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競馬の楽しみ方~春競馬編 (2017年の牝馬クラシックの有力馬) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

今回の競馬コラムでは、2017年の牝馬クラシックについて、現時点での有力馬を検証していきたいと思う。


まずは獲得賞金最上位のフランケル産駒ソウルスターリングをあげないわけにはいかないだろう。
無傷の三連勝阪神JFを制しており、実績は断然。阪神JFが少し派手さに欠けるものだったが、時計の1分34秒0は優秀で、今一つメンバーが揃わなかったために簡単に勝ちすぎた勝負だった。
インパクトに欠けたものだったが「ソウルスターリング」の実力を示すことができた。

あわせて先週のアーリントンCをアイビーSで負かした、ペルシアンナイトが鮮やかに差しきったことは、この馬の強さを後押しする材料となるだろう。今後の予定はチューリップ賞から桜花賞という王道 路線ということで、まずはチューリップ賞に注目だ。


次位は一応阪神JF2着を評価しなくてはならないので、リスグラシューといこうか。
重賞のアルテミスSを勝ってG1を2着。実績的には文句なしなんだが、こちらは小柄なハーツクライ産駒で、もう少し体がパンとして来てほしいのが正直なところ。
こちらもチューリップ賞から桜花賞というローテーションが発表されている。この「リスグラシュー」にとっては「どれだけ成長しているか」が鍵になるだろう。


三番手には、東京のクイーンCを制したアドマイヤミヤビ急浮上という感じだな。
デビュー戦で2着に敗れたが、その際に繰り出した上りは34.1秒で、その後三連勝したのが三戦とも上り33秒台の切れ者だ 。
こちらもハーツクライの産駒だが、なんか馬格があり完成度が高そう。
2走前に負かしたカデナが、その後京都2歳Sを制しているのも「アドマイヤミヤビ」の力を裏付けることとなる。

「アドマイヤミヤビ」は血統、体型的に距離がもう少しあったほうがいいタイプで、クイーンC時も鞍上ルメールがかなり押していく場面が見られながらの33秒台の切れ。全体時計も申し分なく、まとめて負かせる素材だ。

これまでの4戦全てに手綱を取ったルメールが、ソウルスターリングが先約という事もあり既にデムーロを確保済との事で桜花賞はまたしてもデム、ルメ対決となるかもしれない。
ちなみにソウルスターリングの三連勝の全ての手綱もルメールで、本人も悩ましかっただろーな。

これだけ いい馬が回ってくれば、そりゃーリーディングも争えるワケだ。



穴っぽいところで面白いのは、フェアリーS勝ちライジングリーズンという馬。

こちらは知る人ぞ知る、コアな競馬ファンが愛する「牧雄馬」。「牧雄馬」とは、マイネル軍団総帥の岡田繁幸氏実弟岡田スタッド代表岡田牧雄の所有馬を表す符丁で、兄の繁幸氏が何処か少し「宇宙っぽい」のに対して牧雄氏はかなりの理論派。
この馬もブラックタイド×キングカメハメハという格安配合だ。


最後に激熱の一頭も紹介(笑)
その馬はディープインパクトの真打ようやく登場という感のファンディーナという馬。
デビュー戦が持ったまま9馬身差の圧勝、折り返しのつばき賞は1馬 身3/4と少し差が縮まったようにも見えるが、使った上りが33.0秒。京都開催の最終週の荒場馬であったことを加味すれば物凄い脚だろう。

この後は中山のフラワーCを予定していると言われてる。
牝馬にして500kgを超す雄大な馬格の持ち主で、素質は相当だろう。

ただ、
仮に桜花賞を目指すのであれば、使い出しが遅かった分、ローテーションが少しタイトだから、自重してオークスとなる可能性もある。
慎重派の高野調教師だから、その可能性は十分あると思われるが、もし桜花賞を使うという事になれば勝算がなければ使わない調教師さんだから、これは台風の目となるだろーな。

是非、これらの馬の今後に注目してくださいw


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2024/11/16

トルネードという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

1ヶ月かけて検証したトルネードの無料予想精度した結果は、的中率20%(10戦2勝 8敗)の、回収率47%(-5万 480円)となった。


その後も定期的に抜き打ち検証を行っているが、4ヶ月間も検証をしたし、今回で最後にしようと思う。

今回検証するトルネードの無料予想(無料情報)は、11/16と、11/17は連日不的中だったが、11/16土曜の東京11R 東スポ杯2歳Sで提供された買い目である。


トルネードという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ トルネードの無料予想(2024/11/16)

結果:4-9-7

トルネードの買い目は、あからさまに「穴狙い」と言っているような買い目である。


東京スポーツ杯2歳S(GII)は、結果的には1-3-2番人気の決着により3連単2,300円と堅く収まったのであるが、出走頭数が9頭となった時点でこうなることはある程度予測可能であった。

要するに、「穴狙い」であればこのレースは避けるべきであり、ハナから対象にしては行けないレースである。
このレースを獲りに行くのであれば6点以内が妥当であり、仮に今回の12点提供であった場合でも的中すれば僅かなプラスに収まる程度だった。


