最終更新日:2024年12月04日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:118,071

有馬記念 (12月・GⅠ) (2018有馬記念、オジュウチョウサンの勝算は? ) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2018有馬記念の注目馬は、オジュウチョウサン

  2. 2018有馬記念注目馬ファン投票3位オジュウチョウサンだ。

    オジュウチョウサンに勝算はどれほどあるのか?

    そもそも、2018年有馬記念でオジュウチョウサンがなせ注目なのか?


    今年の有馬記念は既にファン投票が締め切られ(12月6日締め切り)、ファン投票1位は、昨年のダービー馬で今年の天皇賞(秋)の勝ち馬レイデオロが順当におさえ、2位アーモンドアイ (回避)も順当と言えるだろう。

    ただ、3位オジュウチョウサンはまだ平地では1600万条件の身であることを考えれば、前代未聞の得票数と言える。
    2018有馬記念の注目馬、オジュウチョウサン 
    ↑ついに2018有馬記念だ、オジュウチョウサン


    (追記:2018/12/19)
    有馬記念2018年ファン投票1位で、最注目馬の「レイデオロ」についても「2018有馬記、レイデオロの勝算は?」というタイトルで記事を書いたので、流し読みして頂けたら幸いですw



  3. 2018有馬記念で人気のオジュウチョウサン、なぜ?

  4. ここまで多くのファンがオジュウチョウサンに注目した理由は、大小様々なものがあると考えられるが、一つの理由としては昨年まで主戦場としていた「障害界」で2016年から足掛け3年前人未到の11連勝を飾ったことで、「障害界の史上最強馬は果たして平地でも強いのか?」という、同馬の平地での実力に興味を持ったファンが増えていったことがあると言える。私もその1人だ。


    そして、その興味の延長線上で、オジュウチョウサンは昨年の2017年有馬記念ファン投票1278票を集めている。
    さらに2017年度のJRA賞でも3票とはいえ、障害馬であるオジュウチョウサンが年度代表馬に投票されたことも(有効投票数290票。287票を得たキタサンブラックが年度代表馬)前代未聞といえ、これもファンの耳目を集めた要因と言えるだろう。


    2018年は4月の中山大障害(J・G1)から始動し、あっさりと勝利し、その後に行われた宝塚記念ファン投票では昨年の有馬記念ファン投票を大幅に上回る4268票を獲得した。

    この予想外のファン投票現象は、「絶対障害王オジュウチョウサンの平地での実力を見てみたい」というファンの思惑が次第に大きくなってきていることを示しており、また、これらの流れがオーナーである一口馬主のレジェンド、長山尚義氏の心に火をつけ「障害界に敵なしのオジュウチョウサンを平地で一流馬にぶつけてみたい」という夢物語の実現を目指すことになったのだ。

    これら諸々が2018有馬記念に出走するオジュウチョウサンが注目に値する理由だろう。


    そして、ここからこの物語が徐々に現実に近付いていくのだが、「有馬記念出走」という夢に一気に弾みをつけさせたのが今年2018年7月の福島開催で行われた「開成山特別」だった。
    鞍上はオーナーからの熱烈なラブコールを受けて騎乗を快諾した武豊騎手
    そして武豊騎手は開成山特別においてオジュウチョウサンをアッサリと勝利へと導いてしまった。
    2018有馬記念で人気のオジュウチョウサンが開成山特別で見せた圧勝 
    ↑オジュウチョウサンが開成山特別で見せた圧勝の瞬間


    正直なところ、オジュウチョウサンの平地での脚力は、全ての関係者が半信半疑だっただろう。
    終わってみれば3馬身差の圧勝

    そしてこの勝利で完全に完全にスイッチが入ってしまったのが、オジュウチョウサンの長山尚義氏オーナー
    長山オーナーはこの勝利の後「障害戦は有馬記念まで使いません。有馬記念を本当に狙っていきます。これで有馬記念の出走権利は得られたので、あとはファンの皆様に人気投票をお願いするためにもマスコミの方々に盛り上げてもらえればと思います」と、有馬記念出走を超・アピールしていたw

    しかしこの時点では、500万条件を勝った一介の条件馬。
    多くの競馬ファンは「なに言っちゃってんの?」と、オジュウチョウサンに対しては「絶対障害王」の称号がなければ「ファンの多い馬であることは認めるが、500万条件を勝ったくらいで有馬記念出走を目指すと宣言するなんて笑止」ってな具合だったのだが、なんとオジュウチョウサンは昇級初戦で1000万条件の南部特別も連勝してしまったのですw

