最終更新日:2024年11月24日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:117,985

競馬の楽しみ方~調教師・厩舎編 (2019年を振り返り2020年の競馬を想う) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2019年の競馬を振り返り2020年の競馬を想う

  2. JRAの年間GⅠ数は「24」だ。
    それに対し、ノーザンファーム2019年の勝利数はホープフルSを残している状態だが、今のところ「19」もある。

    昔からではあるが、ノーザンファーム産馬が圧倒的に強く、ただの「強い」では表現しきれない圧勝と言っても過言ではないだろう。

    現時点で23戦して19勝。
    …ということは、今年のJRA・GⅠでノーザンファーム産以外の馬が勝ったのは「たったの4頭」だ

    その4頭とは、

    インテイ(フェブラリーS)
    ミスターメロディ(高松宮杯)
    ロジャーバローズ(ダービー)
    タワーオブロンドン(スプリンターズS)


    4頭はいたものの、ノーザンファーム生産馬以外で来年巻き返す可能性は、まぁ難しいだろうな。
    今年2019年、ノーザンファームがここまで打ち立てた「19勝」という勝ち鞍は、実は牧場にとっても新記録だった。
    ならば今年以上の勢いを増していると考えるのが妥当ではないだろうか。

    有馬記念を勝ったノーザンファームのリスグラシューなど、今年で引退する馬もいるが、それでも世界で見ても最大級の競走馬生産「社台グループ」というだけあり、次から次へと新しい馬が当たり前のようにノーザンファームからは現れるので、来年もこの勢いは止まらないだろう。

    馬券的に考えても「ノーザンファーム生産馬の中だけ」で、どの馬が勝つか?という絞った考えをしても良いレベルだ。



  3. さて、2020年の競馬を想う

  4. さて来年2020年の競馬だが、
    現役続行となる馬で飛躍が期待されるのは当然「明け3歳馬」と「明け4歳馬」だ。


    明け3歳馬」で注目候補は、やはり朝日杯FSを勝ったサリオスだろ。
    同世代の馬が走るホープフルSにもサリオスに負けない素質馬が出走するので、ホープフルSの勝ち馬と、サリオスが現時点ではクラシックを引っ張る主役となりそうだ。
    ホープフルS、要注目だ。


    個人的にはホープフルSに出走予定の馬で、ちょっと面白い存在の馬がいる。
    その馬とは、素質馬揃いの東京スポーツ杯2歳Sで2着馬を0.8秒ぶっちぎったコントレイルという馬。
    2020年期待のコントレイル
     
    この「コントレイル」という馬は、ディープインパクト産駒なんだが、パターンとしては現種牡馬のキズナと同じで、生産牧場がノーザンファームでなくノースヒルズだ。


    このコントレイルの潜在能力は相当とみてる。

    その根拠として、先述したようにノーザンファームの馬質が高いことに加え、ノーザンファーム天栄ノーザンファーム信楽といったトレセン外で馬をバックアップする牧場が充実していたからこそJRA・GⅠ「19勝」という金字塔を打ち立てられたのだが、このコントレイルノースヒルズにはそれに匹敵する外厩牧場が無いにも関わらず、ノーザンファーム産馬を蹴散らしているのだから、調教能力を凌駕する馬の能力があると判断できるのではないだろうか。

    もし、このコントレイルがホープフルSで「ストップ・ザ・ノーザンファーム」を決めたらかなり「大きなな事件」となるだろうw

    いまだに確たる後継種牡馬がいないディープインパクトだが、その可能性を秘めた馬が、まさかのノーザンファーム以外から現れたら面白いことになるだろう。

    管理する厩舎も、先日の有馬記念でリスグラシューを勝たせた矢作厩舎なので、侮ってはいけない。

    まずは来年を占う重要な一戦である今年ラストのGⅠホープフルS (12月28日 15時30分発走)に注目し、その結果を見て来年の予想図を思い浮かべるのも一興だろう。


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競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/11/17

シンケイバという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

シンケイバの集客サイト(解体新書と競馬戦線)は、Googleでシンケイバの情報検索をすると、「3時間前」にインデックスされたばかりのサイトであった。しかし、これらのサイトは検証結果として、どちらも「3ヶ月も前からの検証を主張している。


検証期間もさることながら、その検証内容も信ぴょう性に欠けており18戦18勝の的中率100%と驚くべき結果を謳っていた。


しかし、競馬検証.comが1ヶ月(11鞍)連続で独自に検証したところ、戦績は11戦中、わずか1勝の10敗となった。


的中率9%の、回収率34%という、全く実績に見合わないお粗末な内容であった。
18戦18勝が、11戦10敗に急になるだろうか?


シンケイバの1ヶ月検証の後も検証を続け、抜き打ち検証も3度目となるので、そろそろ終わりにしようと思う。
最後の抜き打ち検証となる11/16と、11/17は、連日不的中

検証するのは、2024/11/17の京都4R2歳新馬ダ1200mで提供された買い目である。


シンケイバという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ シンケイバの無料予想(2024/11/17)

結果:3-10-5

データが揃っていない新馬戦とは言え、あまりにもお粗末すぎる結果に言葉がない。
結果的には、1番人気3番人気5番人気の順での決着であるが、買い目に指定した3頭の内1頭も馬券に絡んでいないというのは如何なものだろうか!?

