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ホースマン人生第二章。調教師・福永祐一がデビュー
今週末、調教師・福永祐一がデビューする
今週末、調教師・福永祐一がデビューする。
▲ 調教師・福永祐一がデビュー
福永祐一のジョッキー時代は通算2636勝。
コントレイルでのクラシック3冠は記憶に新しいところだが、GⅠの勝ち鞍は34勝。
言わずと知れたトップジョッキーの第二の人生がスタートとなる。開業前から注目の調教師・福永祐一
昨年2月の競馬コラムでも書いたように、福永祐一が調教師試験の合格を機にジョッキーを引退した。
そこから1年間、研修などを経て今年ついに厩舎開業となった。
昨夏行われたセレクトレールでは、前述のコントレイルの初年度産駒(コンヴィクションⅡの2023)を、所有していた前田幸治オーナーが「祐一の開業祝い」として、セール最高価格となる5億2000万円で落札したことが話題になった。
当馬は順調なら2025年のデビューになるが、開業前から調教師・福永祐一は注目を集めている。福永厩舎の規模
そんな福永祐一厩舎、馬房数は18馬房。
(馬房とは、トレセンに設置できる馬小屋のこと)
1馬房につき1頭なので、同時に最大18頭の競走馬を調教・出走させることができるということになる。
リーディング厩舎は26~28馬房で回しているのでやや少なく感じるところもあるが、開業初年度厩舎は周りも一緒だ。
さすがに馬房数の特別扱い…というものは存在しない。笑
福永厩舎に所属する競走馬だが、先週引退となった厩舎からの転厩をはじめ、リーディング厩舎からの転厩なども続々決まっており、ある程度の質をもってスタートすることができそうだ。
馬房数は前年の成績などに応じて振り分けられるため、まずはしっかりと預けられた馬で結果を出していくのが新米調教師のミッションとなる。
良い馬がたくさん居ても、その馬たちを回せるだけの馬房数がないと、入退厩の調整はおろか、使いたいレースのローテーションもまともに組めない。
このあたりは一般的な会社(商店)と構造が似ていると言っていいだろう。
売り上げを上げるためには店を大きくする、店舗を増やすことが重要であり、そのためには大きくする・増やすお金を稼がなければいけない。
社長(=調教師)の手腕に懸かっているのである。
その手腕、福永祐一調教師はどんなものだろうか。
元ジョッキーの調教師といえば、4年前ほどに引退して開業した蛯名正義厩舎が近年での注目どころ。
蛯名正義厩舎の場合、2022年に開業し、初年度は11勝。
2年目の昨年は18勝と着実にレベルアップした。
藤沢和雄元調教師から引き継いだレッドモンレーヴで初重賞勝利(京王杯SC)も飾った。
おそらく、福永祐一調教師にかかる期待は蛯名正義調教師以上だろう。
馬を仕上げる技術はもちろん、スタッフとのコミュニケーションはもちろん、オーナーや外厩ともうまく付き合っていくことが重要になるため、福永祐一調教師もきっと多くの苦労をするはずだが、調教師としても第一線で活躍する姿を競馬ファンの多くが期待しているだけに、次のステージでも「華」のあるところを見せて欲しい。
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12/1は「ギア1」という低額コースにて1つ目は269.7倍(161,820円獲得)、同日2つ目は77.2倍(54,040円獲得)のダブル的中 となった。
「原点」独自の「重賞原点」という無料コンテンツや、提供される予想には無料予想でさえ、常に載っている見解(短評)、それと検証当初から連日的中で地方競馬の回収率も高かったこともあり、「原点」への期待は高まるばかりだ。