最終更新日:2024年11月21日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:117,957

競馬の楽しみ方〜競馬業界を考察する (ルメール・ファーストでM.デムーロの心情いかに?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. ルメール騎乗停止でもルメール・ファーストは継続

  2. 先週は東京競馬場でNHKマイルCが行われ、M.デムーロ騎乗アドマイヤマーズが勝利した。

    その陰で、C.ルメール騎乗グランアレグリは、気性のモロさが露呈して他馬と接触し降着となり、そのおかげでルメール騎手6日間の騎乗停止となった。


    これでルメールは、ヴィクトリアマイルのノームコア、オークスのコントラチェック、そしてダービーで騎乗予定だったサートゥルナーリアにも騎乗できずのスリー・アウトとなった。(ダービー・デイの目黒記念でブラストワンピースにも騎乗予定だったのだが、コレも騎乗できずでフォー・アウトか?…ちなみにブラストワンピースは、先日書いた「凱旋門賞」の出走プランがあるということを発表しており、もしそうなれば日本馬が5頭になるかもしれない。また、有馬記念馬がハンデ戦である目黒記念に出走となると、58kgのハンデを覚悟しないとならないのだが、凱旋門賞出走となると斤量は59.5kgとなるので、それにどこまで対応できるかを試すという説もある)



  3. ルメールから、D.レーン騎手への乗り替わり

  4. ルメールが外れることで「このラインナップ」の中で私が最も気になるのは、二冠のかかる皐月賞馬「サートゥルナーリア」に誰が騎乗するのか?…という点だったのだが、所属するキャロットクラブからは早々と「ダービーはD.レーン騎手を予定(オークスのコントラチェックも同様にD.レーン騎手)と発表された。
    サートゥルナーリアに騎乗することになったD.レーン騎手 
    ↑サートゥルナーリアに騎乗することになったD.レーン騎手


    D.レーン騎手は、来日初日に4勝をあげ、日本競馬への適応力の速さを見せつけたかと思えば、翌日の新潟でメールドグラースに騎乗し新潟大賞典を勝たせるなどの大活躍をしており、このD.レーン騎手の大活躍っぷりは、身元引き受け人となった社台グループとしても想像をはるかに超えるものだっただろう。

    結果的に今週からの3週、ルメール騎手が騎乗予定だった、全ての馬(全てノーザンファーム産馬) D.レーン騎手へと乗り替わりになった。
    だがこの「ルメール騎手」から「D.レーン騎手」への乗り替わり、ノームコアとコントラチェックは特に問題なさそうなのだが、ダービーのサートゥルナーリアだけはなんだか物議をかもしそうだ。



  5. M.デムーロの心情はいかに?

  6. …と言うのも、サートゥルナーリアは新馬からホープフルSまで3連勝し、その全レースに騎乗していたのがM.デムーロで、サートゥルナーリアの強さについては十二分に理解しているのはM.デムーロなのだが、乗り替わりの可能性は十分あったハズのM.デムーロではなく、あっさりとD.レーン騎手に決まったのであればM.デムーロにしてみれば忸怩たるものがあるだろう。

    そこまで社台に嫌われているのか?…と。


    …ただおそらくだが、デムーロを乗せない理由はデムーロ本人にあるのではなく(多少ありそうだが)ダービーの結果にかかわらず「すぐにルメールに戻せる」という「ルメール・ファースト」の言い訳が成り立つためのD.レーン騎手の起用となったのではないだろうか。

    ノーザンファームの考え方としては、誰が乗ったとしてもというと極論になるが、D.レーン騎手くらいの騎乗技術があれば普通にダービーも勝てると踏んでのもの。もちろんデムーロを乗せても勝てるとは思うが、仮にデムーロを乗せてダービーを勝つと、今度は降ろすに降ろせないという状況が生まれかねないので、ここは敢えてレーン騎手を選択したのではないだろうか。深読みしすぎか?
    また、どうやらD.レーン騎手の短期免許がダービーの週で切れるのも、結果的に「願ったり」のタイミングだったのでは??


    ただ、理由がどうあれ、やっぱ腹の虫が収まらないのはやはりデムーロだろーな。
    アドマイヤマーズがダービーに出走するか否かは未定だが、もし出走するのであればデムーロは「史上最大の下克上」を狙うのは間違いのないところだろう。



    だが、
    アドマイヤマーズの関係者に忖度出来る立場にあるのもまたノーザンファームだろ。
    この「忖度」を実行に移せばアドマイヤ陣営に「借り」を作ることにはなり、オーナーサイドも「借し」を作ったと考えて矛を収めれば万事が丸く収まる。…だが逆に「馬にとって一生に一度のダービーの舞台」と考え、ダービー出走を強行するようなら、ただでさえノーザンファームからの風向きが良くないアドマイヤ陣営なので、これまで以上に厳しくされることも覚悟しなければならなくなる。
    …むーん、難しい問題だw

    波風を立てずに丸く収めたい日本人の思惑に対して、騎乗するのは外国人w

    全くブレない「ルメール・ファースト」という姿勢。
    さて、この騒動の行方やいかに。


無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/11/17

シンケイバという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

シンケイバの集客サイト(解体新書と競馬戦線)は、Googleでシンケイバの情報検索をすると、「3時間前」にインデックスされたばかりのサイトであった。しかし、これらのサイトは検証結果として、どちらも「3ヶ月も前からの検証を主張している。


検証期間もさることながら、その検証内容も信ぴょう性に欠けており18戦18勝の的中率100%と驚くべき結果を謳っていた。


しかし、競馬検証.comが1ヶ月(11鞍)連続で独自に検証したところ、戦績は11戦中、わずか1勝の10敗となった。


的中率9%の、回収率34%という、全く実績に見合わないお粗末な内容であった。
18戦18勝が、11戦10敗に急になるだろうか?