    つまり「平地で底を見せていな状態」が出来上がりつつあるのが現状。
    そして有馬記念への出走権利もファン投票3位で得ていることもあり(ファン投票10位以内の馬が優先的に出走可能)現在厩舎では夢物語のフィナーレに向けて渾身の仕上げを施している真っ最中なのである。



  5. 注目馬オジュウチョウサンが「来る」理由を3つ

  6. 個人的見解ではあるが、オジョウチョウサンが「来る」理由を3つを挙げてみよう。

    【来る理由その1】
    父・ステイゴールドに、母・父シンボリクリスエスという配合は中山芝2500mへの適性という点において、かなり高水準の血統構成であるため、スタミナと勝負根性が問われる展開になった際には、十分に対応可能な舞台設定と言える。
    また「障害」で鍛えに鍛えたスタミナは出走馬中No.1といっても過言ではないため、ハナを主張しての離し逃げが嵌れば驚愕の逃げきりまであっても驚けないだろう。


    【来る理由その2】
    今年の有馬記念出走予定馬は、順調度を欠いていたり、出走にすら漕ぎ着けられなかったりする馬が多いという印象がある。
    また、完全に峠を越えたサトノダイヤモンドのような馬が引退レースに選んで出走してきたりするなど、全体的に非常に出走メンバーのレベルが低いのが現状。
    あわせて「この秋は最初からここが目標」という実力馬や実績馬が不在であるのも、ここ一本に照準を定めたオジュウチョウサンには追い風となるだろう。


    【来る理由その3】
    高速決着に一抹の不安を抱えるオジュウチョウサンに対して、今の中山は極端に時計が速い馬場でないため自在性のあるオジュウチョウサンであれば立ち回りと武豊の腕次第でなんとかしてしまう可能性も否定できない。また完全にノーマークを決め込む騎手も多く、特に今年は外国人ジョッキーが多数騎乗するので、マークが緩めば緩むほどチャンスは広がるだろう。


  7. 注目馬オジュウチョウサンが「来ない」理由を3つ

  8. 今度は、オジョウチョウサンが「来ない」理由を3つを挙げてみよう。

    【来ない理由その1】
    芝の平地実績でオジュウチョウサンを圧倒する馬が実力どおりに力を発揮した場合。

    今年の有馬記念で平地実績において筆頭格とされるのが、冒頭でも人気投票1位と紹介した昨年のダービー馬レイデオロだ。
    3歳時はスタートの悪さと二の脚が遅いことで中山コースを不得手としてきたが、今年は同じ中山コースで行われた産経オールカマーを圧勝しているように弱点は払拭したと言えるだろう(ただ、ゲートに関する癖は突発的に発生する場合も多いので過信は禁物)

    これに続く馬となるキセキは、今まで悪かった部分が徐々に解消されて現在も緩やかな上昇カーブを描いているので、この馬のペースにハマるとオジュウチョウサンどころか前出レイデオロさえも苦しい戦いを強いられることになる可能性もあるかもしれない。

    また、昨年のジャパンCの覇者シュヴァルグランは、今年のジャパンCで4着と成績を落としているが、この馬の大レースでの激走には常に「鞍上ボウマン」という強力な助っ人が騎乗しており、前回の「競馬コラム」でも少し書いたが、今年は満を待してのコンビ復活となるので、鞍上強化によってこの馬らしさが戻って来ればまとめて面倒をみられるシーンさえも想像ができてしまうから怖い。


    【来ない理由その2】
    超G1級のスピード決着となった場合。

    今回のメンバーでハナを主張するのはキセキくらいしかおらず、鞍上川田も誰も行かなければまず「逃げ」の手に出ることが濃厚。
    そしてキセキは前走のジャパンCでアーモンドアイ の世界レコードを誘発する高速の逃げを演出しているため(実際に同馬の走破タイムも従来のレコードを更新している)世界レベルの高速逃げをキセキに打たれた際に、オジュウチョウサンがついていけるか?という点においては大きな疑問符がつく。


    【来ない理由その3】
    そもそも平地の絶対スピードがG1レベルで足りなかった場合。

    オジュウチョウサンの「スタミナ」「勝負根性」「立ち回りの上手さ」「身体能力」は、どの出走馬と比べて遜色はないが、G1を勝ち負けするレベルとなると、誰もが言うようにやはりどうしても「潜在スピード能力」が必要となる。

    世界レコード決着となった今年のジャパンCがいい例で、1着のアーモンドアイから6着のサトノダイヤモンドまでは世界レコードを更新する走破タイムを計時している。
    これは展開や馬場状態次第ではスピード決着にも対応できる「潜在スピード能力」を秘めていることを意味しており、オジュウチョウサンにこの部分が足りなかった場合は苦しい戦いとなる可能性が高いだろう。



