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サウジカップ、賞金は世界最高の総額約 22億円!
2020年 2月29日にサウジアラビアの 首都リヤドで、国際競走「サウジカップ(サウジC)」の第1回目が開催される。 -
サウジカップ招待済みの日本馬
そんな一攫千金のサウジCへ、既に招待状が届いている馬は1着賞金10億円のメインレースであるサウジC(ダート1800m)に、昨年のチャンピオンズCの覇者クリソベリルと、ゴールドドリーム(ゴールドドリームは昨年暮れの東京大賞典で引退が既に確定と考えられていたのだが、サウジCに招待されたので「現役続行」となった) -
サウジCへ渡航するジョッキー
またこの開催は前日の28日に国際騎手チャレンジが組まれており、ここには武豊騎手、藤田菜七子騎手の参加が予定されている。 -
サウジCの詳細と、開催場所の首都リヤドとは?
・開催日:2020年 2月29日
この「サウジC」が、いま世界の競馬業界、日本の競馬関係者の中で大注目されており、それもそのはず、なんと賞金の総額は、
ちなみにサウジCは5着でも約1億円、10着でも約2000万円の賞金が支給される。
しかもこのレースはなんと全て招待制で、馬の輸送費用だけでなく、関係者の遠征し、滞在費も全てサウジアラビアジョッキークラブが負担するという、物凄い待遇だ。
また、この「サウジC」の後にはそのままドバイに輸送できるというメリットもあり、関係者が色めきだっているのは当然だろう。
それと当日に、前座としてネオムターフC(芝2100m)にディアドラ、リヤドダートスプリント(ダート1200m)にマテラスカイ、3歳限定重賞のサウジダービー(ダート1600m)にフルフラットだ。
他にもこの開催に興味津々なのが、昨年のマイルGⅠ春秋連覇を飾ったインディチャンプ陣営だ。
使うとするならばザ1351ターフスプリント(芝1351m)なのだが「まだ招待状が来ない」と管理する音無調教師は嘆いているそうだ。
おそらく招待されなければ、既に招待済みのドバイターフに回ることになるだろうが、ここには同クラブ所属のアーモンドアイがいるため、ドバイでカチ合うよりは、ここで走らせたいという思惑があるだろう。
武豊騎手は世界を股にかけるジョッキーではあるがサウジアラビアは初なので、騎乗すれば16ヵ国目となる。
実は米国で殿堂入りしたエドガー・プラード騎手がサウジアラビアに遠征した際に50歳以上という年齢を理由に騎乗ライセンスが下りなかったことがあったため、昨年3月で50歳にになった武豊騎手も「サウジで俺は乗れるのか?」という不安があったそうだが、結局この点はサウジ側が折れたことにより騎乗が可能になったそうだ。
また藤田菜七子騎手も今年は絶好調で、小倉開催が始まるやいなや勝ち鞍を伸ばし現在6勝で関東リーディング3位(1位O.マーフィー27勝、離れて2位横山典8勝)に付けている。
マーフィーが勝ちすぎて他の騎手に勝ち星が回らないという状況は痛し痒しだが、それでも堂々と関東3位の座をキープして頑張っている。
そして今年の小倉は中京競馬場が改修中のため、6週間のロングラン開催だ。
昨年の新潟に続き、小倉リーディングも既に視野に入っているだろう。
南関東では昨年の川崎記念の売り上げが約8億円であったのに対し、今年は約13億円。入場人員も過去10年間の川崎記念当日では最多の144万人という、異常事態の台風の目はミカエル・ミシェル参戦の各競馬場で起きてる「ミカエル・ミシェルフィーバー」だ。
だが、そんなフィーバーに負けずに藤田菜七子も十分に存在感を示しているのだ。
今回のサウジ遠征で勝利を挙げようものなら名実ともに「世界の藤田菜七子」と言われるようになるであろう。
・主宰:サウジアラビアジョッキークラブ
・競馬場:キング・アブドゥルアジーズ競馬場
・コース:1800mダート・左回り
・頭数:最大14頭
・斤量:牡馬4歳以上57kg 3歳53.5kg 牝馬2kg減
6階建てのスタンドの収容キャパは3500人。
イスラム教が賭博を禁止しているため、ドバイと同じく馬券売場は無いんだとか。
《サウジC 賞金》※US$=106円換算
1位 | $10,000,000 | 10.6億円 |
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2位 | $3,500,000 | 3.7億円 |
3位 | $2,000,000 | 2.12億円 |
4位 | $1,500,000 | 1.6億円 |
5位 | $1,000,000 | 1.06億円 |
6位 | $600,000 | 6360万円 |
7位 | $500,000 | 5300万円 |
8位 | $400,000 | 4240万円 |
9位 | $300,000 | 3180万円 |
10位 | $200,000 | 2120万円 |
サウジカップが開催される「リヤド」はサウジアラビアの首都で、人口は2010年時点でおよそ525万人だった。
リヤド中心には高さ250メートルの「アルファイサリヤタワー」というランドマークがあり、サウジカップが開催されるキング・アブドゥルアジーズ競馬場は、首都リヤドから北東約40キロの、キングハーリド国際空港からタクシーで約20分で行けるジャナドリア地区にある。
見るとわかるように、辺りは砂漠。
アラビア半島のほとんどが砂漠で非常に乾燥しており、高温から、季節によっては夜間に凍結するなど、その気温差は激しい。
今度のサウジカップが開催される時期の気温は、平均17度〜23度。平均最低気温は9度くらいだそうだ。
(以下引用元:netkeiba.com)
今回のサウジカップの主宰であるサウジアラビア・ジョッキークラブが創設されたのは1965年で、年間の施行競走数は18/19年シーズンで635競走で、現役馬の総数は約9000頭と言われている。
キングアブドゥルアジーズ競馬場における開催は、例年10月から3月までで、金曜日・土曜日の週2日開催が原則。19/20年シーズンは40日の開催が組まれており、1日10競走を施行するのが標準的なパターンである。
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