最終更新日:2024年11月21日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:117,957

競馬の楽しみ方〜競馬業界を考察する (コロナウィルスの襲来。競馬界への影響は?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. コロナウィルスの襲来。競馬界への影響は?

  2. 先週初めて今年行われたGⅠのフェブラリーSだが、前年比84.3%で、去年に比べると1万人弱の入場者数減となった。

    感染を警戒してでも来場する競馬ファンが多くいたが、競馬場にはマスク着用の人が多く、新型コロナウィルスの影響を感じさせる光景だった。

    …ただ入場者数が約15%減と言ってもそれはあくまでも「前年比」という数字で、前年は藤田菜七子のコパノキッキング騎乗で盛り上がり、2019年比で役120%増という、昨年の入場者数が異常だっただけ。とも言えるだろう。

    今年はコロナウィルスの影響や、藤田菜七子が骨折したこともあるし、例年値(約5万人)に戻ったというのが正確なところのようだ。

    競馬や競艇はは年配の競馬ファンも多く野外観戦なので、開催場より開催場所までの交通機関での感染の方を皆心配してるだろう。


    (追記:2020/2/27)
    JRAは2月27日、コロナウイルス感染拡大のため、週末29日からの中央競馬開催を当面無観客で行うと発表した。

    既に無人観客でレースが行われた大井競馬場では、27日の売上は11億5325万円で、重賞の無い平日だった25日と比較すると1億3484万円の売上減少となった。
    無観客でレースが行われる大井競馬場
    ↑無観客でレースが行われた大井競馬場


    全国の場外馬券場(ウインズ)での馬券販売も中止となっており、馬券購入はネット投票だけ(即PATだけ)となる。

    JRAも無観客開催で大打撃となるか?という心配の声も挙がる中、グリーンチャンネルは、普段なら午前中に開催される中央競馬のレースは有料会員しか見れないところを全レース中継を無料放送することを発表した。

    今後もレース自体は行われ、馬券購入はネット投票だけとはなるものの、ネット投票は2月23日時点で、今年の売り上げ全体の71・8%を占めているし、「午前中のレースも見られる」ことになったため、いつも以上に馬券を買う人もいるのでは?という楽観視した意見もあるそうだ。



  3. コロナウィルスの襲来で、香港競馬はどうなる?

  4. 海外競馬だと今年の春サウジアラビアからドバイへ続く、海外競馬のビッグイベントが組まれているが、この後に続くのが香港競馬だ。
    コロナウィルスの影響で香港競馬はどうなる?
     
    開催日は 4月26日で、場所は香港沙田競馬場(シャティン競馬場)。
    流石に香港遠征となると、関係者も来場者も慎重にならざるを得ないだろう。
    まだ先の話とはいえ、今後の成り行き次第では香港開催も実施されるかどうか怪しい雰囲気だ。

    なにしろ2月16日に沙田競馬場で行われた香港ゴールドカップは、香港ジョッキークラブのCEOの判断で「レースを続行することが極めて重要」ということで開催はしたものの、いつもなら3万人を超える会場に人影は全く無く、無観客での開催となったほどだ。
    コロナウィルスの影響で無観客での開催となった香港ゴールドカップ
     
    競馬界などの公営競技と他のスポーツイベントとの大きな違いは「馬券の売り上げ」も折込んだ上で年間の予算が組まれているので、「馬券の売り上げ」は競馬界の生命線とも言える。

    もし開催中止となりそれが長引くようであれば、最悪「競馬離れ」が進む可能性もあるかもしれない。
    こうなると他のスポーツイベントと比較してみると「赤字」の額の桁が違うのが競馬開催の宿命だ。

    27日にJRAも無人客開催と発表されたが、徹底的な注意喚起、自浄作業を行い、何がなんでも開催中止を避ける方向で今後も進むことが考えられるだろう。

    先行き不透明な世界規模の新型コロナウィルス騒動だが、東京オリンピックを開催するかの判断期限も「5月下旬」と発表されたし、一刻も早い収束を願うばかりです…


無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/11/16

トルネードという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

1ヶ月かけて検証したトルネードの無料予想精度した結果は、的中率20%(10戦2勝 8敗)の、回収率47%(-5万 480円)となった。


その後も定期的に抜き打ち検証を行っているが、4ヶ月間も検証をしたし、今回で最後にしようと思う。

今回検証するトルネードの無料予想(無料情報)は、11/16と、11/17は連日不的中だったが、11/16土曜の東京11R 東スポ杯2歳Sで提供された買い目である。


トルネードという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ トルネードの無料予想(2024/11/16)

結果:4-9-7

トルネードの買い目は、あからさまに「穴狙い」と言っているような買い目である。


東京スポーツ杯2歳S(GII)は、結果的には1-3-2番人気の決着により3連単2,300円と堅く収まったのであるが、出走頭数が9頭となった時点でこうなることはある程度予測可能であった。

要するに、「穴狙い」であればこのレースは避けるべきであり、ハナから対象にしては行けないレースである。
このレースを獲りに行くのであれば6点以内が妥当であり、仮に今回の12点提供であった場合でも的中すれば僅かなプラスに収まる程度だった。


