菊花賞 (10月・GⅠ) (菊花賞は、空前の低レベル) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです
今年の2017年 菊花賞は、空前の低レベルだそう。
低レベルで話題の悲しい「2017年 菊花賞」だが、皐月賞馬のアルアインがいるだけまだマシと考えるか。
その皐月賞馬アルアインを管理するのは、関西の名門 池江厩舎で、今年は三頭出しで「アルアイン」と「サトノアーサー」、「クロニクル」の「サトノコンビ」で三頭で既に池江調教師の中では三頭の序列が出来上がっているようだね。
池江師が1番手に評価しているのが、同厩舎所属のダービー2着馬サトノラーゼンの弟サトノクロニクルだそうで、その理由はいたってシンプル。
「父がハーツクライだから」のよう。
少し表現がシンプルすぎたかな。
池江調教師っていえば、文字通り親子にわたりディープインパクトを知り尽くしている「ディープ研究家」の第一人者とも言える人物。
昨年はサトノダイヤモンドでレースを制しているが、どうも本質ディープ産駒は「菊花賞」向きではないと考えているようだ。
「何だ、それだけかよ」
…って言う人には、もー少し私が調べたちょっとディープなネタを開示すると、サトノクロニクルの母、トゥービーはIntikhabの産駒で、代表産駒には外国産馬の身でありながら2010年、2011年のエリザベス女王杯を二連覇したスノーフェアリーがいる。
そしてこの2回とも騎乗していたのが、今を時めくR.ムーアだ。
母の父としてIntikhabは昨年の凱旋門賞馬のファウンド(Found)を出しており、日本でも先日行われた2歳重賞のサウジアラビアRCを勝った「ダノンプレミアム」をも排出しているのだ。
血統的には遡ると、サンデーサイレンスと同系のヘイルトゥーリーズンって馬にたどり着くのだが、仮にディープインパクトを配合してもクロスはヘイルトゥーリーズンの4×5程度(母親に4代前と父親の5代前にヘイルトゥーリーズンがいるという事)で、さほど気にする近親配合とはいえず、むしろ母の父として活力のある牝系ともいえる。(ハーツクライを配合しても同じでヘイルトゥーリーズンの4×5)
サトノラーゼン、クロニクル兄弟は母の父Intikhabを活力にして実績を残してるが、クロニクルのほうは父がハーツクライであるため、父がディープのラーゼンよりも距離に融通性があり、成長力も期待できるって結論になるのであれば、池江調教師の分析もうなずけるかな。
G1出走馬の父系の 9割以上がサンデー系である近年のクラシック戦線では、こういう豆知識も意外と役に立つから、ご参考にしてくださいw
最後にオマケ。
先週の秋華賞は、ハービンジャー産駒のG1勝利で胸をなでおろした牧場関係者は多いと思うけど、個人的にはようやく「ハービンジャーの仕上げ方」を外厩を含む牧場関係者がわかってきたんじゃないかな?って、そんな結果だったんじゃないかな。
これから結構ハービンジャー産駒が多くなるだろーね。
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