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競馬の楽しみ方~血統編 (サトノアレス、欧州で種牡馬なるか?) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 良血流出も日本では飽和状態のディープインパクト種牡馬

  2. ディープインパクト種牡馬は、良質血統馬ではあるが、日本では飽和状態となっている。
    どこもかしこもディープ系だ。

    そんな中、先日JRAからの発表で、サトノアレスが引退し、欧州で種牡馬になる可能性がでてきているそうだ。
    日本の競馬サトノアレスが欧州で種牡馬
     
    欧州ではサドラーズウェルズ系を根幹とした、ノーザンダンサー系が圧倒的なシェアを誇るのに対し、ヘイロー系(サンデーサイレンス系)であるディープインパクトはかなり異端の血となる。
    まぁ、日本馬が欧州で種牡馬になることはディープインパクト産駒以外まずないだろう。



  3. 自由度の高いディープの血

  4. …また、欧州がディープインパクトの血を欲しているもう一つの理由として、昨年の英2000ギニーを勝ったサクソンウォリアーやフランスダービーを勝ったスタディオブマンのように、既に成功例が出てて、さらには配合の自由度が非常に高いことも挙げられる。

    配合の自由度」というのは同系同士の配合をインブリード(ノーザンダンサー系父×ノーザンダンサー系母のように)というのだが、インブリードは日本語に直すと近親配合で、近親配合は気性難や、健常な産駒が生まれない可能性を高い。
    だが、ここでディープインパクトを欧州馬と配合するとほぼアウトブリードとなり、その点の心配がなくなるという利点が見込めるのだ。


    …そして今回のサトノアレスについて決め手となりそうなのが、母系にストームキャット(ノーザンダンサー系)の二代母であるクリムゾンセイント(Crimson Saint)の血を内包していることが大きいと言える。

    はじめに書いたように、ノーザンダンサー主流の欧州にあっても「血」は超一級の価値があり、尚且つ先述したように「配合の自由度」という、ほぼどんな牝馬にも種付けができるディープインパクト産駒の種牡馬なら相当な目玉商品となりそうなのだ。

    既に引退し種牡馬入りしたサクソンウォリアー種付け料は1回3万ユーロ(約380万円)
    もしこのトレードが実現すれば、この金額と同等、もしくは、それ以上の種付け料となるのではないだろうか。

    因みに生まれた産駒の実績にも比例するが、日本馬でダービー馬クラスだと300万〜500万くらいが相場で、産駒の競争実績が上がるにつれて種付け料も上がるのだ。

    だが、このまま日本で種牡馬入りしたとしてもディープインパクトの血は日本国内では既に飽和しており、日本での種牡馬としての未来は大きく期待できないため、まさに欧州行きは「渡りに船」となりそうなのである。


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【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

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【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。



2024/04/22

【4/20】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

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▲ アシストの無料予想(2024/04/20)


【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。