競馬予想サイトのトラブル対策と相談先まとめ
「競馬予想サイトのトラブル対策」の目次[∧]
競馬予想サイトに関するトラブル事例と相談先について
信頼性に注意が必要な競馬予想サイトによるトラブル報告が近年増加しています。
こうしたサイトの存在は、実際に的中実績や回収率に基づいた無料予想を提供している健全な競馬予想サイトの信頼性まで損なう恐れがあります。
「優良サイト」と「注意が必要なサイト」の線引きは、最終的にはユーザー自身の判断に委ねられますが、「必ず儲かる」「高確率で当たる」などの誤解を招く過剰な広告表現が見られるケースには注意が必要です。
このセクションでは、過去に競馬予想サイトを利用してトラブルに遭った方が、どのような窓口に相談すれば良いか、また相談先の選定時に気をつけたいポイントを解説します。
なお、相談を受ける側の団体や窓口によっては、後にさらに不安を感じるような対応が行われることもあるため、情報収集と冷静な判断が重要です。
また、相談を通じて別の業者に誘導されるといった二次的なトラブル報告も存在しますので、相談窓口の信頼性についても十分に確認してから連絡するようにしましょう。
正しい相談窓口を選ぶことが大切です
競馬予想サイトで問題が発生し、「競馬 詐欺 相談」といったキーワードで検索すると、多数の簡易的な情報サイトや探偵事務所・相談所のページが表示されます。
近年、競馬予想サイトの利用に関するトラブルが増加しており、それに伴って相談窓口の数も増えている状況です。しかしその一方で、利用者の不安や焦りに付け込むような相談窓口も見受けられます。
中には、「競馬予想サイトによる被害相談・返金相談を受け付けます」と案内していながら、実際の対応では「予想は提供されているため、返金には応じられない」と回答するなど、十分なサポートが得られないケースも報告されています。
こうした背景を踏まえ、トラブルに遭った場合には、検索上位に表示された民間の相談窓口に安易に依頼するのではなく、信頼できる公的な相談機関にまずは相談することをおすすめします。
特に「国民生活センター」では、消費者保護の観点から中立的かつ丁寧な相談対応が行われており、安心して相談できる窓口として推奨されています。
警視庁のホームページ
国民生活センターのホームページ

「弁護士ドットコム」に競馬予想サイトに関する相談をする
「弁護士ドットコム」とは
弁護士ドットコムは、多数の弁護士が登録している法律相談サイトで、「弁護士をもっと身近に」という理念のもと運営されています。
無料相談や弁護士検索機能などを提供しており、法律トラブルに対する第一歩として利用されています。

「弁護士 無料相談」といった検索キーワードで見つけることができ、身近な相談先として注目されています。
ただし、特定商取引法に基づく表記を見ると、実際には月額330円(税込)のサービスであることが明記されており、完全無料というわけではない点に注意が必要です。
「無料相談」と表現されていても、「登録後の基本サービスが月額制で提供されている」と理解することが大切です。ご利用の際には、サービス内容や料金体系について事前にしっかりと確認しておきましょう。
「弁護士ドットコム」に競馬予想サイトの相談をしてみた体験
競馬予想サイトに関するトラブルについて、法律相談ポータル「弁護士ドットコム」の問い合わせフォームを通じて相談を行いました。
「弁護士ドットコム」は全国の弁護士とつながることができる大規模な情報サイトであり、相談機能が充実している点が魅力です。
実際に相談フォームから複数回にわたり問い合わせを行ったところ、初回には弁護士から返信をいただくことができました。
しかし、その後の返信が途絶えてしまい、内容もやや簡素な印象で、質問に対する的確なアドバイスが十分とは言えない面もありました。
加えて、返信後に再度補足を送信しても、返信が得られない状況が続きました。
すべてのケースが同様とは限りませんが、こうした体験もあるため、相談先として利用する際は、内容の記録を取るなど、自身でも冷静な対応を心がけることが大切です。
利用者としては、「信頼できる専門家とつながれる」という安心感から相談するケースが多いと思われますが、タイミングや相談内容によっては、十分なサポートが得られない場合もあるようです。
