最終更新日:2024年11月23日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:117,975

競馬の楽しみ方〜競馬業界を考察する (日本ダート界のスターが不在) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 日本ダート界のスターが不在

    日本ダート界を牽引するスターが不在

    昨年、マルシュロレーヌがアメリカのビッグレース、ブリーダーズカップ・ディスタフ日本馬として初制覇した。
    ダートの鬼が集まる北米で、しかも世界の最高峰のレースで優勝したことは、日本競馬として今後に大きく希望を持つ瞬間となったことは間違いない。

    ただ、そんなマルシュロレーヌも年が明けて6歳。社台・ノーザングループのルールとしては6歳で現役を終えて繁殖入りするのが基本線となる。このあと、サウジアラビアで行われる高額賞金レース「サウジカップ」に参戦予定だが、おそらくここがラストランとなる可能性が高い。

    せっかく誕生したヒロインも、その後の活躍をあまり見ることができずに現役引退となってしまい、非常に残念でならない。

    ここ数年日本ダート界のスター不在という状況でもあり、これからの日本のダート界はどの馬が引っ張っていくのか気になるところだ。



    これからのダート界の勢力図

    今年のダート戦線がどうなるか考えてみる。

    筆頭に挙げられるのが、昨年のチャンピオンズカップを制したテーオーケインズだろう。
    そのチャンピオンズカップでは、後続に6馬身差をつけての完勝。JBCクラシック凡走でその実力を疑う声もあったが、ここで改めて力のあるところを証明した。
    テーオーケインズも前述のサウジカップを目指す可能性もあるとのことだが、いずれにしても2022年はこの馬を中心にダート戦線が繰り広げられることになるだろう。

    そして、ここからが今回の本題になる。
    打倒テーオーケインズとなるのはどの馬か?だ。

    昨年からここまでのダートレースを見返してみたのだが…。正直、これ!といった馬がいない

    まず、明け4歳で目ぼしい馬が出てきていない
    同世代のダートチャンピオンを決める7月のジャパンダートダービー(交流GI)では、船橋競馬の超伏兵(キャッスルトップ)に勝たれてしまった。

    例年「JRA馬が勝つための馬場貸し」とも言われるほど、力の差を見せつけてきたレースだっただけに色んな意味で驚く結果となった。

    2〜6着こそJRA勢で独占?したものの、どの馬もその後の成績がひと息で、秋になって古馬とのレースになっても結果を出せずにもがいている状況だ。
    例年、それなりの実力があれば、斤量の恩恵もあるだけにある程度の闘いはできていたのだが、キャッスルトップも、そこを勝ってからは凡走続きで、この世代に関しては実にサッパリなのである。

    白毛馬ソダシも果敢にダート挑戦(チャンピオンズカップ)し、大きな話題と期待を集めたが、結果振るわず、早々にダート路線を断念する気配だ。

    競馬界では世代ごとのレベルについて議論されることがよくあるが、とかくこの世代のダート馬のレベルについては、重く受け止めなければいけない状況になっている。



    ピークを過ぎた馬でも勘定できてしまう?

    そんなダート界の勢力図を把握してなのか、もともと昨年の東京大賞典で引退を発表していたオメガパフュームが、同レース4連覇を達成した後に、一転して現役続行を決めた

    種牡馬としてのニーズがない、というのが主な理由のようだが、ピークを過ぎたと認識している馬でも「あと1年くらいは稼げる…」となっているのが、今のダート界の「弱さ」を表していると言えるだろう。

    レースでの展開や位置取りが芝以上に左右されるのがダートレースで、紛れる要素が多く能力を把握するのが難しいのではあるが、近年のダート重賞では安定して力を発揮できる馬が少ないのは明らかだ。
    そのため、オメガパフュームのようにちょっと力は衰えていても展開ひとつで上位に進出できるチャンスがあり、そういった馬で上位を独占してしまうレースも少なくはない。

    先週の東海Sは古豪・スワーヴアラミスが勝利し、2,3着も6歳馬だった。
    今週も根岸Sが行われるが、人気が集まりそうなのは…やはりベテラン勢だ。

    この流れのまま、どういった形で来月のフェブラリーSを迎えることになるのか分からないが、GII・GIIIと変わらないようなメンツ、盛り上がりになってしまうのは勘弁して欲しい。

    どの業界もそうだが、新星が誕生しないとやはり面白さに欠ける。
    やはり活きの良い若者が頑張り、活躍してもらうのが世の中的には一番望ましく、世界にも通用する馬…とまでになるとさすがにハードルは高いが、今年はテーオーケインズをアッサリ負かすような存在がより多く早く出てきてくれることを期待したい。


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競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/11/16

トルネードという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

1ヶ月かけて検証したトルネードの無料予想精度した結果は、的中率20%(10戦2勝 8敗)の、回収率47%(-5万 480円)となった。


その後も定期的に抜き打ち検証を行っているが、4ヶ月間も検証をしたし、今回で最後にしようと思う。

今回検証するトルネードの無料予想(無料情報)は、11/16と、11/17は連日不的中だったが、11/16土曜の東京11R 東スポ杯2歳Sで提供された買い目である。


トルネードという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ トルネードの無料予想(2024/11/16)

結果:4-9-7

トルネードの買い目は、あからさまに「穴狙い」と言っているような買い目である。


東京スポーツ杯2歳S(GII)は、結果的には1-3-2番人気の決着により3連単2,300円と堅く収まったのであるが、出走頭数が9頭となった時点でこうなることはある程度予測可能であった。