シンケイバの1ヶ月検証の後も検証を続け、抜き打ち検証も3度目となるので、そろそろ終わりにしようと思う。
最後の抜き打ち検証となる11/16と、11/17は、連日不的中

検証するのは、2024/11/17の京都4R2歳新馬ダ1200mで提供された買い目である。


シンケイバという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ シンケイバの無料予想(2024/11/17)

結果:3-10-5

データが揃っていない新馬戦とは言え、あまりにもお粗末すぎる結果に言葉がない。
結果的には、1番人気3番人気5番人気の順での決着であるが、買い目に指定した3頭の内1頭も馬券に絡んでいないというのは如何なものだろうか!?

シンケイバが提供したレース

対する馬券に指定された3頭だが、6番人気→4番人気→8番人気という「ワイドなので穴狙いで」とでも言いたげな内容だが、「新馬戦でルメール騎手を買い目から切る」というのは、ほとんど自滅行為に近いと言える。
実際に、京都04R2歳新馬→05R2歳新馬とルメール騎手が連勝した


シンケイバが推奨した9メイショウヨンクは太め残りであり、道中前半は中位のやや後ろ。直線でパッタリ止まったが、道中で押し上げる脚は見せたように使いつつよくなっていきそうな気配を見せた。

同じくシンケイバが推奨した1メイショウアオコチも同馬主であり、スイスイと逃げて4角でも余力はあるように見えたものの、あと1ハロンを切ってから失速とスタミナに問題あり。だった。


2歳新馬戦で、「メイショウ」さんの馬を中心に持ってくるのは無理がある
基本的には、マイナー牧場で自家生産種牡馬を種付けさせマイナー厩舎に預けた地味な血統であり、この時期からガンガン走るという若駒でもない。


やはり、この時期の2歳新馬戦で中心視するのであれば、吉田一族所有の早熟系海外生産馬に見られるような、早期から能力を発揮できる血統だ。今回の3キアニーナはその好例である。
レースは余裕残しも好馬体。パドックでは少しうるさい面があったものの、スッと行き脚がついて2番手でスムーズな競馬。手応え良く直線に向くと、あと1ハロンで先頭に立って押し切った。

必ずしも「海外生産馬」が全て良いというわけではないが、社台が海外から若駒を購入する場合は、下調べも入念に新たな血を入れるべく早熟な血統を買い付けて来るのが本流。
目利きもプロ中のプロが担当していることから、そこまでの駄馬を買わされるリスクも少ない。


それらを頭に入れておけば、必然と買い目の中心に入れる馬は決まるというもの。
ただ単に「配当を気にする」のであれば、このレースを選択すること自体が間違っているということである。




2024/11/16

トルネードという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

1ヶ月かけて検証したトルネードの無料予想精度した結果は、的中率20%(10戦2勝 8敗)の、回収率47%(-5万 480円)となった。


その後も定期的に抜き打ち検証を行っているが、4ヶ月間も検証をしたし、今回で最後にしようと思う。

今回検証するトルネードの無料予想(無料情報)は、11/16と、11/17は連日不的中だったが、11/16土曜の東京11R 東スポ杯2歳Sで提供された買い目である。


トルネードという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ トルネードの無料予想(2024/11/16)

結果:4-9-7

トルネードの買い目は、あからさまに「穴狙い」と言っているような買い目である。


東京スポーツ杯2歳S(GII)は、結果的には1-3-2番人気の決着により3連単2,300円と堅く収まったのであるが、出走頭数が9頭となった時点でこうなることはある程度予測可能であった。

要するに、「穴狙い」であればこのレースは避けるべきであり、ハナから対象にしては行けないレースである。
このレースを獲りに行くのであれば6点以内が妥当であり、仮に今回の12点提供であった場合でも的中すれば僅かなプラスに収まる程度だった。


1着固定の並列に置かれた3ファイアンクランツは、夏の札幌2歳Sを1番人気で3着とこのメンバーの中では実績上位に置かれるが、元々は晩成型であり、本格化するのは3歳以降と見られていた。決め手に欠けることから時計勝負への対応がカギと見られていた。
レース前からゲート裏でテンションが高く少し暴れる場面があったように、メンタル面にまだ甘いところがありもう少し落ち着いてくれば、本来の力を発揮するのではと考えられる。


同じく、1着固定の並列に置かれた4クロワデュノールであるが、いくらか余裕がある程度で、24キロ増はほぼ成長分でありレース中の折り合いも問題なく、直線は後続を待たずに追い出して2着馬と先頭争いを見せると、渋太く食い下がる相手を最後は力で捩じ伏せての完勝を収めた。


ここまでは良かったが、2・3着固定に並べられた2ジーティーマンはテンションが高過ぎた為にアオッてのスタートとなり、序盤から少し行きたがる面を見せてなだめつつ運ぶ形となったことから掲示板を確保出来ず6着という結果。

同じく2・3着固定に並べられた8ニシノイストワールは、東京コースでの速い上がりに対応出来ずに1着から1秒6差離されてのシンガリ9着という厳しい結果。

トルネードが提供したレース

3ファイアンクランツも2ジーティーマン、8ニシノイストワールも、ほぼ人気と着順が相応の結果であり、小細工の通用しない少頭数の2歳戦にありがちな結果が全てを物語っているようである。


騎手の名前を見るだけでも、このレースで高配当を狙ってはならない理由がわかるというものだ。