また、相談後には「bengo4-support」名義で「新着ニュース」が継続的に送られてきました。
「新着ニュース」とされていますが、その内容は、自身の相談内容とは直接関係のない情報ばかりで、相談後も配信が続きました。
この配信は、個別の相談に応じた情報提供ではなく、自社内の一般的な情報が自動配信されているものであると判断し、最終的には電話で配信停止の依頼を行うこととなりました。
そのため、「弁護士ドットコム」はあくまで参考情報のひとつとして利用し、登録後の案内についても事前に把握しておくことが望ましいといえるでしょう。

区役所に競馬予想サイトに関する相談をする
区役所にも相談窓口があります
私の住んでいる地域の区役所にも、被害に関する相談窓口が設けられていました。
この窓口では主に「法律」に関する相談を受け付けており、もし競馬予想サイトなどで不安を感じた際は、無料で弁護士に相談できる機会があります。
お住まいの地域によって対応状況は異なりますが、市役所や町役場などにも類似の窓口がある場合がありますので、まずは最寄りの自治体に問い合わせてみることをおすすめします。
区役所に競馬予想サイトの相談をしてみた体験
私の場合、まずは電話で相談日時の予約を行い、後日対面での相談を受けることができました。
1人あたりの相談時間は30分程度と限られていたため、事前に要点を整理して臨みました。
相談当日、やや頼りなさそうな若い弁護士と思われる方が対応してくださいました。
設備や対応にはやや簡素な印象を受けましたが、実際に会って話せたことで安心感はありました。
ただし、「返金の可能性」や「どの行為が法律に抵触するか」といった点については、明確な回答は得られませんでした。
相談中には六法全書を参照する様子もあり、実際の判断には時間を要する印象でした。
六法全書を参照している間も時間は進み続けるので、あっという間に制限時間となります。録音していた内容を後から確認したところ、明確な助言や具体的な対策には至っていなかったと感じました。
続きの相談を希望したところ、担当の方から「実質的な進展は難しい」と遠回しに伝えられたため、再訪は断念しました。
このようなこともありますので、区役所での法律相談は有益な場ではありますが、過度な期待をせず、ひとつの情報源・相談先として活用されるのが良いかもしれません。
返金相談で注意すべき二次被害の実態
来所を促し相談料を請求されるケース
「競馬予想サイト 詐欺 相談」などで検索を行うと、「被害の証拠(振込明細など)があれば返金対象になる」と説明している相談所が多数表示されます。
しかし、そうした相談所の多くは探偵事務所や個人運営によるものであり、実際には弁護士が対応しているわけではないことが少なくありません。
無料相談と案内しておきながら、連絡後に「一度事務所へお越しください」と案内され、来所後に相談時間を計って料金が請求されるといったケースも確認されています。
探偵業者には返金交渉の法的な権限がない
探偵業は、基本的に調査行為を行うことが業務範囲であり、債権回収や金銭の返還請求といった行為は、弁護士法に抵触する可能性があります。
そのため、競馬予想サイトに関する金銭トラブルが発生した際に、探偵業者が返金を実行するようなことは法的にも許されていません。
あくまで調査支援の範囲にとどまるものであり、正式な交渉や返金の対応は弁護士に依頼する必要があります。
情報内容をたびたび変更する相談所の存在
競馬予想サイトのトラブルに関連する相談先の中には、探偵業としての届出がない、あるいは十分な資格が確認できないケースも見受けられます。
こうした事業者が、競馬予想サイトに関する被害をきっかけにビジネス展開を図っている例も報告されています。
以前、「詐欺相談者の会」と称する団体が存在していました。
当初は「詐欺被害の調査・返金総合事務所」と名乗っていましたが、その後、サイト名を変更し、事業内容も「詐欺・疑惑の情報提供および対策アドバイス」に変化していました。
サイト内では「500万円の競馬詐欺被害から返金」や「返金額200〜300万円」といった実績例が示されていましたが、掲載内容はやや不透明で、あくまでアドバイス提供を主とする形式に変更されていたため、法的リスクを回避する意図が見受けられました。
