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オークス (5月・GⅠ) (2020オークスで「ストップ・ザ・社台」) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです

  1. 2020年 オークス展望

    今週5/24には東京競馬場でオークスが行われるので、今回の競馬コラムでは今年のオークスを展望してみたい。



    2020年 オークスで期待のデアリングタクト

    人気桜花賞馬で二冠がかかるデアリングタクトに集中することはほぼ間違いないだろう。
    競走馬ヴィクトリアマイルの写真画像
     
    デアリングタクトは血統的に見ても距離が伸びてもいいタイプで、鞍上も今年絶好調の松山弘平となる。

    芝コースも徐々に内が荒れ始め差し馬が届く状態となり、差し馬であるデアリングタクトにとってはいい傾向となっている。

    つまりどういうことかと言うと、
    今週の東京競馬場の「芝コース」だが、ヴィクトリアマイルの週は内枠の馬が圧倒的有利だったのが、開催が進むことによって芝が荒れ、芝が荒れることによって差し馬が届く」ようになる。ということだ。

    では「何故馬場が荒れると差し馬に有利になるのか?

    その答えは「馬場の高速化」にある。
    芝の状態が良好な時は速度が出しすい。何故速度がでるのかというと「前に行った馬の芝の状態がいいと惰性でスピードを持続できてしまう」からだ。


    そのため芝コースが荒れ始め、差し馬であるデアリングタクトにとってはいい傾向だと言えるのだ。

    桜花賞の再現を狙い、脚を溜めて後ろから行くデアリングタクトにとって有利な馬場状態なので、加えて、そもそもがこの世代では力上位であることに加えて馬場も有利となるのなら二冠の可能性は俄然UPすると言えるのではないだろうか。



    2020年オークス「デアリングタクト」に続く馬

    「デアリングタクト」に続く馬となると、なかなか難しいのが今年のオークスだ。

    ここにきてスイートピーSを勝ったデゼルの株が上がり始めている。

    スイートピーSはオークストライアルとしては本番のオークスまで間がないため、ローテーションとしては短いのであまり歓迎できるものではないが、デゼルのキャリア1戦で挑んだ前走は初の輸送と、初の左回りでストレスとかもありそうなのだが、結果は最速上がり32.5秒後方から一気に突き抜け次位に1秒差。

    「差し馬が届く」馬場もデアリングタクト同様に「デゼル」にとっても歓迎材料だ。


    定石通りならこの2頭に続くのは、桜花賞上位組の3頭だ。
    3着のスマイルカナ
    4着のクラヴァシュドール
    5着のミヤマザクラ



    逆輸入ジョッキー藤井勘一郎と「アブレイズ」

    それと狙って面白そうなのが逆輸入ジョッキー・藤井勘一郎重賞初制覇をもたらしたキズナ産駒のアブレイズだ。

    今回も後ろから行くデアリングタクトにマークが集中するので、再度ノーマークとなり、スマイルカナとの逃げ争いとなる可能性はあるものの、新馬戦は先行して控える競馬で勝っている。
    ここで自在に動けるのは心強い。


    アブレイズ」はフラワーCでは12番人気の勝利だったのだが、当時はキャリア1戦で鞍上も逆輸入ジョッキー藤井勘一郎だったということで評価が低かった。
    逆輸入ジョッキー藤井騎手がJRA試験合格を喜ぶ写真

    藤井勘一郎という騎手は、豪州、シンガポール、韓国、マレーシアなど世界13ヶ国海外で主に騎乗してきた日本人騎手で、長年日本のJRAのジョッキーになるのが夢だった。

    2019年に、念願の新規騎手免許試験合格をついにしたのだが、過去5回は1次試験で不合格、やっと6回目に合格したという逆輸入ジョッキーだ。

    そんな藤井勘一郎騎手もJRAの騎手免許取得後、おそらく思うように勝ち星が伸びないことに奮起してたのだろう。
    アブレイズで勝ち星をあげられた。
    この時はノーマークの逃げがハマったように見えたのだが、実はこの馬、関西の名門池江寿厩舎の期待馬なのだ。