1着固定の並列に置かれた3ファイアンクランツは、夏の札幌2歳Sを1番人気で3着とこのメンバーの中では実績上位に置かれるが、元々は晩成型であり、本格化するのは3歳以降と見られていた。決め手に欠けることから時計勝負への対応がカギと見られていた。
レース前からゲート裏でテンションが高く少し暴れる場面があったように、メンタル面にまだ甘いところがありもう少し落ち着いてくれば、本来の力を発揮するのではと考えられる。


同じく、1着固定の並列に置かれた4クロワデュノールであるが、いくらか余裕がある程度で、24キロ増はほぼ成長分でありレース中の折り合いも問題なく、直線は後続を待たずに追い出して2着馬と先頭争いを見せると、渋太く食い下がる相手を最後は力で捩じ伏せての完勝を収めた。


ここまでは良かったが、2・3着固定に並べられた2ジーティーマンはテンションが高過ぎた為にアオッてのスタートとなり、序盤から少し行きたがる面を見せてなだめつつ運ぶ形となったことから掲示板を確保出来ず6着という結果。

同じく2・3着固定に並べられた8ニシノイストワールは、東京コースでの速い上がりに対応出来ずに1着から1秒6差離されてのシンガリ9着という厳しい結果。

トルネードが提供したレース

3ファイアンクランツも2ジーティーマン、8ニシノイストワールも、ほぼ人気と着順が相応の結果であり、小細工の通用しない少頭数の2歳戦にありがちな結果が全てを物語っているようである。


騎手の名前を見るだけでも、このレースで高配当を狙ってはならない理由がわかるというものだ。




2024/11/17

シンケイバという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

シンケイバの集客サイト(解体新書と競馬戦線)は、Googleでシンケイバの情報検索をすると、「3時間前」にインデックスされたばかりのサイトであった。しかし、これらのサイトは検証結果として、どちらも「3ヶ月も前からの検証を主張している。


検証期間もさることながら、その検証内容も信ぴょう性に欠けており18戦18勝の的中率100%と驚くべき結果を謳っていた。


しかし、競馬検証.comが1ヶ月(11鞍)連続で独自に検証したところ、戦績は11戦中、わずか1勝の10敗となった。


的中率9%の、回収率34%という、全く実績に見合わないお粗末な内容であった。
18戦18勝が、11戦10敗に急になるだろうか?


シンケイバの1ヶ月検証の後も検証を続け、抜き打ち検証も3度目となるので、そろそろ終わりにしようと思う。
最後の抜き打ち検証となる11/16と、11/17は、連日不的中

検証するのは、2024/11/17の京都4R2歳新馬ダ1200mで提供された買い目である。


シンケイバという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ シンケイバの無料予想(2024/11/17)

結果:3-10-5

データが揃っていない新馬戦とは言え、あまりにもお粗末すぎる結果に言葉がない。
結果的には、1番人気3番人気5番人気の順での決着であるが、買い目に指定した3頭の内1頭も馬券に絡んでいないというのは如何なものだろうか!?

シンケイバが提供したレース

対する馬券に指定された3頭だが、6番人気→4番人気→8番人気という「ワイドなので穴狙いで」とでも言いたげな内容だが、「新馬戦でルメール騎手を買い目から切る」というのは、ほとんど自滅行為に近いと言える。
実際に、京都04R2歳新馬→05R2歳新馬とルメール騎手が連勝した


シンケイバが推奨した9メイショウヨンクは太め残りであり、道中前半は中位のやや後ろ。直線でパッタリ止まったが、道中で押し上げる脚は見せたように使いつつよくなっていきそうな気配を見せた。

同じくシンケイバが推奨した1メイショウアオコチも同馬主であり、スイスイと逃げて4角でも余力はあるように見えたものの、あと1ハロンを切ってから失速とスタミナに問題あり。だった。


2歳新馬戦で、「メイショウ」さんの馬を中心に持ってくるのは無理がある
基本的には、マイナー牧場で自家生産種牡馬を種付けさせマイナー厩舎に預けた地味な血統であり、この時期からガンガン走るという若駒でもない。


やはり、この時期の2歳新馬戦で中心視するのであれば、吉田一族所有の早熟系海外生産馬に見られるような、早期から能力を発揮できる血統だ。今回の3キアニーナはその好例である。
レースは余裕残しも好馬体。パドックでは少しうるさい面があったものの、スッと行き脚がついて2番手でスムーズな競馬。手応え良く直線に向くと、あと1ハロンで先頭に立って押し切った。

必ずしも「海外生産馬」が全て良いというわけではないが、社台が海外から若駒を購入する場合は、下調べも入念に新たな血を入れるべく早熟な血統を買い付けて来るのが本流。
目利きもプロ中のプロが担当していることから、そこまでの駄馬を買わされるリスクも少ない。


それらを頭に入れておけば、必然と買い目の中心に入れる馬は決まるというもの。
ただ単に「配当を気にする」のであれば、このレースを選択すること自体が間違っているということである。