1着固定の並列に置かれた3ファイアンクランツは、夏の札幌2歳Sを1番人気で3着とこのメンバーの中では実績上位に置かれるが、元々は晩成型であり、本格化するのは3歳以降と見られていた。決め手に欠けることから時計勝負への対応がカギと見られていた。
レース前からゲート裏でテンションが高く少し暴れる場面があったように、メンタル面にまだ甘いところがありもう少し落ち着いてくれば、本来の力を発揮するのではと考えられる。


同じく、1着固定の並列に置かれた4クロワデュノールであるが、いくらか余裕がある程度で、24キロ増はほぼ成長分でありレース中の折り合いも問題なく、直線は後続を待たずに追い出して2着馬と先頭争いを見せると、渋太く食い下がる相手を最後は力で捩じ伏せての完勝を収めた。


ここまでは良かったが、2・3着固定に並べられた2ジーティーマンはテンションが高過ぎた為にアオッてのスタートとなり、序盤から少し行きたがる面を見せてなだめつつ運ぶ形となったことから掲示板を確保出来ず6着という結果。

同じく2・3着固定に並べられた8ニシノイストワールは、東京コースでの速い上がりに対応出来ずに1着から1秒6差離されてのシンガリ9着という厳しい結果。

トルネードが提供したレース

3ファイアンクランツも2ジーティーマン、8ニシノイストワールも、ほぼ人気と着順が相応の結果であり、小細工の通用しない少頭数の2歳戦にありがちな結果が全てを物語っているようである。


騎手の名前を見るだけでも、このレースで高配当を狙ってはならない理由がわかるというものだ。




2024/11/17

シンケイバという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

シンケイバの集客サイト(解体新書と競馬戦線)は、Googleでシンケイバの情報検索をすると、「3時間前」にインデックスされたばかりのサイトであった。しかし、これらのサイトは検証結果として、どちらも「3ヶ月も前からの検証を主張している。


検証期間もさることながら、その検証内容も信ぴょう性に欠けており18戦18勝の的中率100%と驚くべき結果を謳っていた。


しかし、競馬検証.comが1ヶ月(11鞍)連続で独自に検証したところ、戦績は11戦中、わずか1勝の10敗となった。


的中率9%の、回収率34%という、全く実績に見合わないお粗末な内容であった。
18戦18勝が、11戦10敗に急になるだろうか?


シンケイバの1ヶ月検証の後も検証を続け、抜き打ち検証も3度目となるので、そろそろ終わりにしようと思う。
最後の抜き打ち検証となる11/16と、11/17は、連日不的中

検証するのは、2024/11/17の京都4R2歳新馬ダ1200mで提供された買い目である。


シンケイバという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ シンケイバの無料予想(2024/11/17)

結果:3-10-5

データが揃っていない新馬戦とは言え、あまりにもお粗末すぎる結果に言葉がない。
結果的には、1番人気3番人気5番人気の順での決着であるが、買い目に指定した3頭の内1頭も馬券に絡んでいないというのは如何なものだろうか!?

シンケイバが提供したレース

対する馬券に指定された3頭だが、6番人気→4番人気→8番人気という「ワイドなので穴狙いで」とでも言いたげな内容だが、「新馬戦でルメール騎手を買い目から切る」というのは、ほとんど自滅行為に近いと言える。
実際に、京都04R2歳新馬→05R2歳新馬とルメール騎手が連勝した


シンケイバが推奨した9メイショウヨンクは太め残りであり、道中前半は中位のやや後ろ。直線でパッタリ止まったが、道中で押し上げる脚は見せたように使いつつよくなっていきそうな気配を見せた。

同じくシンケイバが推奨した1メイショウアオコチも同馬主であり、スイスイと逃げて4角でも余力はあるように見えたものの、あと1ハロンを切ってから失速とスタミナに問題あり。だった。


2歳新馬戦で、「メイショウ」さんの馬を中心に持ってくるのは無理がある
基本的には、マイナー牧場で自家生産種牡馬を種付けさせマイナー厩舎に預けた地味な血統であり、この時期からガンガン走るという若駒でもない。


やはり、この時期の2歳新馬戦で中心視するのであれば、吉田一族所有の早熟系海外生産馬に見られるような、早期から能力を発揮できる血統だ。今回の3キアニーナはその好例である。
レースは余裕残しも好馬体。パドックでは少しうるさい面があったものの、スッと行き脚がついて2番手でスムーズな競馬。手応え良く直線に向くと、あと1ハロンで先頭に立って押し切った。

必ずしも「海外生産馬」が全て良いというわけではないが、社台が海外から若駒を購入する場合は、下調べも入念に新たな血を入れるべく早熟な血統を買い付けて来るのが本流。
目利きもプロ中のプロが担当していることから、そこまでの駄馬を買わされるリスクも少ない。


それらを頭に入れておけば、必然と買い目の中心に入れる馬は決まるというもの。
ただ単に「配当を気にする」のであれば、このレースを選択すること自体が間違っているということである。