現在そのサイトは閉鎖されており、詳細な理由は不明ですが、相談者との間でトラブルが発生した可能性や、行政指導を回避する目的があった可能性も考えられます。
もちろん、すべての相談所が問題を抱えているわけではありませんが、無料相談とうたいつつも、実際には一部有料サービスに誘導されるケースもあるため、事前に料金体系を明確に確認することが重要です。
最近増えている「相談後に紹介」する形式のサポート
近年、競馬予想サイトに関するトラブルの相談を受け付ける「相談所」の中には、従来の対応方法から手法を変え、「相談を受けた後に専門機関を紹介する」という形式に移行しているケースが見られます。

ある相談サイトでは、「毎日10件以上の詐欺相談を受けている」と記載がありました。しかし、実際には検索結果の下位に位置しており、日々多くのアクセスがあるとは考えにくい状況でした。
このサイトは、トラブル相談の対応自体は行っておらず、代わりに提携先として「法律家」や「調査会社」を紹介する形をとっています。
これは相談窓口とサポート機関の間に一段階の仲介を設けていると見ることができます。
また、相談前に個人情報や被害状況などの詳細を入力する形式となっています。
ここが万が一不適切な運営であった場合、「すでに課金をしている」といった最も重要な情報が、第三者に渡るリスクも懸念されます。

中には、返金実績や対応件数を明記しながらも、実際には競馬予想サイト名を多数掲載するのみで、十分な検証や裏付けが確認できない相談サイトも存在しています。
こうしたサイトは、検索エンジンでの上位表示を目的に、対象サイト名を羅列しているので分かりやすいです。
相談を検討する際には、実際に契約を結ぶ前に、対応内容や料金体系、個人情報の取り扱いなどについて明確に確認し、納得した上で進めることが大切です。
過度な期待を抱かず、慎重な判断を心がけましょう。
相談先選びで発生する二次的なトラブル事例
《実例》調査による二次被害
ある相談者に起きた実例だが、「無料相談」と聞いて相談に行ったところ、「契約すればすぐに調査を開始する」と説明を受けました。
しかし契約書を確認すると、具体的な費用が明記されておらず、調査内容も明確に示されていなかったとのことです。
相談者は急を要する状況であったため、相場的な範囲だと判断し契約したものの、後日「「調査が完了した」として約100万円の請求を受けたといいます。
金額に対する問い合わせを行った際も、「すでに調査済であるため対応はできない」と説明されたとのことで、納得できないまま支払いを求められたという報告です。
こうした事例は、事前の説明不足や契約内容の曖昧さが原因で発生するトラブルであり、実際の調査結果と費用の妥当性を確認する術がないまま進行してしまうこともあります。
契約前には必ず金額や調査方法を明確にした書面を確認することが大切です。
《実例》支援機関を装った案内と情報提供のリスク
投資関連で被害を受けた相談者が「返金サポート」をうたう支援団体に相談したところ、組織の名称や連絡先を提示されたうえで返金手続き前の「事前審査が必要」と案内され、審査の一環として調査前の段階で調査料の支払いを求められたという報告がありました。
その後、返金どころか審査結果として「勤務先がないため審査に通らない」と連絡され、対応を継続するには「どこかの会社の社員登録証明書を購入すれば審査に通る」との説明とともに追加費用を案内されたそうです。
結果として、総額200万円を超える費用が発生したにもかかわらず、返金には至らなかったとされています。
後日確認したところ、案内された組織の所在地は私設私書箱であり、法人登記なども確認できなかったとのことでした。
このようなケースでは、被害相談を通じて別の被害につながる「二次トラブル」になる可能性があります。
信頼できる情報提供先を選定する際には、事業実態の確認や契約内容の明示、費用体系の透明性などに注意を払いましょう。
「返金」に過度な期待を持たないために
競馬予想サイトに関する金銭的なトラブルが発生した場合、最後の手段として相談されることの多い司法書士や弁護士ですが、すべての専門家が親身に対応してくれるとは限りません。
