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競馬の楽しみ方~血統編 (2017 新馬デビュー) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

春の競馬もそろそろ一段落し、先週からは新馬戦がスタートしましたねー。
4鞍行われた新馬戦、勝ち馬の種牡馬をみて「なるほど」と唸らされた。

土曜
阪神5R 芝1600m  ケイアイノーテック ディープインパクト産駒
東京5R 芝1400m  ヴィオトポス    マツリダゴッホ産駒

日曜
阪神5R 芝1400m  ヴァイザー     ロードカナロア産駒
東京5R 芝1600m  ステルヴィオ     マツリダゴッホ産駒

普段、私はこの時期の新馬戦にはあまり頓着していないんだけど、今季の現状並んでいる種牡馬の顔ぶれを見ると「社台グループしてやったり」だなって感じた。


ケイアイノーテック」はディープインパクト産駒、父は今更の説明は不要ということで、母ケイアイガーベラはミスプロ×ダンジグというバリバリのアメリカ血統。バランスは悪くない!

ヴィオトポス」はマツリダゴッホ産駒。…マイネル軍団らしく、早めの仕上げでのアピールでしょうか。
個人的にはサンデー系の種牡馬ではかなりいい血統構成と感じていたマツリダゴッホがマイネルに囲われているというのは、イコール繁殖に恵まれないということなので少し残念。



さて、ここからが本番。
…というのは社台期待の新種牡馬二頭が、新馬解禁初日に勝ちあがるのは、狙ってできる芸当ではないが、
狙わなければ出来ない芸当でもある。


東京5Rに登場した新種牡馬は「ステルヴィオ」の父ロードカナロアを筆頭に、ストロングリターン、エイシンフラッシュ、ローズキングダムの5頭は全て社台系新種牡馬だったのだが、勝ったのはロードカナロア産駒のステルヴィオだった。
しかも、スプリント王の子供がマイルで新馬勝ちというのは絶大なインパクトで、更には堀厩舎から出走した1億3000万超えの良血ディープ産駒でモレイラ騎乗のサトノオンリーワンを負かしたのも含めれば、ダブルインパクトといえただろう。

阪神5Rは登場したのはエイシンフラッシュとノヴェリストのみだったが、ピンポイントでヴァイザーを勝たせたのはナイスとしか言いようがない。


ロードカナロアノヴェリストはともに非サンデー系で種牡馬としての利用価値は、今後の活躍次第のところもあるが、血脈的な側面を考えれば非常に高いだろう。
ステルヴィオの父、ロードカナロアは短距離志向的な側面があるが、父キングカメハメハに往年の勢いが失われつつある現在においてはとても貴重な種牡馬と言えるのではないだろーか。

ノヴェリストに関しては、アイルランド産馬で競走成績はドイツで、ドイツの至宝という声も上がってるそうだが、血統面からは、ハッキリ言って全く傾向はわからない。

まぁ、一応調べてはみたけど、それでもわからない。データが見当たらない。
「タイプとしては○○」とでも言えればもう少しなんとかなるんだが、血統には詳しいと自負しているつもり(笑)の私だけど、比較対象さえもわからないから、なんだかスッキリしなくて気持ち悪い。「ノヴェリスト」については今後徐々に解明されるとは思うので、折に触れてお知らせしますw


ノヴェリスト」について、とりあえずわかっている事。
バーラム系に属するようだけど、全くの亜流血統のようだ。…これ以上は調べてもおそらく無駄じゃないかな。。
母系は超重厚なヨーロッパ血統。
超高速馬場だった2013年のキングジョージで圧倒的な競馬を見せたこと。
オークス馬ソウルスターリングの母父であること。


…少し脇道にそれたが、来る7月のセレクトセールには、この2頭の産駒が多数上々されるので、この週にこの2頭が勝ち上がるのは社台SSにとってはこの上ない勝利であったと言えるね。
そして社台SSにとって重要なレースで勝ち星をとるようなことがあると、もしかすると「士気」だけなのかもしれないけど、「なんかあるのかなー」と、知った上で馬券を買うと良いことがあるかもね。


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日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

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【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。



2024/04/22

【4/20】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。