    そして最近、池江厩舎は藤井勘一郎騎手をレースで積極的に起用するようになっているようでもある。
    個人的には面白い経歴の36歳「藤井勘一郎」のことを応援している。(Wikiの藤井勘一郎情報



    オークスで「ストップ・ザ・社台」

    オークスではズバ抜けて強いのが社台系生産馬というのが常。
    非社台系生産馬でオークスを勝った馬を挙げるなら、2007年のローブデコルテまで遡らなければならない。

    「ストップ・ザ・社台」なら、おそらく今年をおいてないだろう。



  2. 2020年 オークス出走予定馬

    以下出走予定馬

    ・アブレイズ(藤井勘一郎)
    ・インターミッション(石川裕紀人)
    ・ウインマイティー(和田竜二)
    ・ウインマリリン(横山典弘)
    ・ウーマンズハート(藤岡康太)
    ・クラヴァシュドール(M.デムーロ)
    ・サンクテュエール(C.ルメール)
    ・スマイルカナ(柴田大知)
    ・チェーンオブラブ(石橋脩)
    ・デアリングタクト(松山弘平)
    ・デゼル(D.レーン)
    ・ホウオウピースフル(未定)
    ・マジックキャッスル(浜中俊)
    ・マルターズディオサ(田辺裕信)
    ・ミヤマザクラ(武豊)
    ・リアアメリア(川田将雅)

    抽選対象馬(8頭中2頭が出走可能)

    ・エヴァーガーデン(丹内祐次)
    ・クリスティ(未定)
    ・ショウナンナデシコ(未定)
    ・ショウナンハレルヤ(三浦皇成)
    ・ソフトフルート(未定)
    ・フィオリキアリ(田中勝春)
    ・ミスニューヨーク(加藤祥太)
    ・リリーピュアハート(福永祐一)

    除外対象馬

    ・ルトロヴァイユ(吉田豊)


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2024/11/16

トルネードという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

1ヶ月かけて検証したトルネードの無料予想精度した結果は、的中率20%(10戦2勝 8敗)の、回収率47%(-5万 480円)となった。


その後も定期的に抜き打ち検証を行っているが、4ヶ月間も検証をしたし、今回で最後にしようと思う。

今回検証するトルネードの無料予想(無料情報)は、11/16と、11/17は連日不的中だったが、11/16土曜の東京11R 東スポ杯2歳Sで提供された買い目である。


トルネードという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ トルネードの無料予想(2024/11/16)

結果:4-9-7

トルネードの買い目は、あからさまに「穴狙い」と言っているような買い目である。


東京スポーツ杯2歳S(GII)は、結果的には1-3-2番人気の決着により3連単2,300円と堅く収まったのであるが、出走頭数が9頭となった時点でこうなることはある程度予測可能であった。

要するに、「穴狙い」であればこのレースは避けるべきであり、ハナから対象にしては行けないレースである。
このレースを獲りに行くのであれば6点以内が妥当であり、仮に今回の12点提供であった場合でも的中すれば僅かなプラスに収まる程度だった。


1着固定の並列に置かれた3ファイアンクランツは、夏の札幌2歳Sを1番人気で3着とこのメンバーの中では実績上位に置かれるが、元々は晩成型であり、本格化するのは3歳以降と見られていた。決め手に欠けることから時計勝負への対応がカギと見られていた。
レース前からゲート裏でテンションが高く少し暴れる場面があったように、メンタル面にまだ甘いところがありもう少し落ち着いてくれば、本来の力を発揮するのではと考えられる。


同じく、1着固定の並列に置かれた4クロワデュノールであるが、いくらか余裕がある程度で、24キロ増はほぼ成長分でありレース中の折り合いも問題なく、直線は後続を待たずに追い出して2着馬と先頭争いを見せると、渋太く食い下がる相手を最後は力で捩じ伏せての完勝を収めた。


ここまでは良かったが、2・3着固定に並べられた2ジーティーマンはテンションが高過ぎた為にアオッてのスタートとなり、序盤から少し行きたがる面を見せてなだめつつ運ぶ形となったことから掲示板を確保出来ず6着という結果。

