最終更新日:2024年11月21日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:117,957

競馬の楽しみ方~調教師・厩舎編 (外厩調整!・・・写真が撮れません!!) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

皆さんこんにちは。今回の競馬ブログテーマはずばり「外厩調整!」です。
…って、そもそも外厩って何?って思うよね。


「外厩」とは、読んで字のごとく「外にある厩舎」で、馬が短期放牧される際に牧場に入るんだけど、ソコにはトレセン顔負けの厩舎施設があり(普通に坂路とかウッドとかあります)、管理馬が多い厩舎は敢えて放牧に出して、そこで調教して仕上がったら入厩して即競馬に使う…って為に造られたものなのです。

年々外厩を使って馬を仕上げる厩舎が増えてきてて、成績も上がってきている厩舎も多くいるんだけど、それに伴い様々な弊害と言うか、今まで起きなかった事象が所々で発生しているんですねー。


タイトルの「写真が取れません・・・」ってやつだけど、コレは、「この事象」を説明すると、今年3月27日いに行われた高松宮記念に出走したアルビアーノ(3着)なんだけど、競馬新聞の調教欄をみると一週間前の調教の数字がスッコ抜けてた。

それもそのはず、
この馬は放牧先のノーザンファーム天栄(関東の社台系の馬はここを良く使われてる)から、規定ギリギリ(当該レースに出走する馬はそのレースの10日前までにトレセンに帰厩しなければいけないというルールがある)の、10日前に帰厩したから、ハプニングが起きました。

レース10日前というと1週前の木曜日、ただしトレセン入厩時は検疫があるため実際に馬場入り出来るのは金曜日となり、本来一週前調教は水曜か木曜に行われるため、当然一週前調教は出来ません。
これでは調教を見て状態をチェックするTMは困った事でしょうが、実はもっと困っていたのは競馬週刊誌のカメラマン。


実は「ギャロップ」や「競馬ブック」に掲載する有力馬の馬体写真は、レース一週前の水曜か木曜に撮影するのが常(あんなもの誰も見てませんが・・・・)なんだけど、その時に「関東一番手のアルビアーノが美浦トレセンにいないんだから、そりゃあ慌てますよ」…って、関東の某カメラマンの発言。

こうした規定ギリギリの入厩は 条件戦であれば以前から散見されてたけど、大一番に仕上げで臨むG1レースでは異例中の異例で、これで物議をかもしたのが昨年のオークスの「ルージュバック事件」だ。
この時もギリギリ入厩でしたが、肝心のルージュバックはオークス2着、アルビアーノも外枠不利の馬場で3着なら、最近ではこの方法も実際「アリ」とみなす厩舎も増えている。


そこで顕著な例が、実は昨年全国リーディングを千切って取った関東堀厩舎の今年の小倉攻勢。

「あすなろ賞」を勝って後にスプリングSを勝ったマウントロブソンを例に取ると、同馬はノーザンファームしがらきから直接小倉競馬場に入厩、やはり一週前調教はなく、日曜日とレース週の水曜の調教二本で快勝。
…そしてこの小倉開催で堀厩舎は7戦して5勝の荒稼ぎ、マウントロブソン以外の何頭かはもう少し前に小倉に入厩してたとはいえ「しがらき→小倉入厩作戦見事に成功したと言っていいだろう。


腕利きスタッフによるハイレベルな調教を課している堀厩舎でも、外厩使いのギリギリ入厩があることには驚いたが、ただこれは賢いやり方。
小倉に滞在すると調教は、競馬場の芝とダートコースでしか行えない。…ならば美浦から持っていくかという選択肢もあるが、そうなると輸送時間がベラボウにかかる。
ならば調製施設豊富な関西の「しがらき」で調整し、規定ギリギリに小倉入厩。10日間くらいなら多少調教施設が不足していも対して影響はないし直前の長距離輸送なしでいどめるメリットは大きい。
「今回上手く行ったのだから他の厩舎も真似してくるんじゃないか」…と、前出トラックマン。

トップステーブルの堀厩舎が結果を残した以上、こうしたケースは、

間違いなく今後増えるだろう。


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競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/11/16

トルネードという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

1ヶ月かけて検証したトルネードの無料予想精度した結果は、的中率20%(10戦2勝 8敗)の、回収率47%(-5万 480円)となった。


その後も定期的に抜き打ち検証を行っているが、4ヶ月間も検証をしたし、今回で最後にしようと思う。

今回検証するトルネードの無料予想(無料情報)は、11/16と、11/17は連日不的中だったが、11/16土曜の東京11R 東スポ杯2歳Sで提供された買い目である。


トルネードという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ トルネードの無料予想(2024/11/16)

結果:4-9-7

トルネードの買い目は、あからさまに「穴狙い」と言っているような買い目である。


東京スポーツ杯2歳S(GII)は、結果的には1-3-2番人気の決着により3連単2,300円と堅く収まったのであるが、出走頭数が9頭となった時点でこうなることはある程度予測可能であった。

要するに、「穴狙い」であればこのレースは避けるべきであり、ハナから対象にしては行けないレースである。
このレースを獲りに行くのであれば6点以内が妥当であり、仮に今回の12点提供であった場合でも的中すれば僅かなプラスに収まる程度だった。