要するに、「穴狙い」であればこのレースは避けるべきであり、ハナから対象にしては行けないレースである。
このレースを獲りに行くのであれば6点以内が妥当であり、仮に今回の12点提供であった場合でも的中すれば僅かなプラスに収まる程度だった。


1着固定の並列に置かれた3ファイアンクランツは、夏の札幌2歳Sを1番人気で3着とこのメンバーの中では実績上位に置かれるが、元々は晩成型であり、本格化するのは3歳以降と見られていた。決め手に欠けることから時計勝負への対応がカギと見られていた。
レース前からゲート裏でテンションが高く少し暴れる場面があったように、メンタル面にまだ甘いところがありもう少し落ち着いてくれば、本来の力を発揮するのではと考えられる。


同じく、1着固定の並列に置かれた4クロワデュノールであるが、いくらか余裕がある程度で、24キロ増はほぼ成長分でありレース中の折り合いも問題なく、直線は後続を待たずに追い出して2着馬と先頭争いを見せると、渋太く食い下がる相手を最後は力で捩じ伏せての完勝を収めた。


ここまでは良かったが、2・3着固定に並べられた2ジーティーマンはテンションが高過ぎた為にアオッてのスタートとなり、序盤から少し行きたがる面を見せてなだめつつ運ぶ形となったことから掲示板を確保出来ず6着という結果。

同じく2・3着固定に並べられた8ニシノイストワールは、東京コースでの速い上がりに対応出来ずに1着から1秒6差離されてのシンガリ9着という厳しい結果。

トルネードが提供したレース

3ファイアンクランツも2ジーティーマン、8ニシノイストワールも、ほぼ人気と着順が相応の結果であり、小細工の通用しない少頭数の2歳戦にありがちな結果が全てを物語っているようである。


騎手の名前を見るだけでも、このレースで高配当を狙ってはならない理由がわかるというものだ。




2024/11/17

シンケイバという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

シンケイバの集客サイト(解体新書と競馬戦線)は、Googleでシンケイバの情報検索をすると、「3時間前」にインデックスされたばかりのサイトであった。しかし、これらのサイトは検証結果として、どちらも「3ヶ月も前からの検証を主張している。


検証期間もさることながら、その検証内容も信ぴょう性に欠けており18戦18勝の的中率100%と驚くべき結果を謳っていた。


しかし、競馬検証.comが1ヶ月(11鞍)連続で独自に検証したところ、戦績は11戦中、わずか1勝の10敗となった。


的中率9%の、回収率34%という、全く実績に見合わないお粗末な内容であった。
18戦18勝が、11戦10敗に急になるだろうか?


シンケイバの1ヶ月検証の後も検証を続け、抜き打ち検証も3度目となるので、そろそろ終わりにしようと思う。
最後の抜き打ち検証となる11/16と、11/17は、連日不的中

検証するのは、2024/11/17の京都4R2歳新馬ダ1200mで提供された買い目である。


シンケイバという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ シンケイバの無料予想(2024/11/17)

結果:3-10-5

データが揃っていない新馬戦とは言え、あまりにもお粗末すぎる結果に言葉がない。
結果的には、1番人気3番人気5番人気の順での決着であるが、買い目に指定した3頭の内1頭も馬券に絡んでいないというのは如何なものだろうか!?

シンケイバが提供したレース

対する馬券に指定された3頭だが、6番人気→4番人気→8番人気という「ワイドなので穴狙いで」とでも言いたげな内容だが、「新馬戦でルメール騎手を買い目から切る」というのは、ほとんど自滅行為に近いと言える。
実際に、京都04R2歳新馬→05R2歳新馬とルメール騎手が連勝した


シンケイバが推奨した9メイショウヨンクは太め残りであり、道中前半は中位のやや後ろ。直線でパッタリ止まったが、道中で押し上げる脚は見せたように使いつつよくなっていきそうな気配を見せた。

同じくシンケイバが推奨した1メイショウアオコチも同馬主であり、スイスイと逃げて4角でも余力はあるように見えたものの、あと1ハロンを切ってから失速とスタミナに問題あり。だった。


2歳新馬戦で、「メイショウ」さんの馬を中心に持ってくるのは無理がある
基本的には、マイナー牧場で自家生産種牡馬を種付けさせマイナー厩舎に預けた地味な血統であり、この時期からガンガン走るという若駒でもない。


やはり、この時期の2歳新馬戦で中心視するのであれば、吉田一族所有の早熟系海外生産馬に見られるような、早期から能力を発揮できる血統だ。今回の3キアニーナはその好例である。
レースは余裕残しも好馬体。パドックでは少しうるさい面があったものの、スッと行き脚がついて2番手でスムーズな競馬。手応え良く直線に向くと、あと1ハロンで先頭に立って押し切った。

必ずしも「海外生産馬」が全て良いというわけではないが、社台が海外から若駒を購入する場合は、下調べも入念に新たな血を入れるべく早熟な血統を買い付けて来るのが本流。
目利きもプロ中のプロが担当していることから、そこまでの駄馬を買わされるリスクも少ない。


それらを頭に入れておけば、必然と買い目の中心に入れる馬は決まるというもの。
ただ単に「配当を気にする」のであれば、このレースを選択すること自体が間違っているということである。