最終更新日:2024年04月28日に更新しました。現在までに確認した競馬予想サイトの口コミ数:115,565

「海外競馬情報」では海外競馬の情報や魅力、馬券購入などにつき競馬ブログ形式でお伝えします!

  1. 2020凱旋門賞回顧。極悪馬場に泣いたエネイブル。

    2020凱旋門賞がまさかの大波乱

    先日の「更に詳しく、2020凱旋門賞の展望」でも書いたが、2020年の凱旋門賞15頭立てが予想されていた凱旋門賞だったが、週中に「明らかに不良馬場になる」という理由でエネイブルと人気を分け合うはずであったラブ(A.オブライエン厩舎)が、まさかの回避を表明した。

    A,オブライエン厩舎は4頭出しとなったのだが、今度は出走予定の4頭が全て禁止薬物(ジルパテロール)の陽性反応が認められたため、出走取り消しとなった。

    武豊騎乗予定だったジャパンもその対象で出走取り消しだ。…ったく、2週間にわたって書いた「2020凱旋門賞」の競馬コラムは一体なんだったのか・・



    「ジルパテロール」とは?

    因みに、この「ジルパテロール」という薬物だが、調べてみると一般的には牛や豚といった家畜類の健康促進、体重維持などを目的に使われるものだそう。

    人間においても筋肉量の増加が見込める薬物で、2017年当時、プロボクシングのWBC世界バンタム級王者山中慎介に挑戦したメキシコのルイス・ネリがこの「ジルパテロール」を服用して山中慎介に初黒星をつけたことで有名になった薬物だ。

    このボクシングでの「ジルパテロール」使用は、結果ドーピングが故意であったのか偶然であっったのか判明せず、明確な処分が下されないままに終わった。

    半年後に再戦が決定したのだが、今度は王者ネリが体重超過で戦前に王座剥奪となり、山中が勝てば王座返り咲き、ネリが勝てば王座は空位という形で試合は行われたが、試合結果は山中の敗北、引退となった。
    「ジルパテロール」とは、そんな知名度の高い薬物である。



    2020凱旋門賞の、回顧

    …と、まぁそんなワケで「ジルパテロール」に引っかかったA,オブライエン厩舎は全4頭出走取り消しとなり、結果、レース前に5頭の出走取り消しとなった。

    更に詳しく、2020凱旋門賞の展望」でも書いたように、凱旋門賞3勝目を目指すエネイブルに「風が吹いた」かと思われたが、週末のロンシャン競馬場は悪天候に見舞われ超不良馬場となった。

    前述のラブは、これを見越して早々と出走取り消しを表明したくらい(取り消してなくても、ジルパテロールで引っかかったと思うが)だから相当なものだったのだろう。


    実際には今年の凱旋門賞の決着時計は2分39秒3。
    2018年に凱旋門賞2連覇を決めたエネイブルの走破時計は2分29秒2。

    昨年2着の際は2分31秒9で、
    今年は実に1秒前後時計がかかったので相当に重い馬場だったのが分かる。


    エネイブルは、重い馬場が不得手の馬。

    しかし、馬場悪化は必至であることが予想されていたのだが、6歳牝馬のエネイブルにとっては、昨年で引退しようとしていただけに、これが事実上最後の引退レースに決めていた。ならば、そうそう簡単に「取り消し」というわけにはいかなかったのだろう。


    対して、勝ったのはソットサス

    2020年凱旋門賞結果
     

    騎乗したのは、M.デムーロの実弟であるC.デムーロ
    既に世界におけるキャリア的にはデムーロの弟というよりは、兄にデムーロがいるという表現が妥当になるくらいの快挙だった。
    (因みにソットサスはこのレースを最後に引退し種牡馬入りが決定した)


無料予想のある、優良競馬予想サイト

競馬予想サイトの、無料予想の抜き打ち検証

競馬予想サイトの抜き打ち検証」は、競馬予想 サイトが提供した無料予想を抜き 打ちで検証したものになります。

2024/04/22

【4/20】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

アシストという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ アシストの無料予想(2024/04/20)


【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。



2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

アシストという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ アシストの無料予想(2024/04/21)


【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。