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最も小規模な競馬場で、新記録のオンパレード
4日に浦和競馬場で行われたJBC2019。 -
浦和競馬場でも吹き荒れた藤田菜七子旋風
この新記録オンパレードを成し遂げた主役は、先週「2019新潟の女王に君臨」でも書いた、スプリントに出走した藤田菜七子とコパノキッキングだ。
昨年が京都開催であり、今年の浦和競馬場は南関東4競馬場の中で最も小規模な競馬場なもんだから「よく開催に手をあげたな」と揶揄する声もあったほどで、規模が違うのは開催前から歴然だった。
しかし、
蓋を開けてみれば新記録のオンパレードで、4日の売り上げは、なんと58億円を超え。
これまでの記録は2016年川崎開催の48億円だったので、地方の競馬場で開催したJBCの売り上げが更新してしまったのだ。
また、通常JBC3競走で1番売り上げがあるのがクラシックで今回は17億円。…コレは妥当としても、スプリントが16億円、レディスクラシックが11億円。スプリントとレディスクラシックはこれまでの売り上げレコードを更新した。
入場者数に至っては2万 9191人で、ここでも2016年川崎開催、2017年の大井開催を上回った。
一体何がどうしてこうも新記録が連発したのか?
藤田菜七子自身が数々の新記録を更新し、また樹立し続けていくことで人気上昇は留まるところ知らず、それに並行して実力も付いているのもまた事実。
だからファンは今の藤田菜七子騎手を目に焼き付け、新たな記録を成就する瞬間を同じ場所で体感したいのだろう。
「JBCスプリント」ではブルドッグボスにゴール寸前差し込まれてしまい、惜しくも2着に破れたが、内容としてはこれまでのようなガムシャラな騎乗でなく、しっかりレースを組み立てていた。
直線であれだけ伸びてたコパノキッキングは絶好調だったと思うので、敗因はやはり冷静にレースを組み立てた分、安全に乗ってしまったからだろう。
よく言えばレースをコントロール出来ていたとも言えるが、今回の最後最後で踏ん張りが出なかったのは、甘さが出たようにも思えたレースだった。
ただ、これまでのキャリアの中では常に「挑戦者」の立場で騎乗していた彼女が「王者」の立場での騎乗ができてきてるようにも思え、まだまだ天井を見せない藤田菜七子の人気と実力は、これからも様々な記録を打ち立てるのだろう。
これはもう「新時代」だ。
「日本の競馬を変えた騎手」と言っても過言ではない藤田菜七子騎手。
これからも怪我なく騎乗し、どんどん上を目指して行ってもらいたいものだ。
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11/22 には無料予想で浦和4Rにて340.3倍の3連単のみ的中となった。推奨金額の提示はないので、仮に500円で購入していたら17万 150円の払い戻しだ。
それと、11/17 にはアーリータイムズ(150pt)というコースで、185.3倍、続けて京都2Rにて73.7倍のW的中となった。推奨金額の最大900円で購入していたら、2つ合計で23万 3100円の払い戻しとなっている。
7月のアーリータイムズ(150pt)で炸裂した2382.1倍(214万 3890円の払い戻し)にはとても及ばなかった。
また、無料予想の3ヶ月かけて検証した結果は、はじめの1ヶ月の回収率が163% 、更に続けた無料予想の、2回目の1ヶ月回収率が206%、そして3回目の1ヶ月回収率は534%だった。