後に一頭触れておきたいのが、日曜の阪神4R未勝利戦で逃げて9馬身ブッチギリディープインラヴという馬。

全兄が現種牡馬でダービー馬のディープブリランテ管理するのも同じ矢作調教師で、鞍上も同じ岩田騎手

デビューから2戦連続3着で「これくらいの仕上げでも勝てる」という、いかにも矢作厩舎がやりそうなパターンだったのが、2戦目も取りこぼしたことで「これはまずい」ってコトで一段ギアを上げた結果がコレ。すげえ。
岩田騎手も含め「これで負けたらしゃあない」という逃げの一手だったと思う。

まあ、1つは簡単に勝つとは思ってたが、3戦かかったのは計算外だっただろう。
馬券を買っているこっちにしてみれば「デキるのなら最初からヤレや」というところ。

皐月賞へ無理にでもというなら、日程的に中一週で毎日杯を使いしかないというが、ここはぐっと我慢して手堅くもう一勝してダービーを目指して欲しいところだ。
矢作厩舎ならやりかねないので不安だよ。


近年はくすぶりっぱなしの岩田騎手も昨年ファンディーナで復活の糸口が見えた感があったが、その後は尻窄み。
ならば今年こそはということで、この馬と心中してくるのではないかと思います。


関連コラム

無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/11/17

シンケイバという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

シンケイバの集客サイト(解体新書と競馬戦線)は、Googleでシンケイバの情報検索をすると、「3時間前」にインデックスされたばかりのサイトであった。しかし、これらのサイトは検証結果として、どちらも「3ヶ月も前からの検証を主張している。


検証期間もさることながら、その検証内容も信ぴょう性に欠けており18戦18勝の的中率100%と驚くべき結果を謳っていた。


しかし、競馬検証.comが1ヶ月(11鞍)連続で独自に検証したところ、戦績は11戦中、わずか1勝の10敗となった。


的中率9%の、回収率34%という、全く実績に見合わないお粗末な内容であった。
18戦18勝が、11戦10敗に急になるだろうか?


シンケイバの1ヶ月検証の後も検証を続け、抜き打ち検証も3度目となるので、そろそろ終わりにしようと思う。
最後の抜き打ち検証となる11/16と、11/17は、連日不的中

検証するのは、2024/11/17の京都4R2歳新馬ダ1200mで提供された買い目である。


シンケイバという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ シンケイバの無料予想(2024/11/17)

結果:3-10-5

データが揃っていない新馬戦とは言え、あまりにもお粗末すぎる結果に言葉がない。
結果的には、1番人気3番人気5番人気の順での決着であるが、買い目に指定した3頭の内1頭も馬券に絡んでいないというのは如何なものだろうか!?

シンケイバが提供したレース

対する馬券に指定された3頭だが、6番人気→4番人気→8番人気という「ワイドなので穴狙いで」とでも言いたげな内容だが、「新馬戦でルメール騎手を買い目から切る」というのは、ほとんど自滅行為に近いと言える。
実際に、京都04R2歳新馬→05R2歳新馬とルメール騎手が連勝した


シンケイバが推奨した9メイショウヨンクは太め残りであり、道中前半は中位のやや後ろ。直線でパッタリ止まったが、道中で押し上げる脚は見せたように使いつつよくなっていきそうな気配を見せた。

同じくシンケイバが推奨した1メイショウアオコチも同馬主であり、スイスイと逃げて4角でも余力はあるように見えたものの、あと1ハロンを切ってから失速とスタミナに問題あり。だった。


2歳新馬戦で、「メイショウ」さんの馬を中心に持ってくるのは無理がある
基本的には、マイナー牧場で自家生産種牡馬を種付けさせマイナー厩舎に預けた地味な血統であり、この時期からガンガン走るという若駒でもない。


やはり、この時期の2歳新馬戦で中心視するのであれば、吉田一族所有の早熟系海外生産馬に見られるような、早期から能力を発揮できる血統だ。今回の3キアニーナはその好例である。
レースは余裕残しも好馬体。パドックでは少しうるさい面があったものの、スッと行き脚がついて2番手でスムーズな競馬。手応え良く直線に向くと、あと1ハロンで先頭に立って押し切った。

必ずしも「海外生産馬」が全て良いというわけではないが、社台が海外から若駒を購入する場合は、下調べも入念に新たな血を入れるべく早熟な血統を買い付けて来るのが本流。
目利きもプロ中のプロが担当していることから、そこまでの駄馬を買わされるリスクも少ない。


それらを頭に入れておけば、必然と買い目の中心に入れる馬は決まるというもの。
ただ単に「配当を気にする」のであれば、このレースを選択すること自体が間違っているということである。




2024/11/16

トルネードという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

1ヶ月かけて検証したトルネードの無料予想精度した結果は、的中率20%(10戦2勝 8敗)の、回収率47%(-5万 480円)となった。


その後も定期的に抜き打ち検証を行っているが、4ヶ月間も検証をしたし、今回で最後にしようと思う。

今回検証するトルネードの無料予想(無料情報)は、11/16と、11/17は連日不的中だったが、11/16土曜の東京11R 東スポ杯2歳Sで提供された買い目である。


トルネードという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ トルネードの無料予想(2024/11/16)

結果:4-9-7

トルネードの買い目は、あからさまに「穴狙い」と言っているような買い目である。


東京スポーツ杯2歳S(GII)は、結果的には1-3-2番人気の決着により3連単2,300円と堅く収まったのであるが、出走頭数が9頭となった時点でこうなることはある程度予測可能であった。

要するに、「穴狙い」であればこのレースは避けるべきであり、ハナから対象にしては行けないレースである。
このレースを獲りに行くのであれば6点以内が妥当であり、仮に今回の12点提供であった場合でも的中すれば僅かなプラスに収まる程度だった。


1着固定の並列に置かれた3ファイアンクランツは、夏の札幌2歳Sを1番人気で3着とこのメンバーの中では実績上位に置かれるが、元々は晩成型であり、本格化するのは3歳以降と見られていた。決め手に欠けることから時計勝負への対応がカギと見られていた。
レース前からゲート裏でテンションが高く少し暴れる場面があったように、メンタル面にまだ甘いところがありもう少し落ち着いてくれば、本来の力を発揮するのではと考えられる。


同じく、1着固定の並列に置かれた4クロワデュノールであるが、いくらか余裕がある程度で、24キロ増はほぼ成長分でありレース中の折り合いも問題なく、直線は後続を待たずに追い出して2着馬と先頭争いを見せると、渋太く食い下がる相手を最後は力で捩じ伏せての完勝を収めた。


ここまでは良かったが、2・3着固定に並べられた2ジーティーマンはテンションが高過ぎた為にアオッてのスタートとなり、序盤から少し行きたがる面を見せてなだめつつ運ぶ形となったことから掲示板を確保出来ず6着という結果。

同じく2・3着固定に並べられた8ニシノイストワールは、東京コースでの速い上がりに対応出来ずに1着から1秒6差離されてのシンガリ9着という厳しい結果。

トルネードが提供したレース

3ファイアンクランツも2ジーティーマン、8ニシノイストワールも、ほぼ人気と着順が相応の結果であり、小細工の通用しない少頭数の2歳戦にありがちな結果が全てを物語っているようである。


騎手の名前を見るだけでも、このレースで高配当を狙ってはならない理由がわかるというものだ。