最終更新日:2024年11月21日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:117,957

競馬の楽しみ方~女性騎手編 (2022年5月・JRA女性騎手の近況(藤田菜七子騎手・古川奈穂騎手・今村聖奈騎手)) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2022年5月・JRA女性騎手の近況について(藤田菜七子騎手・古川奈穂騎手・今村聖奈騎手)

    悩めるアイドルジョッキー藤田菜七子騎手の近況について

    2018年にJRA女性騎手の最多勝記録(35勝)を更新し、翌年には年間45勝を挙げるなど目覚ましい活躍を続け、JRAに貢献してきた藤田菜七子騎手だが、近年は落馬による負傷などの影響もあり、極度のスランプに陥っている。

    2022年JRA女性騎手、藤田菜七子騎手の近況
     

    スランプ」と言っても、本人の騎乗技術が著しく低下しているわけではない。
    単純に需要がなくなった。というのが正解だろう。

    これまでの競馬コラムでも何度も書いてきたが、女性騎手には斤量減の恩恵があり、男性ジョッキーに比べて有利なところはあるが、現実的な話をすると、やはり「腕っぷし」という部分で男性と女性では明らかに分が悪い
    馬を御せるか否かは、ひとつでも上の着順を目指すためにジョッキーの重要なスキルで、調教師やオーナーも「勝ちに導ける騎手」「上位に導ける騎手」を選ぶのは当然の流れである。

    その中で期待値の低いジョッキーは消去法で序列が下がっていってしまう

    これは女性ジョッキーだけの問題ではなく、伸び悩んでいるジョッキーすべてに言えること。

    とにかく自身の身体を鍛え、技術を磨いて結果を出せるジョッキーにならなければプロとしてはやっていけない。

    そんな苦悩の日々を送っている藤田菜七子騎手だが、3月初旬から拠点を所属する美浦から栗東に移して武者修行を始めた

    だいぶ差は縮まってきたものの、いまだ西高東低の勢力図となっている競馬界であり、レベルの高い厩舎、ジョッキーと一緒に過ごして学ぶことが第一ではあるが、それと同時に営業活動の側面も多いにあるのだろう。

    中京、新潟、小倉などのローカル開催では関西馬の出走も多いだけに、ローカル場が主戦場となる自身としては少しでも騎乗馬を集めたいところだ。

    そして、肝心の武者修行の成果はというと…先週・先々週と2週連続で勝ち星を挙げ、徐々に希望の光が見えてきた…かも?しれない。
    勝利を挙げたのは杉山厩舎、藤原英厩舎という栗東上位厩舎の馬だ。

    その2勝を挙げるまでは今年はここまで1勝のみだったことを考えると、大きな進歩と言えるだろう。
    ここから着実に信頼と結果を積み重ねていけるかどうか、今後の活躍に期待したい。



    古川奈穂騎手の近況について

    また、藤田菜七子騎手同様、もう一段階上のレベルへのステップが求められているのが古川奈穂騎手だ。

    2022年JRA女性騎手、古川奈穂騎手の近況
     

    超がつく名門・矢作厩舎に所属し、毎週のように勝ち負けを期待できる馬に騎乗させてもらえてるものの、今年ここまでわずか4勝

    周囲から「俺がオーナーだったら絶対クビにするけどね…」という笑えない冗談話も聞こえてきそうな状況だ。
    矢作調教師としてもオーナーがいる手前、いつまでも黙って見守っている訳にはいかないだろう。

    2021年、期待の女性騎手として注目されていたが、正味、古川奈穂騎手の騎乗技術「まだまだ」というレベルのもの。

    これから期待できる伸びしろを含めてのジャッジだが、その伸びしろを埋めるのは、こちらも今の努力次第だ。



    今村聖奈騎手の近況について

    今年デビューした別の女性ジョッキー今村聖奈騎手が、3月のデビューから3ヶ月も経たずに10勝を挙げる快進撃。(女性新人騎手の斤量減の恩恵アリ)

    2022笑顔の今村聖奈騎手
     
    ちなみにデビュー年に年間10勝は今までの9勝(牧原由貴子元騎手、西原玲奈元騎手)が最高でこれが新記録だ。
    加えて同期の中でも2ケタ勝利は一番乗り

    今年まだ7ヶ月も残しての10勝達成だから、ここからどこまで数字を伸ばしてくるか注目が集まっている

    父が元ジョッキーというDNAか、はたまた契約している敏腕エージェント・元競馬ブックの小原氏のお陰なのかは定かではないが、最近のJRA女性ジョッキーは完全に今村聖奈騎手一色で、永島まなみ騎手含めた他の3名の存在は確実に薄くなっている。

    勝負の世界、みんな平等に…という訳にはいかないのだが、せっかく厳しい世界に飛び込んできたのだから、華々しく活躍する姿を見たいものだ。


無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/11/17

シンケイバという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

シンケイバの集客サイト(解体新書と競馬戦線)は、Googleでシンケイバの情報検索をすると、「3時間前」にインデックスされたばかりのサイトであった。しかし、これらのサイトは検証結果として、どちらも「3ヶ月も前からの検証を主張している。


検証期間もさることながら、その検証内容も信ぴょう性に欠けており18戦18勝の的中率100%と驚くべき結果を謳っていた。


しかし、競馬検証.comが1ヶ月(11鞍)連続で独自に検証したところ、戦績は11戦中、わずか1勝の10敗となった。


的中率9%の、回収率34%という、全く実績に見合わないお粗末な内容であった。
18戦18勝が、11戦10敗に急になるだろうか?