    2018有馬記念に出走予定のオジュウチョウサンについて様々な視点から検証してみました。
    どんなスポーツにおいても「偶然」「ラッキー」「運」という要素が人の思惑を狂わす結果になることが往々にしてあるので、これらの要素をオジュウチョウサンが味方につければ、好走の可能性も十分にあるだろう。
    鞍上武豊というのも、今回に限っては、なんとも妙味のある要素なので、様々な要素が噛み合うことによってオジュウチョウサンの「夢物語」は夢ではなくかもしれません。

    楽しみです。


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競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/11/23

テッパンという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

テッパン」という競馬予想サイトへ集客を行っていた「解体新書」による検証では「回収率470%」とのことだった。


しかし、競馬検証.comが30レース分の予想精度を独自に検証した結果、回収率わずか40%で、収支結果は88万超えどころか、▶︎マイナス−18万 100円となった。


今回検証するテッパンの無料予想(無料情報)は、2024/11/30に提供された3鞍の中から、京都3Rで提供された買い目の検証となる。


テッパンという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ テッパンの無料予想(2024/11/30)

結果:3-9-2

結果的には、1→3→7番人気で決まったのだが、テッパンが予想したのは1,2,5,9,10番人気の5頭。要するに、上位人気3頭と下位人気2頭の組み合わせというものだ。


騎手名を見ても分かる通り、武豊と短期免許の外人騎手に若手有望株の2名を入れていれば当たるだろうと考えたのだろう。
勿論、1着となった3メイケイレイン(武豊)の前走を見る限り、一本かぶりのグリグリ1番人気になることは予想されていたし、11頭立てであれば余裕で捌き切れて当然であった。


要するに、このレースは2,3着馬を探すレース

テッパンが提供したレース


5アイルランズコールは、C.デムーロ騎乗ということから2番人気に押し出されたのは明らかであり、ダート変わりと距離短縮という2つの変化に加えて、前々走から5→8着と着順を落としていたことも懸念されていた。
ヤネ(鞍上)が幸からC.デムーロに代わっただけであり、馬の調子や陣営の話とは関係なくチョイスしたようだ。

結果は5着
序盤から行きたがって抑えるのにひと苦労したようで、勝負どころから追い上げを図ったが、直線はピリッとした脚を使えなかった。やはりという感じだった。


そして、1ホウオウアーネストであるが、前々走から0.7秒差の4着→2.4秒差の6着と夏バテによる調子落ちから5番人気と競馬ファンからの評価も落ちていたのだが、R.ムーア騎乗となったことからテッパンの予想担当は「外国人マジック」に期待でもしたのだろう。
結果は8着。 全くと言っていいほど、良いところはなかった。


逆に、2着となった9ダイシンレアレアは3番人気にもかかわらず予想者が買い目から切ったというのは、鞍上が小崎綾騎手であったことによるものと思われる。
小崎綾騎手や3着のM.デムーロ騎手には悪いが、2歳未勝利戦であれば馬のレベルもまだ団栗の背比べ状態であり、騎手のレベル差はそれほど影響しない。

テッパンの予想者には、押し出された人気を見分けるコツを掴んでほしいところだ。




2024/11/30

「うまスグ」という競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

今回検証するうまスグの無料予想(無料情報)は、2024/11/30の中京6Rで提供された買い目である。


うまスグという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ うまスグの無料予想(2024/11/30)

結果:10-11-5

結果的には1→5→3番人気での決着となり、買い目の5頭の内馬券になったのは1番人気の10アンシールただ1頭のみという残念すぎる内容。

うまスグが提供したレース

おまけに、◎に推奨した8カンタベリーハヤテは見せ場もなく16頭立ての16着という結果。
何故、15番人気の8カンタベリーハヤテを◎に推奨したのか理解に苦しむ


そして、◯に推奨した2番人気の12クアトロジャックは、4角では既に手応え劣勢となり直線坂下で内から来た勝ち馬を押し返す余力もなく流れ込み8着というもの。
ここ最近の永島まなみ騎手の実績を見るだけでも、2番人気とはいえ手を出すのは勇気がいるだろ


△2タイキバルドルが11番人気の割に健闘し6着ではあったが、8番人気の★15ラウダブルも直線では見せ場なく後退し13着という結果には、目も当てられない。

競馬は人気ではないというが、◎15番人気、◯2番人気、▲1番人気、△11番人気、★8番人気という予想は、「あくまでも高配当を狙ったものです」という注釈を入れてほしいものだ。
当たればラッキー」という思いが伝わってくる買い目である。
無料予想とはいえ、今回かなり無責任な予想であった。