桜花賞 (4月・GⅠ) (2019桜花賞の展望) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです
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牝馬クラシック第一弾の桜花賞
さて「ドバイワールドカップ」もドバイターフで日本馬アーモンドアイが勝つことができて、一旦「海外競馬」の熱を冷まし、今週4/7(日)は牝馬クラシック第一弾の桜花賞。
昨年の桜花賞では、ドバイターフで勝った前出「アーモンドアイ」が、異次元の強さで勝利したのだが、さて今年はどうだ?
昨年のアーモンドアイは1月のシンザン記念を勝利し、そのままトライアルを使わず桜花賞に直行し勝利したが、これはアーモンドアイだからこそ出来た芸当で、今年は王道ローテーションである阪神JF~チューリップ賞を連勝してきている「ダノンファンタジー」が、実績では他馬を一歩リードしていると言えるだろう。
ただ、昨年の阪神JFで「ダノンファンタジー」の半馬身差2着の「クロノジェネシス」も 前哨戦のクイーンCを制しているように、桜花賞に向けて順調なスタートを切っている。
昨年の直接対決がどうやっても逆転できないという内容ではなかったなら、キッカケ1つで着順が入れ替わってもおかしくないと言える。
さらにいえば、
阪神JF3着の「ビーチサンバ」もクイーンCは出遅れて絶望的な位置になりながらも前出のクロノジェネシスに際どく迫っている。
こと「マイル適性」という点においては、前出2頭に対してこちらが優位に映るので、ダノンファンタジー、クロノジェネシスの両馬がともにオークスまでを視野に入れた仕上げをしてくるならば、桜花賞でオークスを視野に入れない仕上げをしてきても驚けない「ビーチサンバ」の逆転の目も十分に考えらるかもしれない。
また、今年の桜花賞は前出3頭が桜花賞への表ローテーションで上位を独占しているため、以降に続く4番手、5番手と目される馬を特定できにくいことも今回の予想を難解にしている。
この状況で強いて4番手、5番手の馬を特定するとすれば、一応デビュー戦でダノンファンタジーを負かしてデビュー2戦目で牡馬相手に重賞のサウジアラビアRCを勝った「グランアレグリア」が実績的には4番手評価なんだろうが、いくらデビュー戦でダノンファンタジーを負かしたと言っても、向こうもこっちも仕上げは「あくまでデビュー戦」というものなら、そんな勝ち負け云々を比較すること自体ナンセンス。役に立たない。
サウジアラビアRCで牡馬相手に重賞を勝ったと言ってもた、たかだか8頭立ての競馬だから、ここに価値を見いだすのもやはり難しい。
さらには朝日杯FS3着も時計的には阪神JF3着のビーチサンバと同タイムだから、やっぱ評価出来ない。
それでもって桜花賞直行だから、データが少な過ぎてどうしても高い評価はできなくなる。
このような状況なら、ローテーションは地味ながらエルフィンS勝ちの「アクアミラビリス」を、個人的には大勢逆転の候補に取りたくなるw
兎に角この馬は切れ味が非凡。
如何にも外回りの切れ味勝負向きという感じの馬だし、小柄な馬ということもあり2月頭のエルフィンSで権利を取ってここまでゆったりと感覚を空けられたのも好感だ。デムーロがずっと乗り続けていて本番でもこの馬を選んだというのも気になる要素と言える。
総じて言えば、今年の桜花賞は「横」の比較がとても難しいメンバー構成だ。
一見、実績馬とそうでない馬との間が開いているようにも見えるが、如何せん比較材料が乏しいメンバー構成だから、予想だにしない馬の出現があっても驚けない。
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