中には、過去の実績を強調しつつ丁寧な対応を見せながら、早期の契約を促し、結果として調査費用や相談料のみが請求される事例もあるようです。
返金を目的とした相談であっても、実際には回収まで至らないケースが少なくありません。
また、警察に相談した場合でも、刑事事件として捜査が行われることは非常にまれであると言われています。
警察の対応は主に犯罪性の有無を判断するものであり、金銭被害の補填や返金を行う機関ではないため、その点への過度な期待は禁物です。
競馬予想サイトに関連する返金トラブルの大半は、刑事事件として立件されることはないという現実があります。
仮に事件化されたとしても、被害金の回収が実現する可能性は非常に低く、実際に返金されるケースはごくわずかです。
そのため、「返金」に強い期待を持つよりも、初めから信頼できる競馬予想サイトを見極めて利用することが、トラブルを未然に防ぐ最も効果的な方法と言えるでしょう。
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実際に起きた競馬予想トラブル
<競馬予想トラブル>紀の川市で確認された事案

和歌山県紀の川市にて、競馬情報の提供を巡る金銭トラブルが発生し、岩出警察署が捜査を開始しました。
報道によると、情報提供会社を名乗る人物から「競馬において特定のレースで信頼性の高い情報がある」と電話を受けた男性が、指定された複数の預金口座に総額476万円を振り込んだとされています。
実際のやり取りは、該当の人物から「1日1〜2レースに的確な予想がある」と伝えていたようです。
「オッズが1000倍を超える高額配当のレースが対象とされた」ことで、男性はその可能性に期待を寄せ、1ヶ月間で合計12回の送金を行いました。
しかし、その後伝えられた予想はすべて外れとなり、連絡を取ろうとした際には別人が対応し、「資金を調達中なので待ってほしい」と説明されたものの、返金はされなかったとのことです。
男性は状況を警察に相談し、最終的に被害届を提出。県警によれば、和歌山県内で競馬に関する情報提供を巡る送金トラブルが確認されたのは当時初めてであり、注目を集めました。
このような事例は、過度な期待や高額配当への誘惑によって冷静な判断が難しくなることがあります。
<競馬予想トラブル>Yahoo!知恵袋に寄せられた相談事例
競馬予想サイトに関する情報提供のやり取りを巡って、Yahoo!知恵袋には以下のような相談が投稿されていました。

投稿者は、生活環境の変化により経済的な不安を抱える中、「少額の情報提供料で始められる」という案内に応じ、競馬情報会社のサービスを利用し始めたとのことです。
初回に提供された予想が的中したこともあり、信頼性があると判断。続けて「高配当が見込める」とされた情報を得るために高額な入金(100万円)を行いましたが、その後の予想は的中せず、結果的に精神的・経済的な負担が大きくなったといいます。
相談の中では、家族への説明や信頼関係の維持も困難となり、深刻な状況に陥ったことが記載されています。また、投稿者は「運営元と金銭のやり取りに関して、返金や対応の手段があるか」といった質問も寄せています。
このような事例は、情報提供の信頼性を見極めることの難しさと、金銭に関わる判断を慎重に行う必要性を示しています。
<競馬予想トラブル>情報提供を受け約2,400万円の損失
大阪府警黒山署は堺市の70代の女性が、競馬の予想情報を提供すると持ちかけられ、情報料名目で約2,400万円を振り込んでいたことを発表しました。
黒山署によると、女性宅に「レースオッズ」と名乗る情報提供会社から郵送で案内が届き、「馬券で副収入を得ませんか」といった内容が記載されていたそうです。案内にはフリーダイヤルも記載されており、女性が連絡したところ、相手方から「競馬情報の的中率が非常に高く、結果が出れば返金される」といった説明を受けたとのことです。
女性はその説明を信じ、預貯金や借入れを用いて、複数回にわたり計約2,400万円を指定口座へ振り込んだとされています。しかし、その後は連絡が取れなくなり、返金もされないまま経過したため、女性は警察へ相談を行い、調査が進められました。