シンケイバの1ヶ月検証の後も検証を続け、抜き打ち検証も3度目となるので、そろそろ終わりにしようと思う。
最後の抜き打ち検証となる11/16と、11/17は、連日不的中

検証するのは、2024/11/17の京都4R2歳新馬ダ1200mで提供された買い目である。


シンケイバという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ シンケイバの無料予想(2024/11/17)

結果:3-10-5

データが揃っていない新馬戦とは言え、あまりにもお粗末すぎる結果に言葉がない。
結果的には、1番人気3番人気5番人気の順での決着であるが、買い目に指定した3頭の内1頭も馬券に絡んでいないというのは如何なものだろうか!?

シンケイバが提供したレース

対する馬券に指定された3頭だが、6番人気→4番人気→8番人気という「ワイドなので穴狙いで」とでも言いたげな内容だが、「新馬戦でルメール騎手を買い目から切る」というのは、ほとんど自滅行為に近いと言える。
実際に、京都04R2歳新馬→05R2歳新馬とルメール騎手が連勝した


シンケイバが推奨した9メイショウヨンクは太め残りであり、道中前半は中位のやや後ろ。直線でパッタリ止まったが、道中で押し上げる脚は見せたように使いつつよくなっていきそうな気配を見せた。

同じくシンケイバが推奨した1メイショウアオコチも同馬主であり、スイスイと逃げて4角でも余力はあるように見えたものの、あと1ハロンを切ってから失速とスタミナに問題あり。だった。


2歳新馬戦で、「メイショウ」さんの馬を中心に持ってくるのは無理がある
基本的には、マイナー牧場で自家生産種牡馬を種付けさせマイナー厩舎に預けた地味な血統であり、この時期からガンガン走るという若駒でもない。


やはり、この時期の2歳新馬戦で中心視するのであれば、吉田一族所有の早熟系海外生産馬に見られるような、早期から能力を発揮できる血統だ。今回の3キアニーナはその好例である。
レースは余裕残しも好馬体。パドックでは少しうるさい面があったものの、スッと行き脚がついて2番手でスムーズな競馬。手応え良く直線に向くと、あと1ハロンで先頭に立って押し切った。

必ずしも「海外生産馬」が全て良いというわけではないが、社台が海外から若駒を購入する場合は、下調べも入念に新たな血を入れるべく早熟な血統を買い付けて来るのが本流。
目利きもプロ中のプロが担当していることから、そこまでの駄馬を買わされるリスクも少ない。


それらを頭に入れておけば、必然と買い目の中心に入れる馬は決まるというもの。
ただ単に「配当を気にする」のであれば、このレースを選択すること自体が間違っているということである。




2024/11/16

トルネードという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

1ヶ月かけて検証したトルネードの無料予想精度した結果は、的中率20%(10戦2勝 8敗)の、回収率47%(-5万 480円)となった。


その後も定期的に抜き打ち検証を行っているが、4ヶ月間も検証をしたし、今回で最後にしようと思う。

今回検証するトルネードの無料予想(無料情報)は、11/16と、11/17は連日不的中だったが、11/16土曜の東京11R 東スポ杯2歳Sで提供された買い目である。


トルネードという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ トルネードの無料予想(2024/11/16)

結果:4-9-7

トルネードの買い目は、あからさまに「穴狙い」と言っているような買い目である。


東京スポーツ杯2歳S(GII)は、結果的には1-3-2番人気の決着により3連単2,300円と堅く収まったのであるが、出走頭数が9頭となった時点でこうなることはある程度予測可能であった。

要するに、「穴狙い」であればこのレースは避けるべきであり、ハナから対象にしては行けないレースである。
このレースを獲りに行くのであれば6点以内が妥当であり、仮に今回の12点提供であった場合でも的中すれば僅かなプラスに収まる程度だった。


1着固定の並列に置かれた3ファイアンクランツは、夏の札幌2歳Sを1番人気で3着とこのメンバーの中では実績上位に置かれるが、元々は晩成型であり、本格化するのは3歳以降と見られていた。決め手に欠けることから時計勝負への対応がカギと見られていた。
レース前からゲート裏でテンションが高く少し暴れる場面があったように、メンタル面にまだ甘いところがありもう少し落ち着いてくれば、本来の力を発揮するのではと考えられる。


同じく、1着固定の並列に置かれた4クロワデュノールであるが、いくらか余裕がある程度で、24キロ増はほぼ成長分でありレース中の折り合いも問題なく、直線は後続を待たずに追い出して2着馬と先頭争いを見せると、渋太く食い下がる相手を最後は力で捩じ伏せての完勝を収めた。


ここまでは良かったが、2・3着固定に並べられた2ジーティーマンはテンションが高過ぎた為にアオッてのスタートとなり、序盤から少し行きたがる面を見せてなだめつつ運ぶ形となったことから掲示板を確保出来ず6着という結果。

同じく2・3着固定に並べられた8ニシノイストワールは、東京コースでの速い上がりに対応出来ずに1着から1秒6差離されてのシンガリ9着という厳しい結果。

トルネードが提供したレース

3ファイアンクランツも2ジーティーマン、8ニシノイストワールも、ほぼ人気と着順が相応の結果であり、小細工の通用しない少頭数の2歳戦にありがちな結果が全てを物語っているようである。


騎手の名前を見るだけでも、このレースで高配当を狙ってはならない理由がわかるというものだ。