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日本ダービー(5,6月・GⅠ) (2017年日本ダービーに向けての回顧) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

史上最強メンバーと言われた今年の日本ダービーだったが、マカヒキ優勝という形で幕を閉じた。

これでディープインパクト産駒のダービー馬はこれで2012年のディープブリランテ2013年のキズナ以来の3頭目のダービー馬となった。


…しかしクラシックでの成績となると、圧倒的に牝馬のほうが実績を残せている。

2011年にクラシック戦線ににディープインパクト産駒が登場してからのデータだが、

・桜花賞

2011年 1着マルセリーナ
2012年 1着ジェンティルドンナ 2着ヴィルシーナ
2013年 1着アユサン 2着レッドオーヴァル
2014年 1着ハープスター
2015年 2着クルミナル 3着コンテッサトゥーレ
2016年 2着シンハライト

・オークス

2012年 1着ジェンティルドンナ
2013年 2着エバーブロッサム
2014年 2着ハープスター
2015年 1着ミッキークイーン 3着クルミナル
2016年 1着シンハライト 3着ビッシュ

…に対して

・皐月賞

2011年 3着ダノンバラード
2012年 2着ワールドエース 3着ディープブリランテ
2013年 なし
2014年 なし
2015年 2着リアルスティール
2016年 1着ディーマジェスティ 2着マカヒキ 3着サトノダイヤモンド

・ダービー

2011年 なし
2012年 1着ディープブリランテ 3着トーセンホマレボシ
2013年 1着キズナ
2014年 なし
2015年 2着サトノラーゼン
2016年 1着マカヒキ 2着サトノダイヤモンド 3着ディーマジェスティ


…と、このように牡馬クラシックでは苦戦を強いられていたんですが、今年は皐月賞、日本ダービーともに1~3着独占となりました!

コレが何を意味するか」と言うと、牧場側がディープ産駒の牡馬の仕上げの極意を掴んだ事に他ならないってコト。

そうなると、来年、2017年の競馬もディープ旋風が吹き荒れる事は間違いないだろう。

牝馬というのは牡馬に比べて成長曲線が緩いというのが通説で、その証拠に牝馬でダービーを制したウオッカも、3歳時から圧倒的な強さを誇り、その後も安田記念、天皇賞、JCと牡馬混合のG1をいくつも勝ち続けた。

それに対、牡馬は時間を経て徐々に成長するのが特徴で、ディープ産駒の牡馬は昨年までずっと、クラシック戦線で勝ち負けするノウハウを蓄積させるのに試行錯誤していたんだけど、今年になってようやくその答えが出たって事なのです。

そして今年はダービーに6頭の産駒を送り出している事もこの説を後押しできると思います。

更に、この牡馬のノウハウが牝馬にも活かせるのであれば、来年本当の意味で種牡馬ディープインパクトの時代が到来すると言っても過言ではないだろう。

現役種牡馬で種付け料が突出していて繁殖牝馬も最高級、種付け頭数もダントツで、その中から選りすぐりの馬がしっかりした仕上げのノウハウに基づいて牧場から送り出されるのであれば、手がつけられない状態になるのではないかと思います。

以上、2017年の競馬及び、2017日本ダービーに向けた来年の予言でした。


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【4/20】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/20(土)
土曜の競馬からは2つのレースを検証した。

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【京都3R】で提供された買い目の検証

結果:1-3-7

勝った1番グローブアマランサスは、デビューから2戦連続して芝1400mを使い2,3着。
今回と同じ京都の芝1400mも経験済み。

前走の負けで嫌ったのかもしれないが、その前走は現状ではベストとはいえない芝1600mであり、多頭数の外枠という条件も響いたなら度外視できる一戦。

一息入れてリフレッシュされ、今回は開幕週の1枠1番。
社台生産馬のため、短期放牧は最高の外厩施設で立て直された後に十分に乗り込まれ、臨戦態勢は整っていた。

間隔が空いていても、走る気性はデビュー戦で証明済み。
前走から条件は一気に好転していた。

3着ヤブサメも、デビューから掲示板を外していない馬。
この距離がいい方に出るという見立ても出来なくもない馬。
枠も内寄りの7番。

開幕週の芝コース、良馬場で内有利なのは明らか。
実際に本命指名のダノンアルムも3番枠。
この傾向に倣って組み立てていれば、なんということもない馬券ではなかったか?