このような情報提供に関する勧誘では、十分な注意と事前確認が必要です。
<競馬予想トラブル>長岡市内での被害事例(総額314万円)
長岡市に居住する50代の男性が、株式会社グローバル通信を名乗る団体から、「競馬の当たり情報を教えます。当たると金額が大きいです」と記載されたメールを受信しました。
その後、男性の自宅に同社の「タカハシ」と名乗る人物から電話があり、「今回、でっかいのがあるからやりませんか。賞金の1%を情報料として頂きます」などと説明を受けました。
これを受けて、男性は3月14日から4月26日までの間に、長岡市内の金融機関ATMから計5回にわたり、総額314万円を振り込みました。
しかし、後日グローバル通信に連絡を試みたところ、連絡がつかなくなったため、男性は状況に不安を感じ、警察に相談しました。
このような事例では、早めの相談や公的機関への確認が大切です。競馬予想サイトに関する情報の真偽を見極めるためには、公式情報や信頼性のある第三者による検証結果を活用することをおすすめします。
<競馬予想トラブル>帯広市内での被害事例(総額1900万円)
帯広市内に住む70代の自営業の男性が、競馬関連の情報提供会社を名乗る人物やロト6の抽選情報に関する情報提供者を名乗る人物から高額配当を謳われ、2か月にわたり指定された口座への送金やレターパックでの現金送付を行い、最終的に約1,900万円の被害に遭ったとされています。
地元の警察署によると、最初に男性のもとに競馬情報提供会社を名乗る団体からのダイレクトメールが届き、後日、同団体の社員と名乗る人物から電話があったとのことです。会話の中で「ジョッキーや馬主、調教師とのつながりにより確実に利益が出る」などといった説明を受け、男性はその話を信用してしまったとみられています。
その後、12月中旬までの間に、市内の金融機関から馬券購入代金として指定口座に送金したほか、約1,300万円を郵便のレターパックで都内にある同社の私書箱に郵送したとされています。
さらに翌月、男性の携帯電話にロト6関連の情報提供者を名乗る人物から連絡があり、「抽選は機械制御であるため、特定のパターンから予測が可能」と説明され、追加で約600万円を送金してしまったとのことです。
最終的に、金融機関側が不審な振込に気づき、警察へ通報。
男性も警察からの確認を受けるまで状況の異常性に気づいていなかったと報告されています。
<競馬予想トラブル>勝ち馬情報を名目にした高額被害事例
山口県警は15日、架空の競馬レースの予想情報を名目に現金約250万円を不正に受け取ったとして逮捕されたのは、埼玉県三郷市在住の会社役員・金木真英容疑者(40歳)、神奈川県海老名市在住の樋田悠容疑者(30歳)を含む5名です。
捜査当局によると、容疑者らは全国およそ200人から、総額で約1億円にのぼる資金を集めていた可能性があると見られています。
具体的には、容疑者らは島根県雲南市に住む55歳の男性に対し、「絶対に稼げるレース情報がある」「必ず配当が得られる」といった説明を繰り返し、レース情報料として3月中に4回にわたり、計250万円を送金させたとされています。
このような事例は、競馬予想サイトを装った情報商法によるトラブルの一環であり、利用者が過度な期待を持たないよう、事前の確認と冷静な判断が求められます。
<競馬予想トラブル>出来レースと偽った高額請求の事例
競馬における出来レースを名乗る情報を提示し、高額の情報料を請求した事例として、大分市の男性会社員(69歳)が被害に遭った件で、大分中央署は該当の容疑者を逮捕したと発表しました。
容疑者は、住所・職業不詳の豊好恭英氏(26歳)で、「人から依頼されただけ」として容疑を否認しているということです。
警察の発表によると、7月20日、容疑者は男性に対して「公営競馬で勝ち馬が決まっており、200万円を10倍にできる」といった文言で連絡し、男性は別府市内の銀行ATMから160万円を振り込みました。
さらに、その後「40万円足りずレースが成立しなかった」との説明を受け、損害金の名目で追加の40万円を振り込んだとのことです。