1着固定の並列に置かれた3ファイアンクランツは、夏の札幌2歳Sを1番人気で3着とこのメンバーの中では実績上位に置かれるが、元々は晩成型であり、本格化するのは3歳以降と見られていた。決め手に欠けることから時計勝負への対応がカギと見られていた。
レース前からゲート裏でテンションが高く少し暴れる場面があったように、メンタル面にまだ甘いところがありもう少し落ち着いてくれば、本来の力を発揮するのではと考えられる。


同じく、1着固定の並列に置かれた4クロワデュノールであるが、いくらか余裕がある程度で、24キロ増はほぼ成長分でありレース中の折り合いも問題なく、直線は後続を待たずに追い出して2着馬と先頭争いを見せると、渋太く食い下がる相手を最後は力で捩じ伏せての完勝を収めた。


ここまでは良かったが、2・3着固定に並べられた2ジーティーマンはテンションが高過ぎた為にアオッてのスタートとなり、序盤から少し行きたがる面を見せてなだめつつ運ぶ形となったことから掲示板を確保出来ず6着という結果。

同じく2・3着固定に並べられた8ニシノイストワールは、東京コースでの速い上がりに対応出来ずに1着から1秒6差離されてのシンガリ9着という厳しい結果。

トルネードが提供したレース

3ファイアンクランツも2ジーティーマン、8ニシノイストワールも、ほぼ人気と着順が相応の結果であり、小細工の通用しない少頭数の2歳戦にありがちな結果が全てを物語っているようである。


騎手の名前を見るだけでも、このレースで高配当を狙ってはならない理由がわかるというものだ。




2024/11/17

シンケイバという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

シンケイバの集客サイト(解体新書と競馬戦線)は、Googleでシンケイバの情報検索をすると、「3時間前」にインデックスされたばかりのサイトであった。しかし、これらのサイトは検証結果として、どちらも「3ヶ月も前からの検証を主張している。


検証期間もさることながら、その検証内容も信ぴょう性に欠けており18戦18勝の的中率100%と驚くべき結果を謳っていた。


しかし、競馬検証.comが1ヶ月(11鞍)連続で独自に検証したところ、戦績は11戦中、わずか1勝の10敗となった。


的中率9%の、回収率34%という、全く実績に見合わないお粗末な内容であった。
18戦18勝が、11戦10敗に急になるだろうか?


シンケイバの1ヶ月検証の後も検証を続け、抜き打ち検証も3度目となるので、そろそろ終わりにしようと思う。
最後の抜き打ち検証となる11/16と、11/17は、連日不的中

検証するのは、2024/11/17の京都4R2歳新馬ダ1200mで提供された買い目である。


シンケイバという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ シンケイバの無料予想(2024/11/17)

結果:3-10-5

データが揃っていない新馬戦とは言え、あまりにもお粗末すぎる結果に言葉がない。
結果的には、1番人気3番人気5番人気の順での決着であるが、買い目に指定した3頭の内1頭も馬券に絡んでいないというのは如何なものだろうか!?

シンケイバが提供したレース

対する馬券に指定された3頭だが、6番人気→4番人気→8番人気という「ワイドなので穴狙いで」とでも言いたげな内容だが、「新馬戦でルメール騎手を買い目から切る」というのは、ほとんど自滅行為に近いと言える。
実際に、京都04R2歳新馬→05R2歳新馬とルメール騎手が連勝した


シンケイバが推奨した9メイショウヨンクは太め残りであり、道中前半は中位のやや後ろ。直線でパッタリ止まったが、道中で押し上げる脚は見せたように使いつつよくなっていきそうな気配を見せた。

同じくシンケイバが推奨した1メイショウアオコチも同馬主であり、スイスイと逃げて4角でも余力はあるように見えたものの、あと1ハロンを切ってから失速とスタミナに問題あり。だった。


2歳新馬戦で、「メイショウ」さんの馬を中心に持ってくるのは無理がある
基本的には、マイナー牧場で自家生産種牡馬を種付けさせマイナー厩舎に預けた地味な血統であり、この時期からガンガン走るという若駒でもない。


やはり、この時期の2歳新馬戦で中心視するのであれば、吉田一族所有の早熟系海外生産馬に見られるような、早期から能力を発揮できる血統だ。今回の3キアニーナはその好例である。
レースは余裕残しも好馬体。パドックでは少しうるさい面があったものの、スッと行き脚がついて2番手でスムーズな競馬。手応え良く直線に向くと、あと1ハロンで先頭に立って押し切った。

必ずしも「海外生産馬」が全て良いというわけではないが、社台が海外から若駒を購入する場合は、下調べも入念に新たな血を入れるべく早熟な血統を買い付けて来るのが本流。
目利きもプロ中のプロが担当していることから、そこまでの駄馬を買わされるリスクも少ない。


それらを頭に入れておけば、必然と買い目の中心に入れる馬は決まるというもの。
ただ単に「配当を気にする」のであれば、このレースを選択すること自体が間違っているということである。