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話題満載の春競馬
武豊騎手、G180勝目
大阪杯はジャックドールが悲願のGⅠ制覇、騎乗した武豊騎手は、これがJRAのG180勝目となった。
1987年のデビューから36年、毎年必ず1〜2勝しているという数字だから『凄い』のひと言に尽きる。
無論、この記録は誰も到達したことがなく、武豊騎手自身が年々記録を積み重ねていっていることになる。
今年は前半戦で幸先よくGⅠ勝利を手にしたレジェンド。
この後も春競馬では有力馬の騎乗も決まっており、川田vsルメールの一騎打ちムードに割って入る存在になれるか、改めてその騎乗ぶりには注目となるだろう。
GⅠジョッキーとなった団野大成騎手
また、そんなレジェンドが活躍する一方、その前週に行われた高松宮記念では若武者・団野大成騎手がGⅠジョッキーの仲間入りを果たした。
超が付くほどの道悪馬場、タフなレースとなる中でファストフォースを勝利に導いた手綱さばきは見事だった。
▲ GⅠジョッキーとなった団野大成騎手
こちらは2019年にデビューし、今年が4年目。
昨年は落馬による長期離脱があり不完全燃焼のシーズンだったが、デビュー2年目からは2年連続で50勝以上をマーク。
有望株が集まる35期生の中においてもヒケを取らない活躍を挙げていただけに、このタイミングでのGⅠ勝利はさらなる飛躍を期待させるものになった。3歳クラシック戦線はどうなる?
海外競馬でも、ドバイワールドカップをウシュバテソーロ(川田騎手騎手)が制した。
また、シーマクラシックではイクイノックスがまさか??の逃げの手に出て圧勝。
国内の芝・ダートのトップクラスが世界に通用することを証明し、サウジカップに続いて今年は非常に競馬界が良い盛り上がりを見せている。
傑出馬不在の印象もある3歳クラシック戦線。
牝馬路線、桜花賞だけで言えばある程度力関係はハッキリしている印象だが、それでも距離が延びるオークスでの戦いを含め、牡馬ともにいつも以上に波乱要素、不確定要素が多く存在する戦いになることは間違いない。
ただ、そんな中でもここまでのように「面白い結末」や「ドラマ」は期待してもいいのではないか。
コロナによる自粛ムードもほぼなくなり、世間としては様々なレジャーが復活している状況だけに、JRAとしてもここはもうひとつふたつ競馬界を盛り上げて、せっかくの「巣ごもり需要」でつかんだ上昇気流を簡単に止めないようにしたいところだろう。
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