逆に指名された9番ラントリサントは、前走で小倉の芝1800mを使われていた馬。
陣営の思惑は短距離馬ではないというのが、デビューから3戦の使い方からも判断できたはず。
今回一気の距離短縮なら、ペースに戸惑うとは考えなかったのか?

開幕週という芝のトラックバイアスをもう少し重視すればという内容であった。


【京都5R】で提供された買い目の検証

結果:3-4-9

軸馬指名オーシンハーフは一貫してダートの1800mを使われてきていた馬で、未勝利の勝ち上がりが3戦目、ここまでは良いとしても昇級してからはいいところが無かった馬。

「昇級して2着があるじゃないか?」
という考え方も出来るが、このレースは6頭立て
この2着で目処がったったというのは、いかにも早計であろう。

さらにはこの馬は、キックバック(前の馬の蹴り上げた砂が当たること)を嫌がる馬であることから逃げ先行が好走条件だが、今回は同型がかなり揃っていたため強引な競馬を強いられるのは見えていた。

ダメ押しとしては、この馬がこれまで馬券になった3回であったが、内2回は稍重・不良という脚抜きのいい馬場であった。
対して今回は良馬場。
馬場も合っていなかった
言わずもがなだが、この馬を軸にした時点でこの組み合わせは破綻していた。



2024/04/22

【4/21】アシストという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

2024/04/21(日)
日曜の競馬からは1つのレースを検証する。

アシストという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ アシストの無料予想(2024/04/21)


【東京11R】で提供された買い目の検証

結果:3-8-13

まず、どの競馬場の何レースかという表記が抜けていた
フローラSと書けば東京11Rであるとわかるという発想ではなく、他のレースはしっかり表記されているなら恐らくケアレスミスかと思ったが、前に検証した時の買い目でも抜けていたから、意図的なのだろうか?

情報提供をする側であるならこういう意味不明なことはやめた方がいい

さて、買い目の検証に話を移すが、結果としては勝ち馬アドマイヤベル、2着ラヴァンダを一列上げられなかった分の不的中となった。

開幕週の芝なら内枠から狙うのは定石だ。
実際1番バロネッサを2頭目に入れているならその意図は垣間見えるが、何故14番クリスマスパレードをそこまで強く推したのか?

僅差の4着であったので一見悪くない選択にも見えるが、府中コースの芝2000mは内枠有利が絶対的なセオリーだろ
ましてや開幕週である。

クリスマスパレードの先行力を買ったのは理解できるが、今回は大外枠。
当然、他馬よりも長い距離を走ることを強いられる。
結果、上位陣を捉えきれなかった。

対して勝ち馬は、行く馬を行かせて内寄りの好位をがっちりキープし直線弾けた。

全くコースロスが無かった競馬なら、勝たれて然り。
2着のラヴァンダも、使いつつ距離を伸ばしこの距離にも対応できそうな雰囲気であった。
しかも先行力のある馬で3番。
鞍上岩田望と相性がいいのも、馬柱を見れば明らか
ここまでの短距離戦で培ったスピードと先行力でインべたを狙えば、いい競馬になりそうな馬だったのだ。

この役目を1番バロネッサに担って欲しかったのかもしれないが、この馬は前走こそスタートが決まっているが、その前の2戦は連続して出遅れ。
この枠で出遅れれば、間違いなく詰まる。

実際出遅れはしなかったものの中途半端な競馬になり、なし崩しに脚を使い不発。
ゲートに不安が無ければ絶好枠の1番枠だが、そうでなければ双刃の剣。
結果的に今回、この好枠を活かしきれなかったのであれば、「機動力」という部分で「まだまだ」だったのであろう。
前走の走りを鵜呑みにしたのが裏目に出た。

総括としてはセオリーに倣った組み立てをもう少し意識していれば、なんとかなってよかった。
特に2着ラヴァンダを推奨していただけに悔やまれる。