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競馬の楽しみ方~女性騎手編 (崖っぷち藤田菜七子騎手と新人・今村聖奈騎手) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 崖っぷち藤田菜七子騎手と新人・今村聖奈騎手

    アイドルジョッキー、藤田菜七子騎手は崖っぷち?

    崖っぷちの藤田菜七子騎手

    先週に続いての連敗ネタになってしまったが、先ずは平成&令和のアイドルジョッキー藤田菜七子騎手について触れてみる。

    昨年2021年は年間14勝という成績だった藤田菜七子騎手。
    秋に落馬負傷のアクシデントはあったものの、一昨年の35勝3年前の43勝と比べるとその低迷ぶりは明らかだった。

    その昨年。とくに8月中旬以降は勝ち星から一切見放されてしまい、そのまま年末まで勝てずに終わった。
    8月から12月まで騎乗した数は102回

    つまり102連敗を喫してしまったということだ。

    中には勝ち負けを計算できる馬もそれなりに居ただけに、結果を出せなかった本人はもちろんのこと、依頼した厩舎やオーナーとしても不完全燃焼に終わっている。

    先週、岩田望来騎手のコラムでも書いたように勝負の世界なので一度評価を落としてしまうと、その信頼を回復させるのはそう容易いものではない。
    このままいけば、ただの「ただのジョッキー」になってしまうだろう。

    崖っぷちの藤田菜七子騎手
     
    JRAの女性ジョッキーが「オンリーワン」ではなくなってしまったのもあり、再び2016年頃の菜七子フィーバーを起こすのは容易じゃない。
    今年は正に藤田菜七子騎手のジョッキー人生を左右する岐路に立っていると言える。



    『アイドル』が通用しなくなってくるお年頃…

    先月の29日、今年26戦目の騎乗で小倉競馬場にて今年の初勝利(3歳未勝利・ブルーゲート)をマークできた。昨年から続いていた連敗記録を「127連敗」でようやく止めることができたのだが…だからと言ってかなり厳しい立場にいることに変わりはない。

    女性騎手は常に斤量2キロ減というルール(2019年に改定された)があり、基本的に男性ジョッキーと比べてアドバンテージは持っているのだが、そのアドバンテージをも買われなくなってしまっているのが近況だ。

    ケガの影響があったとは言え、昨年は大幅に騎乗機会を減らしている。(一昨年570回、昨年394回)。全体的に2割程度騎乗数が減っていることになる。

    ひと頃はPRにもなるし、ブームに乗っかるような形で騎乗を依頼していたオーナーや厩舎も多かったが、さすがにお金(賞金)がついて回る話なので、いつまでもお遊び感覚で乗せているわけにいかなくなるのは当然の流れだ。

    また、ここ最近は毎年のように若手騎手が台頭しており男女の1〜2キロの斤量差なんて騎乗技術や腕っぷしの強さでアッサリ覆してしまうほどとなった。

    そもそも本来の姿ではあるのだが、結果を残せる「勝てる騎手に依頼する」という当たり前の流れになっている。
    菜七子騎手もとにかく自身の騎乗技術の向上が求められているのだ。

    そう簡単に騎乗が上手くなるわけではないが、男性ジョッキーにも負けないくらいに体力を付けるか、それ以外の武器を身に付けるかしないと、このままでは淘汰されていってしまうのは確実だ。


    2022年もニューフェイスが

    現在、JRAには菜七子騎手だけでなく、永島まなみ騎手古川奈穂騎手と、3名の女性ジョッキーが在籍しているのだが、今月末からまた新しいJRA女性ジョッキーが1名誕生する

    その新人女性騎手とは「全国の女性ジョッキー」でも紹介したことがあるが、先日、騎手免許試験に合格した、栗東・寺島厩舎所属今村聖奈騎手だ。
    ちなみに父は元JRAジョッキーの今村康成騎手だ。

    新人・今村聖奈騎手
     
    前述の通り、正直女性ジョッキーにとってはまだまだ厳しい状況ではあるが、少しずつ人数が増えていくことで競争意識を高め、お互いに切磋琢磨して欲しいし、より力を付けていくキッカケにもなっていってもらいたい。

    これまでのJRA女性ジョッキーは、西原玲奈11年というキャリアが最長で、今や競馬中継の解説でお馴染みとなった細江純子とて6年という短い期間で騎手人生を終えており、ここから長くジョッキーを続けていくためにはこの数年は非常に重要になってくる。

    華々しくなくとも着実に自分の居場所を作ることができるか、もしくはこのまま「時の人」として終わってしまうのか
    今年は一人の「アイドルジョッキー」としてではなく「アスリート」として、藤田菜七子騎手を見ていきたいと思う。


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競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/11/17

シンケイバという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

シンケイバの集客サイト(解体新書と競馬戦線)は、Googleでシンケイバの情報検索をすると、「3時間前」にインデックスされたばかりのサイトであった。しかし、これらのサイトは検証結果として、どちらも「3ヶ月も前からの検証を主張している。


検証期間もさることながら、その検証内容も信ぴょう性に欠けており18戦18勝の的中率100%と驚くべき結果を謳っていた。


しかし、競馬検証.comが1ヶ月(11鞍)連続で独自に検証したところ、戦績は11戦中、わずか1勝の10敗となった。


的中率9%の、回収率34%という、全く実績に見合わないお粗末な内容であった。
18戦18勝が、11戦10敗に急になるだろうか?


