競馬の楽しみ方〜馬主オーナー編 (2022年は、より期待できそうな金子オーナー馬) |競馬情報は、競馬のブログ形式の競馬コラムです
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2022年は、より期待できそうな金子オーナー馬
ダービー馬、ワグネリアン急逝の後…
2018年の日本ダービーを制したワグネリアン(7歳)が、今月5日、多機能不全により急死した。(馬の平均寿命25-30年)
昨年のジャパンカップの後に体調を崩して休養に入っていたが、結局そのまま回復することなく、非常に心を痛める最後となってしまった。
その日本ダービーの勝利は、福永祐一騎手に初めての「ダービージョッキー」のタイトルをもたらした、競馬界においても印象に残るダービー馬だ。
福永祐一騎手本人も「素晴らしい経験をさせてもらった馬。感謝しかない」とコメントをしている。
冥福を祈るとともに、安らかに眠って欲しい。先輩馬に捧げる勝利。飛躍の勝利。
そんな悲しいニュースがあった後の先週の中央競馬開催にて、弔い…ではないかもしれないが、ワグネリアンと同じ勝負服の馬たちがファンを沸かせた。
まずは土曜日に行われた愛知杯で、重賞初挑戦のルビーカサブランカが最内強襲から勝利をゲット。鞍上には、この勝利で36年連続重賞勝ちとなった武豊騎手。明け5歳になるが、今年の飛躍を期待されるレースとなった。
そして続く日曜日、日経新春杯ではヨーホーレイクが、昨年の日本ダービー以来となる出走にもかかわらず歴戦の強豪たちを撃破して勝利した。
ディープインパクトでもお馴染みの勝負服「金子真人HD」が同週2日連続で重賞勝ちを収めたのだ。ダビスタオーナー金子真人
多くの名馬とともに、数々のビッグタイトルを獲ってきた金子真人オーナーだが、自身の所有馬を掛け合わせ、その子供でGIを勝つ。…ファンの間では「ダビスタオーナー」とも言われる超敏腕オーナーだ。
記憶に新しいところでは、昨年の桜花賞馬ソダシ(父クロフネ×母ブチコ)、秋華賞馬アカイトリノムスメ(父ディープインパクト×母アパパネ)は、父母ともに自身の所有馬だ。
いわゆる「カネコ馬」が血統表にズラリと並ぶ。
先週重賞を勝った2頭もまた、自身が所有していた馬同士で配合し産まれてきた馬であり、そのすべてが成功している訳ではないが、こうもポンポンと結果を出すと、見ている我々はもちろん、オーナーサイドも非常に楽しいものだろう。
競走馬、競馬界の常…ではあるが、去る馬がいれば、新しく芽を出す馬がいる。
冒頭のワグネリアンの急死はオーナーサイドにとっても非常に悲しい出来事ではあったが、また新たな活躍馬が出てきたのは喜ばしいことだ。2022年は、より期待できそうな金子オーナー馬
ただ、そんな敏腕オーナーとて、毎年のようにポンポンとビッグタイトルを獲っているわけではない。
他の個人馬主に比べれば十分多いのだが、金子真人オーナーが1年間で最も重賞を勝ったのは2001年(この時は『金子真人』の個人名義)の10勝。それに続いて2000年、2015年に9勝があるのだが、今年2022年度は、その年間10勝の記録超えを期待させるような年明け早々の2日連続重賞勝利となった。
(ちなみに2001年はクロフネがGI 2勝含む重賞4勝。その他ではトゥザヴィクトリー、ブラックホークがそれぞれGIを勝っている。)
クラシック戦線ではまだコレといった有力馬は出てきていないものの、前述のソダシやアカイトリノムスメは古馬になっても期待が十分できる。
その他にも古馬勢は十二分に戦力が揃っているし、ここからのクラシック戦線に名乗りをあげてくる馬もいるだろう。
今年2022年の一年は、そんな記録達成も気にしながら金子オーナーの馬の活躍を見届けたいところである。
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