同じく2・3着固定に並べられた8ニシノイストワールは、東京コースでの速い上がりに対応出来ずに1着から1秒6差離されてのシンガリ9着という厳しい結果。

トルネードが提供したレース

3ファイアンクランツも2ジーティーマン、8ニシノイストワールも、ほぼ人気と着順が相応の結果であり、小細工の通用しない少頭数の2歳戦にありがちな結果が全てを物語っているようである。


騎手の名前を見るだけでも、このレースで高配当を狙ってはならない理由がわかるというものだ。




2024/11/17

シンケイバという競馬予想サイトの無料予想を抜き打ち検証

シンケイバの集客サイト(解体新書と競馬戦線)は、Googleでシンケイバの情報検索をすると、「3時間前」にインデックスされたばかりのサイトであった。しかし、これらのサイトは検証結果として、どちらも「3ヶ月も前からの検証を主張している。


検証期間もさることながら、その検証内容も信ぴょう性に欠けており18戦18勝の的中率100%と驚くべき結果を謳っていた。


しかし、競馬検証.comが1ヶ月(11鞍)連続で独自に検証したところ、戦績は11戦中、わずか1勝の10敗となった。


的中率9%の、回収率34%という、全く実績に見合わないお粗末な内容であった。
18戦18勝が、11戦10敗に急になるだろうか?


シンケイバの1ヶ月検証の後も検証を続け、抜き打ち検証も3度目となるので、そろそろ終わりにしようと思う。
最後の抜き打ち検証となる11/16と、11/17は、連日不的中

検証するのは、2024/11/17の京都4R2歳新馬ダ1200mで提供された買い目である。


シンケイバという競馬予想サイトの無料予想の抜き打ち検証
▲ シンケイバの無料予想(2024/11/17)

結果:3-10-5

データが揃っていない新馬戦とは言え、あまりにもお粗末すぎる結果に言葉がない。
結果的には、1番人気3番人気5番人気の順での決着であるが、買い目に指定した3頭の内1頭も馬券に絡んでいないというのは如何なものだろうか!?

シンケイバが提供したレース

対する馬券に指定された3頭だが、6番人気→4番人気→8番人気という「ワイドなので穴狙いで」とでも言いたげな内容だが、「新馬戦でルメール騎手を買い目から切る」というのは、ほとんど自滅行為に近いと言える。
実際に、京都04R2歳新馬→05R2歳新馬とルメール騎手が連勝した


シンケイバが推奨した9メイショウヨンクは太め残りであり、道中前半は中位のやや後ろ。直線でパッタリ止まったが、道中で押し上げる脚は見せたように使いつつよくなっていきそうな気配を見せた。

同じくシンケイバが推奨した1メイショウアオコチも同馬主であり、スイスイと逃げて4角でも余力はあるように見えたものの、あと1ハロンを切ってから失速とスタミナに問題あり。だった。


2歳新馬戦で、「メイショウ」さんの馬を中心に持ってくるのは無理がある
基本的には、マイナー牧場で自家生産種牡馬を種付けさせマイナー厩舎に預けた地味な血統であり、この時期からガンガン走るという若駒でもない。


やはり、この時期の2歳新馬戦で中心視するのであれば、吉田一族所有の早熟系海外生産馬に見られるような、早期から能力を発揮できる血統だ。今回の3キアニーナはその好例である。
レースは余裕残しも好馬体。パドックでは少しうるさい面があったものの、スッと行き脚がついて2番手でスムーズな競馬。手応え良く直線に向くと、あと1ハロンで先頭に立って押し切った。

必ずしも「海外生産馬」が全て良いというわけではないが、社台が海外から若駒を購入する場合は、下調べも入念に新たな血を入れるべく早熟な血統を買い付けて来るのが本流。
目利きもプロ中のプロが担当していることから、そこまでの駄馬を買わされるリスクも少ない。


それらを頭に入れておけば、必然と買い目の中心に入れる馬は決まるというもの。
ただ単に「配当を気にする」のであれば、このレースを選択すること自体が間違っているということである。