シンケイバが提供したレース

対する馬券に指定された3頭だが、6番人気→4番人気→8番人気という「ワイドなので穴狙いで」とでも言いたげな内容だが、「新馬戦でルメール騎手を買い目から切る」というのは、ほとんど自滅行為に近いと言える。
実際に、京都04R2歳新馬→05R2歳新馬とルメール騎手が連勝した


シンケイバが推奨した9メイショウヨンクは太め残りであり、道中前半は中位のやや後ろ。直線でパッタリ止まったが、道中で押し上げる脚は見せたように使いつつよくなっていきそうな気配を見せた。

同じくシンケイバが推奨した1メイショウアオコチも同馬主であり、スイスイと逃げて4角でも余力はあるように見えたものの、あと1ハロンを切ってから失速とスタミナに問題あり。だった。


2歳新馬戦で、「メイショウ」さんの馬を中心に持ってくるのは無理がある
基本的には、マイナー牧場で自家生産種牡馬を種付けさせマイナー厩舎に預けた地味な血統であり、この時期からガンガン走るという若駒でもない。


やはり、この時期の2歳新馬戦で中心視するのであれば、吉田一族所有の早熟系海外生産馬に見られるような、早期から能力を発揮できる血統だ。今回の3キアニーナはその好例である。
レースは余裕残しも好馬体。パドックでは少しうるさい面があったものの、スッと行き脚がついて2番手でスムーズな競馬。手応え良く直線に向くと、あと1ハロンで先頭に立って押し切った。

必ずしも「海外生産馬」が全て良いというわけではないが、社台が海外から若駒を購入する場合は、下調べも入念に新たな血を入れるべく早熟な血統を買い付けて来るのが本流。
目利きもプロ中のプロが担当していることから、そこまでの駄馬を買わされるリスクも少ない。


それらを頭に入れておけば、必然と買い目の中心に入れる馬は決まるというもの。
ただ単に「配当を気にする」のであれば、このレースを選択すること自体が間違っているということである。




2024/11/16

トルネードという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

1ヶ月かけて検証したトルネードの無料予想精度した結果は、的中率20%(10戦2勝 8敗)の、回収率47%(-5万 480円)となった。


その後も定期的に抜き打ち検証を行っているが、4ヶ月間も検証をしたし、今回で最後にしようと思う。

今回検証するトルネードの無料予想(無料情報)は、11/16と、11/17は連日不的中だったが、11/16土曜の東京11R 東スポ杯2歳Sで提供された買い目である。


トルネードという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ トルネードの無料予想(2024/11/16)

結果:4-9-7

トルネードの買い目は、あからさまに「穴狙い」と言っているような買い目である。


東京スポーツ杯2歳S(GII)は、結果的には1-3-2番人気の決着により3連単2,300円と堅く収まったのであるが、出走頭数が9頭となった時点でこうなることはある程度予測可能であった。

要するに、「穴狙い」であればこのレースは避けるべきであり、ハナから対象にしては行けないレースである。
このレースを獲りに行くのであれば6点以内が妥当であり、仮に今回の12点提供であった場合でも的中すれば僅かなプラスに収まる程度だった。


1着固定の並列に置かれた3ファイアンクランツは、夏の札幌2歳Sを1番人気で3着とこのメンバーの中では実績上位に置かれるが、元々は晩成型であり、本格化するのは3歳以降と見られていた。決め手に欠けることから時計勝負への対応がカギと見られていた。
レース前からゲート裏でテンションが高く少し暴れる場面があったように、メンタル面にまだ甘いところがありもう少し落ち着いてくれば、本来の力を発揮するのではと考えられる。


同じく、1着固定の並列に置かれた4クロワデュノールであるが、いくらか余裕がある程度で、24キロ増はほぼ成長分でありレース中の折り合いも問題なく、直線は後続を待たずに追い出して2着馬と先頭争いを見せると、渋太く食い下がる相手を最後は力で捩じ伏せての完勝を収めた。


ここまでは良かったが、2・3着固定に並べられた2ジーティーマンはテンションが高過ぎた為にアオッてのスタートとなり、序盤から少し行きたがる面を見せてなだめつつ運ぶ形となったことから掲示板を確保出来ず6着という結果。

同じく2・3着固定に並べられた8ニシノイストワールは、東京コースでの速い上がりに対応出来ずに1着から1秒6差離されてのシンガリ9着という厳しい結果。

トルネードが提供したレース

3ファイアンクランツも2ジーティーマン、8ニシノイストワールも、ほぼ人気と着順が相応の結果であり、小細工の通用しない少頭数の2歳戦にありがちな結果が全てを物語っているようである。


騎手の名前を見るだけでも、このレースで高配当を狙ってはならない理由がわかるというものだ。