調査によると、容疑者は都内ATMで現金を引き出しており、事件との関係が特定されました。被害者の男性は4月下旬から競馬情報サイト関係者と連絡を取り始めていたと証言。これまでに総額で1000万円近い送金が確認されており、複数の人物が関与していた可能性もあるとして、現在も捜査が続けられています。
このような事例は、無料予想サイトや口コミで注目された競馬予想サイトを装った情報提供の中にも起こりうるため、利用者は冷静な判断と十分な情報確認が必要です。
<競馬予想トラブル>「事前に結果が決まっているレース」との連絡から拡大
「特定のレース結果が事前に分かっている」などとする内容の連絡が突然届く事例が増加しており、こうした競馬予想に関するトラブルについて、国民生活センターへの相談件数は過去5年間で約3倍に増加しています。
実際に確認されている内容としては、情報提供をうたう事業者や個人から「レース結果が事前に分かっているから高額配当が狙える情報がある」といった内容の連絡があり、その見返りとして情報料や手数料の支払いを求められるケースが報告されています。
たとえば、ある会社員の方(27歳)は、職場の同僚から「信頼できる情報源がある」と持ちかけられ、最初に3万円を手渡したといいます。続けて「配当金が入ったが手数料が必要」と説明され、さらに16万円を支払いましたが、その後の連絡が取れなくなったという事例が報告されています。
その後、この同僚は他の職場の知人からも合計47万円を受け取っていたことが判明し、調査の結果、金銭のやり取りが問題化したとされています。
こうした「事前に結果が分かっている」とされる競馬情報の提供に関する相談は、全国で複数報告されており、日本中央競馬会(JRA)も公式に「レースの結果を前もって知ることは不可能である」と注意喚起を行っています。
信頼できる情報と見分けがつきにくいケースもあるため、利用者自身が冷静に判断し、根拠の明確でない情報に対しては慎重な対応をとることが推奨されます。
約20の異なる団体名を使い分けて活動していた
兵庫県警捜査2課および尼崎東署は、競馬の利益が得られるとする虚偽の案内で金銭を受け取っていたとされる事件について、最終的な捜査結果を発表しました。情報提供を行っていた会社の代表である豊田重幸被告(36歳、公判中)ら計5名を、神戸地検尼崎支部に追送検し、今回の捜査を終結したとしています。
警察によると、平成16年9月から23年1月にかけて、兵庫県を中心とした地域で合計11人の被害が確認され、被害件数は143件、総額は約1960万円にのぼるとのことです。
被疑者らは約20の異なる団体名を使い分けて活動していたとされており、確認された銀行口座には約13億3000万円に及ぶ入金があったと報告されています。
また、競馬予想サイトの中にも、サイトごとに法人登記を行っている例も確認されています。
そうした一部のグループサイトでは、公開直後にもかかわらず検証済みとされ、集客サイトにて高く評価されている事例も見受けられます。
このような集客サイトの中には、検証期間や実績の提示方法において、やや不自然に感じられる構成となっているケースもあります。
一見「信頼できる競馬予想サイト」や「無料予想サイトの口コミ」のように装われている場合もあるため、判断の際には十分注意し、複数の視点で情報を確認することが重要です。
最後に。
競馬予想サイトに関するトラブルは、近年ますます多様化し巧妙化しています。
本記事でご紹介したような実例や注意点を参考にしながら、少しでも違和感を覚えた場合には冷静な判断を心がけ、情報の真偽を見極める視点を持つことが大切です。
安全に、そして健全に競馬を楽しむために、本記事が少しでも参考になれば幸いです。
6/29の無料予想では、497.5倍、8.3倍、の全2券種的中。推奨額購入した場合、合計で15万超。
仮に各券種500円ずつ購入していた場合、無料予想なのに、合計払戻額は25万 2900円になっていた。
また、前日の 6/28にも無料予想で119.2倍の的中。
仮に500円で購入した場合、無料予想の払戻額は5万 9600円になっていた。 2日続けて無料予想で万馬券だった。
「馬券茶屋」は見解こそ記載されていないものの、これまでの的中実績や現在の回収率から判断すると、現時点では優良評価に値する競馬予想サイトであるといえる。