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日本馬の凱旋門賞挑戦2025|欧州ステップレースを制した3頭の可能性

競馬の最高峰と呼ばれる凱旋門賞を勝つことは、日本競馬の悲願である。

これまで数々の日本馬が挑戦してきたが、そう簡単に世界の頂点を掴むことはできていない。
とりわけここ10年ほどは全く歯が立たず、2012年・2013年にオルフェーヴルが連続して2着となった時は、競馬ファンの誰もがいよいよ…と期待を持ったと思うが、再び世界の壁を痛感する状況が続いてきた。




ステップレースを制した日本馬の快挙

しかしそんな劣勢の状況の中、2025年10月5日(日)にフランスのパリロンシャン競馬場で開催される、今年の「凱旋門賞」は、例年とは少し異なる様相を見せている。

凱旋門賞挑戦を表明していたクロワデュノールビザンチンドリームアロヒアリイの3頭が、それぞれ現地のステップレースを勝利したのだ。

なお、もう1頭のシンエンペラーはアイルランド・チャンピオンSに挑戦したが6着。その後、心肺機能に異常が見つかり出走を回避している。


欧州ステップレースを制した3頭の可能性
欧州ステップレースを制した3頭の可能性



今年の日本ダービー馬・クロワデュノールはプランスドランジュ賞(GⅢ・ロンシャン)を制覇。アタマ差の接戦ではあったが、初の海外遠征と道悪馬場を克服した価値は大きい。


天皇賞・春(2着)以来となったビザンチンドリームは、フォア賞(GⅡ・ロンシャン競馬場)をステップレースに選択。9頭中6番人気という低評価だったが、直線で強烈な追い込みを見せて勝利。
天皇賞での激走はもちろん、その前のサウジアラビア・レッドシーターフH(GⅡ)の勝利がフロックでなかったことを証明。まさに本格的を迎えようとしている。


さらにアロヒアリイも、ギヨームドルナノ賞(GⅡ・ドーヴィル競馬場)を逃げ切り、ここで初重賞制覇。
少頭数、相手関係が楽だったことはあるが、それでも初挑戦で勝つこと自体に価値がある。




日本競馬の挑戦方法と本番への注目

これまで日本馬が複数で凱旋門賞に参戦したことはあったが、全馬がステップレースを勝利して挑むのは初めてだ

基本的には地元・欧州勢が優勢ではあるものの、今年は現地メディアも日本馬への注目度を高めている
かつては前哨戦を走ると消耗してしまって本番で力を発揮できない、という理由で国内からの直行がベストと考えられていた時代もあった。
今年の挑戦の方法がどのような結果になるかはわからないが、日本競馬は日々挑戦を続けているということだろう。


日本の総大将はもちろん、ダービー馬・クロワデュノールになる。
前哨戦は本調子ではなかったが、一度使われたことで本番へ向けての上積みが期待される。
今年の凱旋門賞も強豪が揃う見込みだが、深夜に日本中の競馬ファンが歓喜するシーンを楽しみにしたい。



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