シンケイバの1ヶ月検証の後も検証を続け、抜き打ち検証も3度目となるので、そろそろ終わりにしようと思う。
最後の抜き打ち検証となる11/16と、11/17は、連日不的中

検証するのは、2024/11/17の京都4R2歳新馬ダ1200mで提供された買い目である。


シンケイバという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ シンケイバの無料予想(2024/11/17)

結果:3-10-5

データが揃っていない新馬戦とは言え、あまりにもお粗末すぎる結果に言葉がない。
結果的には、1番人気3番人気5番人気の順での決着であるが、買い目に指定した3頭の内1頭も馬券に絡んでいないというのは如何なものだろうか!?

シンケイバが提供したレース

対する馬券に指定された3頭だが、6番人気→4番人気→8番人気という「ワイドなので穴狙いで」とでも言いたげな内容だが、「新馬戦でルメール騎手を買い目から切る」というのは、ほとんど自滅行為に近いと言える。
実際に、京都04R2歳新馬→05R2歳新馬とルメール騎手が連勝した


シンケイバが推奨した9メイショウヨンクは太め残りであり、道中前半は中位のやや後ろ。直線でパッタリ止まったが、道中で押し上げる脚は見せたように使いつつよくなっていきそうな気配を見せた。

同じくシンケイバが推奨した1メイショウアオコチも同馬主であり、スイスイと逃げて4角でも余力はあるように見えたものの、あと1ハロンを切ってから失速とスタミナに問題あり。だった。


2歳新馬戦で、「メイショウ」さんの馬を中心に持ってくるのは無理がある
基本的には、マイナー牧場で自家生産種牡馬を種付けさせマイナー厩舎に預けた地味な血統であり、この時期からガンガン走るという若駒でもない。


やはり、この時期の2歳新馬戦で中心視するのであれば、吉田一族所有の早熟系海外生産馬に見られるような、早期から能力を発揮できる血統だ。今回の3キアニーナはその好例である。
レースは余裕残しも好馬体。パドックでは少しうるさい面があったものの、スッと行き脚がついて2番手でスムーズな競馬。手応え良く直線に向くと、あと1ハロンで先頭に立って押し切った。

必ずしも「海外生産馬」が全て良いというわけではないが、社台が海外から若駒を購入する場合は、下調べも入念に新たな血を入れるべく早熟な血統を買い付けて来るのが本流。
目利きもプロ中のプロが担当していることから、そこまでの駄馬を買わされるリスクも少ない。


それらを頭に入れておけば、必然と買い目の中心に入れる馬は決まるというもの。
ただ単に「配当を気にする」のであれば、このレースを選択すること自体が間違っているということである。




2024/11/16

トルネードという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

1ヶ月かけて検証したトルネードの無料予想精度した結果は、的中率20%(10戦2勝 8敗)の、回収率47%(-5万 480円)となった。


その後も定期的に抜き打ち検証を行っているが、4ヶ月間も検証をしたし、今回で最後にしようと思う。

今回検証するトルネードの無料予想(無料情報)は、11/16と、11/17は連日不的中だったが、11/16土曜の東京11R 東スポ杯2歳Sで提供された買い目である。


トルネードという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ トルネードの無料予想(2024/11/16)

結果:4-9-7

トルネードの買い目は、あからさまに「穴狙い」と言っているような買い目である。


東京スポーツ杯2歳S(GII)は、結果的には1-3-2番人気の決着により3連単2,300円と堅く収まったのであるが、出走頭数が9頭となった時点でこうなることはある程度予測可能であった。

要するに、「穴狙い」であればこのレースは避けるべきであり、ハナから対象にしては行けないレースである。
このレースを獲りに行くのであれば6点以内が妥当であり、仮に今回の12点提供であった場合でも的中すれば僅かなプラスに収まる程度だった。


1着固定の並列に置かれた3ファイアンクランツは、夏の札幌2歳Sを1番人気で3着とこのメンバーの中では実績上位に置かれるが、元々は晩成型であり、本格化するのは3歳以降と見られていた。決め手に欠けることから時計勝負への対応がカギと見られていた。
レース前からゲート裏でテンションが高く少し暴れる場面があったように、メンタル面にまだ甘いところがありもう少し落ち着いてくれば、本来の力を発揮するのではと考えられる。


同じく、1着固定の並列に置かれた4クロワデュノールであるが、いくらか余裕がある程度で、24キロ増はほぼ成長分でありレース中の折り合いも問題なく、直線は後続を待たずに追い出して2着馬と先頭争いを見せると、渋太く食い下がる相手を最後は力で捩じ伏せての完勝を収めた。


ここまでは良かったが、2・3着固定に並べられた2ジーティーマンはテンションが高過ぎた為にアオッてのスタートとなり、序盤から少し行きたがる面を見せてなだめつつ運ぶ形となったことから掲示板を確保出来ず6着という結果。

同じく2・3着固定に並べられた8ニシノイストワールは、東京コースでの速い上がりに対応出来ずに1着から1秒6差離されてのシンガリ9着という厳しい結果。

トルネードが提供したレース

3ファイアンクランツも2ジーティーマン、8ニシノイストワールも、ほぼ人気と着順が相応の結果であり、小細工の通用しない少頭数の2歳戦にありがちな結果が全てを物語っているようである。


騎手の名前を見るだけでも、このレースで高配当を狙ってはならない理由がわかるというものだ。